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これが自動巻き時計というもの_Day937/嵌めてないNH36腕時計がすべて遅れた昨夜。遅れ方20分の物もあった。まるで、サイバー攻撃を受けたのかとSF映画の中にいるような感覚。

 自動巻きの腕時計にとって季節の変わり目は苦手。
 NH36ってなんのことと思う。自動巻きの時計をしている人はなんか聞いたことがある。
 NH36とはセイコーの5スポーツに使われているムーブメントで、時分秒、日、曜日の表示をさせるもので、セイコーに限らずいろんな時計に用いられている。いろんなデザインの会社が時計を作りたがる、ムーブメントは作る技術はないので、セイコーとかのムーブメントを買ってきて入れて商品化している。
 NH36はセイコーの中で精度では現状最も格下のものとなっている。しかしながら、メンテをおこなう時計店の技師たちは最も好む機種だ。銃で言うとカラシニコフのようなポジションだろうか。どうも、とびぬけてタフらしい。
 毎日嵌めていたほうのNH36の時計は狂ってなかったが、嵌めてなくて毎日手巻きしてやっていた時計が10分遅れていたり、20分遅れていたり、ビックリの昨夜。
 季節の変わり目は自動巻きは苦手な日がある。どうも、ある温度になるとギアを変えるような節がある。そんなときドカンと狂ったり、毎日遅れ気味の時計が進むようになったりする。これはスイス製の自動巻きでも起きる。
 セイコーの最も世界で愛される自動巻きムーブメントはこんな特徴が強くあって初心者は精度に苦しめられるがどういうポジションのムーブメントかわかれば付き合っていける。毎日腕に嵌めていれば、10分とか20分遅れるなんてことは起きない、ほぼほぼ正確な時刻だ。


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