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読書日記#10 ケルトを巡りエネルギーを巡り、筋トレの世界を知る

2月□日

今日は出勤予定ではなかったけれど、急遽取材対応で会社へ。朝、布団の中で「ケルト巡り」を読む。

アイルランドには浦島太郎と筋書きのよく似た昔話があってそこからアイルランドケルトに興味を持った河合隼雄さんの話が書いてあり、私と境遇が似ていて驚く。

というのも、「ノックグラフトンの伝説」という日本の瘤取り爺さんと酷似した作品を高校生くらいの頃に「ケルト妖精物語」で読んで知ったことが私がケルトに興味を持ったきっかけの一つだから。

この本を読み始めたとき、私と河合隼雄さんがケルトに対して抱く畏敬の念には共通するものがあると思っていたけれど、原体験として同じ神秘を二つの国の間に感じていたというのはとても興味深い。

日本もアイルランドも昔話にはハッピーエンドがないらしい。河合さんは古来の両国の自然環境や宗教観によるところが大きいと考察していて、非常に納得する。

さて。
ケルトの世界に思いを馳せているともう一度眠りたくなる。昨日一昨日のピラティスジム体験によりそこそこの筋肉痛で動くのが億劫。何とか家を出る。

そこから夕方まではあまりご飯食べる時間がなく、最近セブンイレブンに置いてあるBASE BREADを隙間時間にさっと食べる。すごく固いイメージがあったけれど、お腹空いてる時に食べたら柔らかさを感じた。

ここ2週間ほど気を揉んでいる取材。先週は怒らせてしまったけれど今日は何とか乗り切る。まだ終わってないけれど、なんだか感謝されて、今度何か奢りますと言っていただく。
ただ丁寧に対応しただけだけど、雨降って地固まる感があり、ホッと一息。

夜は最近利用するシェアオフィスでミートアップイベント。よくもまあこんな不思議な人たちを集めたなーと思うくらい、普通の社会人の枠を超えた生き方を選択する人ばかりで、にも関わらず、初対面苦手な私でも話しやすくて居心地が良い時間を過ごす。

別のコミュニティでの体験を話したらそれでまたイベントしようということになってまた来週も交流することに。はからずも関わりが深まっている。

シェアオフィスには小さな本棚があってわざわざここのためにキュレーションした本が並べてあるそう。働いている時はゆっくり眺める時間もなかったので改めて見てみる。

媒体としてのカフェの在り方に日々注目しているので、興味深い本たちの中でも、「カフェの空間学」という本が気になる。
隈研吾さんも推薦。調べてみたらKindleにはなく単行本のみだったので、次行ったらここでちょこっと読んでみようと思う。

帰り道にスーパーに寄る。チンゲンサイがなくてガッカリして、豆腐を買い忘れた。
塩の料理帖に出ているチンゲンサイの塩煮からのニンニク炒めがおいしいので、また作りたいなーと思っている。

寝る前にまたケルト巡りを読み、今度こそ、朝は旅立てなかった夢の世界へ。

2月★日

今日はパーソナルトレーニング一回目。筋トレやダイエットをめぐるもやもやについてのnoteもかいていたので、モチベーションアップもかねて朝から「超 筋トレこそが最強のソリューションである」をKindle Unlimitedを利用して読んでみた。

すごく読みやすくまとめられていて、1時間ほどで読了。
筋トレ愛好家のイケイケおじさんが超ポジティブに筋トレの効能を専門家の方と一緒に整理していく構成で、まぁそうだよねーという軽めの内容なんですけど、今私が思っていたことと繋がる部分が多くてよかった。
何よりテンション高くて元気が出る。

行く前にウィッチャーのドラマをNetflixでみる。
イェネファーとゲラルドの運命的な出逢いを描いた回。
こんな難しい世界観のRPGが世界中で人気があるのは信じられないとウィッチャーに触れるたびに思うけれど、同時に理解できるとすごく面白くて、この作品が世界中で愛されるのも頷ける、と思う。(どっちなんだという矛盾)

そして初めてのパーソナルトレーニング。
予想を遥かに上回る衝撃。生まれたての子鹿みたいに足がガクガクになって、同時に世界が開ける感じ。
筋トレを日常にしている人の見ている景色を少しだけ体感して、カルチャーショックを受けたみたいな状態。

普通のジムに通ったりサーキットトレーニングしたこともあるけれどここまでのショックはなかったから、これちゃんと習慣化したら人生変わりそうな気がする。大げさだけど、体育会系じゃないってこういう違いなんだと思う。
逆に5教科8科目勉強して受験する経験とか200人のメディアの前で進行説明する経験とかも、他の人からしたらカルチャーショックを受けるのかな。子どもを産むとかもそのうちの一つなんだろうなー。

次の用事までの移動は足をガクガクさせつつも乗り換え駅から先、二駅分は歩くことにする。

歩きながらまた「エネルギーを巡る旅」をaudibleで聴く。人類史における5つのエネルギー革命について。5つ目の革命の話に差し掛かったのですが、IT革命かと思いきや、緑の革命の話で驚く
ノーベル賞受賞者が出るほどの世界史的に大きい出来事で、日本でも江戸時代と比べて2倍の人口を自国の食糧で賄えているのは、この革命の影響だそうなのに、私にはほぼ初耳だった。
そこに至る過程で戦争をも引き起こしたチリ硝石のことも、これに至っては名前すら聞いたことなかった!
知らないことばっかり。面白い。

用事を済ませて帰宅後、お風呂に入って筋肉をほぐしながら「ケルト巡り」の続きをまた読む。後半はケルトの地を巡りながら、慣習や儀式に携わる人にインタビューしていって考察する内容で、とても読みやすく面白くて、ちょっと長風呂になったけれど読み終わってしまった。

レイラインとかゲニウス・ロキとか耳慣れないワードながら聴けば日本にも同じようなのあるなーというものがたくさん出てきて、人類は多様なのにとても繋がっているんだなーと当たり前のようなことを思い巡らせる。

鶴岡真弓さんという、高校時代に夢中で読んだケルト装飾研究の本が紹介されていて、旅に出る前にご本人にもお会いしたと書いてある。日本でケルトについて考えて研究している人ってやっぱりそんなに多くないみたい。あの本も読み直したいけど河合隼雄学芸賞をとった鶴岡さんの「ケルト再生の思想ーハロウィンからの生命循環」も積読しているので、ケルト本では次にこれが読みたい。

YouTubeをみると、実況者たちがこぞってELDEN RINGをやっていた。実況を見るようになってから、任天堂のタイトル以外でこんなに熱狂的に迎えられているタイトルを初めてみた。ゲームの素晴らしさもあるけど、生配信NG疑惑が出たり、マーケティングもうまいなーと思う。
しばらくたってから2bro.さんの動画でも見てみようかな。

明日から早起きチャレンジをすることになったので早めに寝る支度。あまり生産的なことをしないままおやすみなさい。

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