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リワーク(デイケア)について考える〜体験談#1〜

今日もしこしこリワークに行ってきました。

今回は、そもそもリワークって何なのか、目的は何か、何をしているのか
その辺りについて、体験談と私個人の考えをつらつら書いていこうと思います。

リワークに参加することをお考えの方や迷っている方、これから参加することがすでに決まっている方におすすめの記事です。
少しでもご参考になれば幸いです。

そもそもリワークってなに?

詳しくはググっていただければと思うのですが(いきなりぶん投げるスタイル)、
簡単に言えば、復職に向けた事前準備です。

病院で行われていたり、民間団体で行われていたり、
個人で行うところ、集団で行うところ等、形態は様々ですが
リワークの目的から考えると、集団で行うところが多いのではないかと思います。

私が通っているリワークは、病院で、集団で行われているものになります。

リワークの目的は?

目的は人それぞれで定めるべきものと個人的には思っていますが
一般的には復職準備で通うものなので、それに応じた目的になるかと思います。
例えば、コミュニケーションに自信がない方であれば、その自信を取り戻すためだったり。

私の目的は2つあります。

1つ目は、仕事全般の自信が無くなってしまったので、
その自信を少しでも取り戻すために、時間が決まっているプログラムに通い続け、
プログラムをこなしてスモールステップをクリアすることで、人としての自信を取り戻すこと。

もう1つは、この機会に何か新しいことにチャレンジしてみたかったためです。

元来、私は新しいことや新しいものが好きで、機会(と元気)があれば後先考えずどんどん飛び込むタイプなので
今回も、休職しているからこそ経験できるリワークを経験して、何かを得たいと思っています。
そして今、実際にリワークに参加していて、何か得られていると実感しています。

人生で経験したことのない、示唆に富んだプログラム

私が参加しているリワークでやっていることの一例をあげると、

・2時間ひたすら折り紙を折る
・みんなでダーツをする
・グループで自由におしゃべりする

こんな感じです。

端から見たら、「え、こんなんが復職準備なんて言えるの?」と思われるかもしれません。
実際、通い始めた時期は私も同じことを思っていました。
こんなことしていて、本当に会社に戻れるのだろうかと。

疑心暗鬼のままプログラムに参加していましたが、2時間折り紙を折り続けたときに考えたんです。なぜ私は2時間も折り紙を折るのかと。

ふと思いました。普通だったらこの時間は「仕事」をしているはずの時間。でも私がやっているのは折り紙。
つまり、折り紙は「仕事」なんです。私は2時間、折り紙という「仕事」をやっていたんです。

2時間の間に完成品を何個作れるのか、どのくらいのスピードでやれば終わりそうなのか、逆にやりやすいスピードはどのくらいなのか。終わらなかったらどうするのか。
折り紙を「仕事」と捉えて考えると、こんなにも考えることがあったんです。

結局、キリの良いところまで終わらず、中途半端な作品が残ってしまいました。
プログラムが終わった後に少しやって帰ろうかなと思ったのですが、
折り紙は「仕事」。つまり、プログラムの時間は「勤務時間」。それが終わった後の時間は「残業」です。

私は、自ら進んで「残業」しようとしていたことに気づきました

これに気づいた時、私は「リワークってすごい」と感じました。
仕事してる時の思考の癖がわかったんです。

リワークに通ってよかったかどうかは、人による

確かに今、大したプログラムはやっていないのですが、でも今会社に戻ったとしても大した仕事はできないなと思うんです。

だったら、しっかり自信を取り戻して、仕事というものを捉え直して、ペースを調整して、生まれ変わってから戻った方が絶対にいい。
私はそう結論づけて、リワークに通うことにしました。

折り紙折って何の意味もないんじゃと思う方には、あまりリワークは役立たないかもしれません。

なぜこれをやるのか、この作業からなにを学ぶのか、

それをフラットに考えられる人が、リワークに向いてるんだと思います。
でもこれって、リワークだけじゃなくて、仕事でも日常生活でも大事な視点だと思います。
いかに先入観を取っ払い、フラットに物事を考えられるか。
私はこういう思考が苦手なので、このリワークでしっかり学んでこようと思っています。

ちなみに今日はストレッチをやってきました。気持ちよかったです。
うつ病だったりするとなかなか外に出れなかったり運動なんてできなかったりするので、こうして半強制的に体を動かすプログラムがあるんだと思います。
体を動かすことは本当に大事ですね。

それではまたリワークについて体験談を書いていきますね。

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