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積読人たち

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「積読」と検索したらひっかかってしまった幸運の記事を収集します。きっと、お家が積読であふれている徳の高い方が執筆された記事ばかりでしょう。
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2022年2月の記事一覧

情報に溺れる日々を変えたくて

(写真の猫ちゃん、かわいいです!) タイトルのとおり、思っています。 ここ最近、新しい情報を取り入れてはまた次の情報を取り入れ……ということの繰り返しが続いていて、心がちょっぴり疲弊しています。 一番の原因は、やはりスマホの触りすぎ!だと思う。 現にこのnoteも今スマホで書いているので、ちょっと矛盾していますが……(笑) 冷静に考えたら、家に帰ってからのプライベートの時間、ほぼ触っているような気がします。 インスタを見たり、YouTubeを見たり、Twitter

本を読むこと、わたしのこと

わたしは小さい頃から本を読むことが好きでした。 小さい頃は絵本が大好きで、自分で物語を創って絵を描いて遊んでいました。部活に夢中になっていた中高生の頃も、時間があれば学校の図書室や町の書店によく通っていました。宅浪していた1年間はほぼ地元の公立図書館の自習室で過ごしました。 大学生になると本を読む時間はかなり増えて、ただ読む本は、物語ではなく論文や研究書などがメインになり、情報を得るための大切なツールになりました。いわゆる名作とよばれているような作品もこの頃に何冊も読みま

読書メモ:『偶然を生きる』1~3章

偶然を生きる (角川新書) | 冲方 丁 |本 | 通販 | Amazon 最近読んでいる九鬼周造の『偶然性の問題』から横道にそれて、積読していた冲方丁さんの『偶然を生きる』に手を付けた。 偶然について考えるにあたって役に立ちそうなことが書いてあったので、読書メモ的として残しておこうと思う。 はじめに 人間はなぜ物語を求めるのか? 物語は人間に何を与えているのか? 本書はこの2つの問いから出発する。著者曰く物語とは人間が自分たちの人生を理解しようとする試みだともいえると

【古本屋日報】アメリカ人の虚構を信じる力

毎日本をタダで配っている古本屋です。色々な本(たまにDVDやCDも)を出しているのでよかったらチェックしてみてください。 この記事は古本屋が日々の出来事、つぶやきや感じたことなどをまとめる日記的コンテンツですが、さりげなく話題に関連した本をスッと差し出し売りつけようとするので、よかったらご検討ください。 2022/2/23 【買った本】「それ、根拠あるの?」と言わせないデータ・統計分析ができる本 / ICEMAN 病気にならない体のつくりかたともにKindle日替わりセ

夜が明ける

読書が好きになったきっかけはアメトーークの「読書芸人」だった。昔から本は読む方だったけど、単なる暇つぶしの一種で、特にその頃は韓国のアイドルに夢中だった。 私が見たその回で、オードリーの若林とピースの又吉がこぞっておすすめしていたその本が、西加奈子さんの「サラバ!」だった。 オードリーの若林さんのその話を聞いて、20代になってもいない当時19歳の私はなぜか、その本がとても読みたくなって、学校帰り本屋さんに寄って、分厚いその本を買った。 初めて読んだ時は、何がなんだかわか

体は傷んでおりますが心はいたって元気です

ある日を境に突然起こったひざの痛み。立ち上がろうとするとひざがガクンと外れてしまいそうになる。 運動やムリな動き、なにか思い当たることはありませんかと医師に聞かれても、とくに激しい運動をしたわけでもなくぶつけたこともない。それが突然しゃがめないだけでなく、歩くのにも足を引きずるほどの痛みに襲われ、そのうち太ももの裏側までしびれるようになった。 もともと私は痛みに強いらしく、病院に行かず自分でなんとかできるならと思ってしまう性質。それでも今回はいつもと違う気がして。友人の勧めも

『FACT FULNESS』~学校異動~

積読していた『FACT FULNESS』に手を伸ばした。学校は異動の時期だ。両者には重なるところがあった。実に面白い。 『FACT FULNESS』とは、「事実に基づく世界の見方」のことだ。本書では、「分断本能」「ネガティブ本能」など、私たちが捕らわれている「ドラマチックな見方」に警鐘を鳴らしてくれる。 例えば、「分断本能」。分断本能はこう語られる。 人は誰しも、さまざまな物事や人々を2つのグループに分けないと気が済まないものだ。そして、その2つのグループの間には、決し

#俺の本棚2021 葉月編その①

俺の本棚2021 雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫) / 相沢 沙呼 https://bookmeter.com/books/11584545 世界(クラス)とうまく繋がれない女子中学生たちのお話。日々の話題で、スカートの丈で順位付けされる世界のお話。 何処かが、すこーしダケ「みんな」と「違う」、ただそれだけで簡単に世界からはじき出されてしまう。馴染み深い、懐かしい、小さな小さな世界。でも、あの頃はそれが自分の世界の「全て」だった。 あの頃の私達に読ませてあげた

積読山問題

2022年2月27日 久しぶりの予定のないお休み。 昨日夜更かししたので今朝は8時に目が覚めた後(結局そのくらいには目が覚める笑)10時頃まで布団の中でゴロゴロしてました。 幸せなひとときでした♡ さて、私にはなかなか解消されない問題があります。 それはちょいちょい日記にも書いてますが…積読山問題です。 私のベッドの横には小さなテーブルがあるのですが… そこには小さな積読山があります。 大きな山は別のところにあります。 小さな山は全部読みかけです(笑) 全部半分くらい

読書日記#10 ケルトを巡りエネルギーを巡り、筋トレの世界を知る

2月□日今日は出勤予定ではなかったけれど、急遽取材対応で会社へ。朝、布団の中で「ケルト巡り」を読む。 アイルランドには浦島太郎と筋書きのよく似た昔話があってそこからアイルランドケルトに興味を持った河合隼雄さんの話が書いてあり、私と境遇が似ていて驚く。 というのも、「ノックグラフトンの伝説」という日本の瘤取り爺さんと酷似した作品を高校生くらいの頃に「ケルト妖精物語」で読んで知ったことが私がケルトに興味を持ったきっかけの一つだから。 この本を読み始めたとき、私と河合隼雄さん

\ 2月の読んだ本〜 /

はい、今月もやって参りました読んだ本をメモ代わりに紹介するコーナーです。今月はそんなに読めなったので、読了したものだけご紹介。 『銀河鉄道の夜』宮沢賢治 1月の時に書いた通り、QuizKnockの読書会に選書されていたので。それぞれの登場人物に含みがある感じが、銀河鉄道の綺麗な世界観と合わさって曖昧な美しさを醸し出しているように感じた。 『純潔』嶽本野ばら 503頁もあって、肉体的にも精神的にも重たかった。ただ読み始めたら止められない熱量はある。政治的活動とオタクと恋

【季語・春灯(しゅんとう)、春の灯】 春灯下みゆき通りのママひとり      積読の背表紙淡く春の灯に      Twitterの俳句お題で詠んだニ句 《求むご意見》 または 《同じ季語で詠んでみて!》 【お題じゃないよ🐣】

積読に価値はあるか

新年書くチャレンジでも積読について書いたけど、改めて思うところがあったので、記事にしてみる。 積読とは、簡単に言ってしまうと 本を買ったけど読んでないまま積んである状態のこと。 読みかけのままの本なども、ここに含まれるのではないか。 実際僕は結構な積読家である。 人におすすめされたり、SNS(おもにTwitter)で興味を惹かれたりした本、その中でも自身が注目している人や憧れている人が紹介していたりするとついつい買ってしまうことが多い。 そういう人たちが読む本は、「間

最近読んだオススメ本紹介

相変わらず読書が好きで、空き時間にはよく本を読みます。 今年に入ってからは特にプライベートの時間も増えたから、そのぶん本を読む時間も増えてきました。 おれが本を選ぶときのポイントは 気になったら読む!以上!!  です。 タイトル、表紙、書評、友達やファンの子のオススメ… なんでもいいから気になったらまず買って読み始める。 で、ちょっと読んでみて自分に合えばそのまま読み続けるし、合わなかったら積んでおいてまた時期がきたら読んでみる。 今の自分にはまだ早すぎたなとか、

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