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読書嫌いだった私が目覚めた「図書館の楽しみ方」9つ


あっという間に8月がやってきました。暑い日が続いていますが、こんな日は涼しい場所で読書を楽しみたい。(美味しいコーヒーがあれば最高☺️)

実は30代を過ぎるまでじっくりと楽しむ読書はどちらかというと苦手でした。現代の日本人は6割くらいの人が最低月一冊程度の読書習慣があるそうなのですが私は完全に4割側だったと思います。

そんな私がある日突然、覚醒!
今どハマりしている図書館の楽しみ方を、今日は書いてみたいと思います。noteには読書の習慣はもちろん図書館好きの方が多い印象なので改めてのまとめは当たり前すぎて恥ずかしいのですが、この記事は普段あまり図書館に行かないよ〜という方にも、届いて欲しいな。
少し長めですが、お時間があれば読んでいただけたら嬉しいです。


【嫌いだった理由】基本的に真新しい雑誌や書籍が好きだった

並べるとカラフル〜やっぱり紙の本や書籍は、
心にも目にも手触りにも楽しいですね。


図書館好きの方には少し失礼な話から始まります。

私が普段手にしていた書籍は、専らアート系の雑誌や資料集ばかりで、読み込むより、割と眺める系の書籍が中心。そういう雑誌類にはかなり詳しかったのですが、文字がメインの書籍を読書して文字を追い、思考を広げる、浸る….という時間がほぼ私にはありませんでした

本自体に触れることは大好きだったけれど、学生の頃から、図書館に行く時は資料的なものを調べに行く目的がほとんどだし、そもそもパリッと新しい紙の手触りを手にすることが好みだったのでやっぱり自分で購入したい新品派で、すごく潔癖症というわけではないのですが借りた書籍はもちろん、レンタルのDVDやCDもどちらかというと苦手でした。(そして、近所の図書館はいつも満席でくつろいで読みづらかったのもあり、あまりメリットを感じていなかった)今考えるとすごく勿体無いことをしていたと思います。

【電子書籍】Kindleタブレットに手を出すも…

コロナ禍になって、さらには普段の大型本屋さんに行くにも感染や接触などで神経質になり、かといってAmazonなどのネットショップで本を漁るには物足りなく、限界が出始めます。

職業柄、新しく出た本や世の中の流行っている物、好きなデザインのものをじっくり店の端から端まで見るのが私にとっての楽しみ方だったのに、その本屋へも行きづらくなりました。

ある日AmazonのKindleタブレットの存在を知り早速手に入れて、入浴しながらゆっくり気になる本を読み漁ってみる生活が始まりました。これなら好みでない本は返却すれば良いし、新しい本も次々と開くことが出来ます。
いやあ、便利!

だけどなんだか物足りない…..やっぱり紙で読むのが好きだな(Kindleも入浴時に本を濡れずに読めるので、今は大好きなのですが)

そこからやっぱり紙で買いたい気持ちが出てきて、ネットショップで本の爆買いが始まりました。今までは海外雑誌、素材集、資料集を買ったりすることが多かったけど、コロナだったり送料の値上げだったりで手に入りにくい雑誌も増えたのと私自身が部屋の整理に目覚め、読み終えたら売ったりスクラップにして、自宅の書籍を減らしながらも、次々に新しい本を手に入れました。

そうすると私は一冊の本だけ一筋で読むのが苦手で、その日の気分で常に7冊くらいの本を同時進行で読むようになりました。


新刊を買いながら、気になるもの、手に入りにくいものはECOの観点からも中古の本で買うことも増えていき、よくよく考えたらさらには図書館とかも活用した方がよくない?って今更思えてきたのです。今となってはなんでもっと早く活用しなかったんだろう…ってすごく悔やんでいます。20代、30代に図書館を活用しなかったことは、後悔していることの一つです。

古い本苦手って言いながら、
実は古い絵本とか雑貨がめっちゃくちゃ
大好きだったの思い出した(大きな矛盾)
またあらためて、そちらも記事にします。

私自身の気持ちも昔とは変化しました。
物をたくさん持ちたかった時代の私から、今は本を含めたすべての物を大事にする、厳選する、好きなものだけを残す。という気持ちがすごく強いです。

別のコレクション。保育社のカラーブックスシリーズは、
このレトロ感が大好きすぎてかなりの数持っています
(出版社さんのセールで大量に注文した記憶)
お酒飲まないから絶対作らないのに果実酒とか持ってる。
こちらもまた記事にします。笑


出版業界の不況を考えると、できるだけ応援する気持ちですべて新しく購入して、部屋のスペースが無限にあれば全部本をとっておきたいのですが、それも今は少しだけ、厳選するようにしています。(またどうしても欲しくなれば買えばいいと思う気持ちもあります)

自分のできる範囲で書籍と触れ合って、応援するのがベストかと思います。とにかく読書をすることが大事。

【私流】ゆるっと図書館の楽しみ方いろいろ

とても前置きが長くなりました。
今は、二週間に一度くらいのペースで図書館に通っています。
本当に今の図書館には、新旧の書籍、設備が揃っています。すごい〜!

【楽しみ方】その1.行く前に、たくさん予約や取り置きをする

これはかなり基本的な事なのですが、図書館初心者の私にとって、図書館で気になる本を事前に取り置き予約できることを最近まで知らなかったのです。(恥ずかしいですが)これはとても便利。

他の地域はわからないのですが、私の住む大阪市では一度に15冊までを予約したり取り置きが出来ます。(え!そんなにたくさん!って思いました)
新刊や人気のある本は、順番待ちとなりますが、少し昔の本だったりマニアックな本であれば、比較的すぐに借りれることが多いです。順番が回ってきそうにないものは、諦めて本屋さんへ寄って新刊で買い、読むようにしています。(すぐ手に入れたいもの)


昔の私だと、ただとりあえず図書館に行ってなんとなくぶらぶらして気になる本を選ぶ….みたいな感じでやっていたので、そうなると運命の本になかなか膨大な量から出会いづらいし、帰宅してからそんなに読まなかったり、返却が億劫になったりして続きませんでした。

そりゃ余計読書嫌いになりますよね。

そもそも本に詳しくないんだから、気合いいれて読書してみようとやって来たのに、何から借りたらいいかわからんくて路頭に迷うパターンです。

植物の本だけはなぜかすごい持ってる。好きなんだね。

私の本の見つけ方は、大きく2つ。

①単純にSNSで、思考に共感できる方が書いた本をチェックすること。

私の小さい頃と違うのは、SNSがある事で自分が好きな考え方や、生き方をしている人が探しやすくなった事で、その方の著書やおすすめしている本がすぐに情報として入ってくるようになったことはメリットだと思います。

昔だったら新聞の広告とか、テレビとかラジオからわずかにしか情報拾えなかったような。(いつの時代🤣)読書好きな方でしたら本屋に通うから問題ないでしょうが、嫌いな人はますます接点がないまま読書に縁がなさそう。
そういった意味で今はすごく情報が入ってきやすいですよね。

noteのフォローしている方の
おすすめされていた本なども、あります!
(早速借りてます)


②借りた本のジャンルを調べて、そのジャンルの上位ランキングなども見てみる。(流行りモノチェックの新規開拓)

私は基本的にベストセラーだから読んでおきたいとかそういうのはまだなくて、完全に直感とフィーリング、雰囲気で選書してますが、とにかく自分がわくわくするオーラをまとっている本を出来るだけ選んでいます。

(表紙の雰囲気だったり、最初の語り出しだったり、写真の使い方、好きな出版社…そういった意味ではデザインや構成観点で選んでいるものも多いけど、大体中身も素敵)

そのようなやり方で、タイトルをすぐに図書館のサイトで検索して、在庫があればこまめに取り置き予約をするようにしてから、読みたい本をキープして取りに行けるので図書館に取りに行くのも以前より楽しみになりました。返却のタイミングで、入れ替えとして取り置きの書籍を最大の15冊近く借りて受け取るようにしています。

橘玲さんの書籍は私みたいな知識の少ない人でも
読みやすくてありがたい。こんな人に出会えると
もっと難しい内容でも、読みたくなります

【楽しみ方】その2.その場で借りた本を返却して帰る

これはやっている方も多いかもしれませんが、借りたからといって全部持ち帰る必要はなく、やっぱり中身が思ったものと違って期待外れだったりすることもあります。重たいだけなのでその場であまり気乗りのしないものは遠慮なく即返却します。

【楽しみ方】その3.お気に入りの栞(ブックマーク)をいくつか用意する

早朝に薄暗い部屋で撮影してるから全部写真が暗い!
ごめんなさい笑(伝わらない可愛さ)
布のブックマークや、ポストカード、
挟めれて可愛ければなんでもあり!

お気に入りの栞をいくつか持っています。最近は可愛いものが多いです。
手作りで作ったりもしますが、マイ栞を挟むだけで、図書館で借りた本にも愛着がわくから不思議。手作りのものもあるんですが、また今度紹介します。

【楽しみ方】その4.図書館専用のお気に入りバックを決める

今使っているのはDoorsで買った、
丈夫で大きなバック。
明け方に撮影すると暗いけど(2回目)
カラフルでお気に入り!
図書館で見かけたら8割私です。笑

持ち帰った後に本を置く場所に困らないように、専用のバックを作っています。たくさん借りると返却の時どこいった?ってバタバタするので(私だけか。笑)そこにまとめて収納も兼ねて、すぐに持っていけるようにしています。


【楽しみ方】その5.帰りに好きな喫茶店に寄り、読書をする

自宅でもOK!こういうグラスがあると、
喫茶店じゃなくても自宅でokになります。
(北欧暮らしの道具店にあったグラスと、
近所で買ったパフェスプーン)

本屋さんで本を買った時にもやってしまいますが、図書館の帰りに喫茶店に寄り、ゆったりと本を読むのも楽しいです。図書館の館内で読むのも良いのですが、割と静かなので少し騒ついたカフェなどでコーヒーを飲みながら読むのが私は好きです。完全に形から、読書好きをアピールし楽しむパターン。自宅にも、ゆっくり読書時に楽しくコーヒーを飲めるように準備しています。

【楽しみ方】その6.気になった箇所を手帳にメモする

手作りのコラージュ箱に、色々メモを
いれてるのですが、今日は記事が長いので
また次回の投稿といたします(省略しすぎっ)

読書術に近い感じになってしまいますが、やはり気になった文章を手帳にメモしたり、写真を撮って記憶に残すことは、将来どこかの良きタイミングで見返した時にすごく力になることが多いです。Kindleなど電子書籍の場合は簡単にコピペ出来るので、そういった意味では電子書籍の方が便利ですが、あえて手を動かして手帳やスマホに残すのも、とてもいい時間です。
雑誌のスクラップにも似ています。

【楽しみ方】その7.決して毎回図書館に長居する必要はない

好きな本を持って帰る
ワクワクした気持ちで、足取りは軽い🎵
(そして本は重い)


図書館に行くと、それなりに本棚を見て回ったり、座って読んだりするのをしないとなんだか勿体無い気が今まではしていました。もちろん一日知らない本を開拓するのに、今日は図書館で過ごすぞ〜!という日もあっていいと思うのですが、普段の生活に気軽に取り込むには、少しハードルが高くなってしまうので今の私は「返したらすぐ借りて帰る」を徹底しています。
大体図書館にいる時間は10分くらいです。

そのあと寄り道しない場合は、真っ直ぐに帰宅して自宅で好きな飲み物をいれて、のんびり読む方が落ち着いて読めます。
「図書館で充実した時間に!」という今までの思い込みを手放しました。
良い本が借りれたらそれでいいのかなと思います。ものすごく高速で図書館を後にして、帰りの電車とかでさっそく広げちゃいます。

【楽しみ方】その8.長居する時は宝物探し

購入したものですが
気になるジャンルがいつもバラバラです。
エコから断捨離、経済まで、小説はまだ少ないかな。
noteで有名な末吉宏臣さんの本や
服部雄一郎さんの本
手元に欲しかったので購入しました。
(また感想を書きたい〜!)

自分のお気に入り作家さんやジャンルのある棚には、盲点か!というように他にもお好みの本が眠っていることが多いので、一冊づつ棚をスタッフばりに中身をチェックしていきます。

すると、意外な掘り出し物に出会えたり
「君は予定になかったけど連れて帰るよ!」のパターンです。
あとこれは本屋さんでも私は良くするのですが、普段の自分ならチェックしそうにないジャンルのエリアの棚を突然眺めてみるのも、楽しいです。

あとはほやほやの返却棚を眺めるのも好きです。(たった今返却された書籍が並んでいる棚)今はこんな本が人気で借りられているんだ〜とか、こんなものがあるんだ!という発見が出来たりします。

【楽しみ方】その9.返却期限を最大まで伸ばす

私が気持ちよく伸びればいいんではないんですニャ?

基本的に大阪市では大体二週間くらいの期間が借りれる期間となっているけれど、場合によっては延長でさらに二週間借りれることがあります。(次の方の予約がない場合)それもウェブサイトから簡単に延長手続き出来ることが多いので、自分のスピードと相談しながら読むのがいいです。日々バタバタしていると二週間はあっという間なので….もっと早く読めたらいいんですけどね。
一部を返却して、取置きと入れ替えながらうまく回しています。


【楽しみ方おまけ】借りた本をノートにリストを作る

感想文を書いている方もいると思うのですが、私はそこまでまだ出来ないのでとりあえず借りた本をノートにリストとして残しています。一年が終わる頃に見返すと、結構な量になっていて、今年一年の自分の思考や興味のあったこと、傾向がわかり、振り返りになります。(こちらは今度記事にします)

大好きな本や雑誌、新聞。
いろいろな場所で生きていてほしいな

新聞も、雑誌も、本も、全部素敵。
いつの時代も作ってくれる方たち、
ありがとうございます。


長くなりましたが、普段図書館に通っている方は当たり前の内容が多かったかもしれません。私が図書館を敬遠していた別の理由としては、自分が出版関連の仕事に近いのもあり、「本はどんどん業界を盛り上げるために新刊で買った方がいい」という気持ちも強かったのですが、今となっては「世に出た本が、少しでも長く大事に読まれる方がいい」という思いも強いです。

デジタル出版などもどんどん増えて出版業界も厳しくなる中、手に取れる書籍の存在は、すべてなくならないにしても今後どうなるかわかりません。
本屋さんだけでなく、図書館にもその余波はやってくるかもしれません。


現在図書館という施設は間違いなく本が好きな方にとってすごく貴重でそして心癒される場所であるし、これからも出来るだけ長くそうであって欲しいなと思います。街の中の本屋さんと併用し購入することで応援しながら、これからも出来るだけたくさんの素敵な本が世の中でいろいろな人の手に渡ってこれからも生きていてほしいなと思います。

今日もがちゃがちゃと自由に長い文章に最後まで
お付き合いいただきありがとうございました☺️

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