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積読人たち

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「積読」と検索したらひっかかってしまった幸運の記事を収集します。きっと、お家が積読であふれている徳の高い方が執筆された記事ばかりでしょう。
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2023年1月の記事一覧

【20代で海外移住】超・凡人系会社員だった"私の思考"をぶっ壊した本4選【バリ島在住7年目】

みなさまこんにちは。 バリ島在住フリーランスのAYANAです。 私のTwitterやInstagramを フォローしてくださっている方は、 ・海外の生活に憧れていたり ・将来的に海外に留学、就職したい ・海外ノマドになりたい! ・今付き合っている外国人の彼と結婚したい そのように思っている方も いらっしゃいますよね。 簡単に私の経歴をご紹介します。 として活動してきました。 私生活では バリ島に住み始めて7年目。 インドネシア人の夫(相方)と 結婚して4年目とな

どの世界にひきこもればいいのだろうか?

『ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語』頭木弘樹(編集) エドガー・アラン・ポー「赤い死の仮面」 感想を書こうと思っているのだが、いろいろ考えてしまって書けないのであった。それはエドガー・アラン・ポー「赤い死の仮面」を最初に読んだのだが、コロナ感染の最初の頃で、クルーズ船での感染事故がニュースであったりした。その後にカミュ『ペスト』がベストセラーになったりした(「100分de名著」でも取り上げられた)。そうした教訓を得ていたのかもと思ったら未だに感染症

切なさへの思慕

断捨離していると気づく。 捨てて良いもの、忘れたいもの、忘れたくないもの 私は本が好きだ。 ジャンルは問わない方だと思う(細かい好きなジャンルや気が進まないジャンルも有るけど) どうしても欲しい本だと、Amazonやリアル店舗でどんな状態でもいいので (マーケットプレイスでも可)手に入れる。 今すぐ読みたいと思うと、電子書籍でも買うし、じっくりと熟成させてもいいから手に入れたい本は、実物のリアルな本を買う。(メルカリなども利用してでも購入する) この数年思い知ったのは、

本の話をしよう|2023.1②

2023年の12分の1が、今日で終わる。あい変わらず、1月は行ってしまうのが速い。そんな1月後半に読んだ本の話をしよう。 ・ 各章のタイトルが二十四節気なのが素敵で、ずっと気になっていた瀧羽麻子さんの『博士の長靴』を読んだ。苦手な生物が(たとえそれが可愛らしいイラストであっても)表紙にいることから買えずにいた本。図書館って素晴らしい。 気象学に生涯を捧げた博士とその家族、四世代にわたる物語。些細な日常を切り取り、淡々と進んでいくので「えっ、ここで終わってしまうの?」とい

BOOK, TRAIL 本を通じてきく、あなたの旅の話・ 2日目

先週末は奈良県立情報図書館で開かれたBOOK, TRAIL vol.2に参加してきました。 1日目の模様はこちら 2日目に持って行ったのは、この3冊。 1冊目 忘れることが出来ない〝現在の自分につながる本〟 これは自分の中で「メディスン・ブック」とも呼べる「読むお薬みたいな本」。ネイティブアメリカンの女性の詩の日本語訳と共に原文も添えられている。英語の原文をお風呂で音読し汗をかくと、まるでスウェットロッジに入った後みたいにスッキリする。どうしてだかわからないけれど。疲

「僕は足軽になりたい」(今村翔吾さんの「正直きつい」を受けて秘境の図書館職員が考えてみた)

◇今村翔吾「直木賞作家が『正直きつい!』 図書館への切なるお願い」(『文藝春秋』記事タイトル)1月21日。『文藝春秋』さんのオンライン記事にこのような見出しが踊った。発端は同記事にもあるとおり、今村翔吾さんの1月9日のツイートだ。 ↑とりあえず上記に引用はしてみたものの、文藝春秋さんでインタビュー動画が公開されたことが物語るように、図書館による複本の大量貸し出し(無料!)というのは「到底Twitterで語り尽くすことはできない」問題である。ぜひ関心のある方は『文藝春秋』当該

元気度と睡眠時間と気温

元気がまったく出ない。 一切のやる気を失ない、ベッドに寝転がってスマホをぼーっといじるしかできない。 別にまったく興味のないネットニュース読んじゃう。リンクも辿っちゃう。 興味がなさすぎて、読んでるうちから忘れていく。 スマホには電子積読がたくさんあるし、レベル上げ待ちの刀剣男士もたくさんいるのに、そっちをやれない。 刀剣乱舞なんて、ネットニュース眺めるより遥かに頭を使わないというのに。 時間というのは寿命が細分化されたもの。 これすなわち、命の掛け流し。 いくら人生に意味が

冥途・旅順入城式/内田百閒

積読本📚の中から、内田百閒氏の短編集 「冥途・旅順入城式」を拝読しました📖´- (2023,1,10 読了) 本書は昨年12月に開催された読書会の課題本となっていたので購入。 読書会には参加できませんでしたが、その頃ちょうど「まあだだよ」という内田百閒氏のことを描いた映画を観て著書を拝読してみたいと思っていたのでこの機会に拝読することにしました。 「まあだだよ」での内田百閒氏の印象は、とてもユニークな方だけど繊細で純真な心を持った人と感じたのですが、本書に収められた短編小

【短歌】日々歌 2023/01/16

この宵の 供につれ行く 本探し 積読塔の 前に佇む これで90㎝のロータイプ。 144㎝のハイタイプにしてたら、終わってたな、笑。

小説を積読してしまう

みなさんは小説を読むだろうか? ぼくは小説を読むのは好きなのだが 最近少し悩んでいることがある。 それは小説を買ったらほぼ積読になること。 もちろん読むものもあるが 買ったのその日に読むことが少ない。 長編小説などはじっくりと時間をかけて読みたいので、スキマ時間に小説を読みたくない、 だからある程度長い時間を確保してから読みたいし、せっかくの作品なのだから最後までたのしみたい。 小説の積読はコレクション化し、飾られて終わってしまうことを知っている。だから買ったら読みた

積読は心の本棚をも埋めてくれる

「また欲しい本買っちゃったよ、あの本まだ読み終えてないのに、、。」 時間は有限だけれど、読みたい本は無限にある。 1日に読書できる時間は限られている。 好きな作家の作品が出版される度に、気がついたら書店のレジへ並んでいるという病気。 故に溜まっていくストック。 死ぬまでにあと何冊の本が読めるのだろうか。 そもそも私はいつ死ぬだろうか。 50年後かもしれないし50時間後あるいは50分後かもしれないね。あはは。 時間が許す限り本に触れていたいや。 自室の本棚はびっしり埋め尽

ざらついた言葉:年始のノート

「お前は歌集を出す人間だ」 もう短歌をやめていくんだろうなあと思っていた冬の終わり、友人のその言葉は重く響いて、短歌を無意識にやめていくことを、私はやめた。 2年間ほど背中を向けていた短歌に、少しだけ向き直った2022年だった。 「好きなことを続けていれば落とし所が見えてきますよ」 そういうことを言い、それを実践し、証明する同年代が増えた。 彼らは、パッションさえあれば自ずと道は開ける、と言ったりする。 パッション、私から最も遠く思われるものの一つ。 「最近の若い人っ

積読? ああ、彼とは長い付き合いです。——積読に関するエッセイ

 大掃除のため、黙々と本の山を片付けていた時のこと。  何年もかけてせっせと集めた積読の山。あっちの山は数年もの。  本棚から溢れた本はそれが最善の方法かはわからないけれど、一様に床へと積まれていく。歩くのに不便だし、地震は怖いし、もっといい空間の活用法がある気がしてならないのだが、今日も買いすぎた本を山の上へと積む。ツムツム。  苦手な掃除から現実逃避するように、手を止めて「積読」について考える。  読んではいなけれど本棚にしっかりと収まっている本は積読と呼べるのか? いや

準備OKマシマシ積読

崩すことなく すこやかに こたつ出られず とい掛ける己に なす術などなく くい倒れて 始まりそうな まつり囃子 りすの頬袋 そこはかとなく うれしそうで なんとなく微笑む 日常 常 どうか あなたが 幸せでありますように ありがとうございました #神川あや┃絵と文と心の病 #イラスト #読書 #日記 #コーヒー #趣味 #シンプル #本 #読書タイム