- 運営しているクリエイター
記事一覧
『ブロークバック・マウンテン』感想|これは禁断の愛か、それとも純愛か。
公開:2005年
監督:アン・リー
脚本:ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ
出演:ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ、アン・ハサウェイ ほか
あらすじ
1960年代、北米ワイオミング州の雪山ブロークバック・マウンテンで、ジャックとイニスの二人のカウボーイが、羊の牧童の季節労働者として雇われた。
常にいがみ合っていた二人だったが、ある夜にお酒をたらふく飲ん
お盆期間に読んだ本 感想まとめ【ネタバレあり】
残穢/小野不由美
★★★★★(5/5)
読者から寄せられた怪談を掲載しているホラー小説家の女性が、 とあるマンションで起きる怪異の謎を探っていくという話。
『十二国記』シリーズや『屍鬼』で知られる小野不由美氏の長編ホラー小説で、第二十六回山本周五郎賞を受賞。選考委員の選評で「この本を手元に置いておくことすら怖い」と語られたことが話題となった。
タイトルの『残穢』とは、文字通り「残余の穢れ」の
『バベル』感想|一発の銃弾が引き起こした四つの悲劇。
前置きこんにちは。
映画大好き21歳 トマトくんです。
今回書いたのは、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』です。世間的にはあまり評判の良くない本作ですが、個人的にはこの作品がとても大好きなので紹介してみたいと思います。少しですが感想もあります。
あらすじ舞台はモロッコ。父親が手に入れたライフル銃で遊んでいた兄弟が、観光バスを標的にして射撃の腕を競っていた。
時を同じくして
完璧だと思う映画① 『カラーパープル』|スピルバーグ最高傑作!
みなさんは、完璧だと思う映画に出会ったことはありますか?
どれだけ沢山の映画を観ていても、「完璧」「100点!」「非の打ち所がない!」と思える映画に出会えることって、かなり珍しい奇跡のようなことだと思っています。
今回は、過去に僕が出会ってきた映画の中で100点を叩き出した作品を生きているうちに言語化したくてここに書き記すことにしました。というわけで記念すべき第1回は『カラーパープル』です。
『ダウト 〜あるカトリック学校で〜』感想。|確信のない疑惑、行き場のない怒り。
前書きこんにちは。
映画大好きトマトくんです。
2022年もいよいよ12月に突入して、映画好きとしては「そういえば今年はこんな映画が公開されたな」「あの作品、面白かったな」と様々な出会いに思いを馳せる時期がやって参りました。
しばらくnoteに投稿するアイデアもなくて、年末に「2022年の総括」をするくらいかな…と考えていたのですが、どうせなら今年出会った印象的な旧作映画を「感想文」として幾つ