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秋の味覚

秋の食養生



皆さん暴食は控えてますか?

『食欲の秋』ですが、『実りの秋』でもあり、いろいろな作物が収穫される時期です。

そんな秋は空気が乾燥し始め、喉や気管支・肺に負担がかかり呼吸器系の症状が出やすくなります。のどの痛みや咳が出やすい方は要注意。

東洋医学では肺は大腸とのつながりもあり、肺の負担は大腸の負担にもつながります。大腸に負担がかかると肌トラブルが出やすくなるので、乾燥や肌荒れなどしやすい方も要注意な季節です。

夏に汗をかきすぎている場合は、体の中の潤いが不足しているので余計に症状が出やすくなるので気をつけましょう!
今年は特に夏が暑かったのでいつもと違う不調が出ている方が多いのではないでしょうか??寝違えや首の痛みなんかも大腸などの内臓が関わりますよ?

そんな方は旬の食べ物を食べて身体を補い強化しましょう!

秋野菜

レンコン・大根・さつまいも・ゴボウ・たまねぎ・やまいも・じゃがいもなどの秋野菜には、今の時期の身体に必要な栄養や効果があるので意識して摂ってみてください。今回は、これらの野菜の薬膳的な効果を紹介します。

①レンコン
レンコン(蓮根)には、渇いた肺を潤し出血を止める働きがあります。胃潰瘍や痔での貧血の改善や、鼻血や下血や不正出血などを止める作用もあります。蓮の実には、滋養強壮や精神安定作用があるともいわれています。

②大根
大根は、風邪やインフルエンザの予防消化機能を助ける働きがあります。痰を取ったり咳を止めたり、消化不良や嘔吐、お腹が張る時にも効果があります。体が冷えている時には温めて、熱がこもっている時には生で食べましょう。

③さつまいも
さつまいもは、胃腸を強くして気を補う働きがあります。疲労感が抜けない、寝ても寝ても足りない、ストレスが溜まり食欲がない、むくみがある時には食べましょう。

④ゴボウ
ゴボウもさつまいも同様、気を補う働きがあります。弱っている場合は強く、ある程度強い場合にはさらに強化できる働きがあると言われています。熱を取る働きもあるので、吹き出物や口の渇き、便秘、高血圧、コレステロールの抑制にも効果があります。

⑤たまねぎ
たまねぎは胃の調子を整え、殺菌作用があります。甘みには滋養強壮が、辛みには気や血の巡りをよくする効果があります。胃もたれ、げっぷが出る、痰が絡む、イライラしやすい、顔がほてるなどの時に効果があります。

⑥やまいも
やまいもは胃腸・肺・腎の働きを助ける働きがあります。食欲不振、慢性的な下痢、咳、喘息、頻尿がある場合にはおすすめの食材です。イモ類は気を補う働きがあるので、疲れている時、やる気が出ない時には食べましょう。

⑦じゃがいも
じゃがいもは胃腸の働きを助け、解毒炎症を抑える働きがあります。胃の痛み、胃潰瘍、便秘がある場合には食べるようにしましょう。やまいもと同じくイモ類なので、やる気が出ない時や何もしないのに汗をかく時や息切れがする時は、気が足りていないので食べましょう。

季節の変わり目

秋は『夏に失ったエネルギーを補い、寒い冬に向けてエネルギーを蓄える季節』です。秋の過ごし方で冬の体調も変わります。食欲の秋ですが、暴飲暴食は控え寒さ対策を怠らないようにしましょう!

呼吸器系の症状肌トラブルが多い方、冬に体調を崩しやすい方は秋の過ごし方を気をつけることで改善することが多いです。

腹八分目、体を冷やさない、運動し呼吸をすることを心がけましょう。



Amanoteでした

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