「007」 × ビリー・アイリッシュ、禁断のコラボ曲を聴いた。
映画「007」シリーズの魂は、そのオープニングシークエンスに宿っている、と断言してしまってもいいかもしれない。だからこそ、その重要なシーンを彩る主題歌は、あまりにも重要な役割を担う。
『007 スカイフォール』(2012)では、アデルが、『007 スペクター』(2015)では、サム・スミスが、それぞれの作品の主題歌を務め、どちらもアカデミー賞の歌曲賞を受賞している。
Adele - Skyfall
Sam Smith - Writing's On The Wall
そして、いよいよ4月10日の公開を控えた最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌を担当するのは、ビリー・アイリッシュだ。
クラシカルな「007」の世界観を、若干18歳にして世界のポップ・ミュージック・シーンの王座に上り詰めた彼女は、どのように表現するのか。
その回答が、この”No Time To Die”である。
Billie Eilish - No Time To Die
荘厳なオーケストレーションが織り成す、美しく豊潤なアンサンブル。同作のテーマを射抜く鋭い言葉たち。そして、深く、壮絶に染み入る歌心。
ダニエル・クレイグ版「007」の主題歌、その王道を闊歩する、あまりにも素晴らしい楽曲だ。
最後に鳴らされる不穏なコードストロークが、これから幕を開ける新しい物語への期待を煽ってくれる。
早く、スクリーンで至高のオープニングシークエンスを堪能したい。
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