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顎関節のズレや変位の歪みは、ショパール関節・母趾IP関節・坐骨結節に表れる。

骨盤矯正・ボキボキ手技・ストレッチを
一切やらない異色の整体師トリプルKです。

前回の「触診や問診で答え合わせ(確認)をすることで、施術の精度が上がる」は、いかがでしたか?

どんなことでも、答え合わせ(確認)をすることは大切ですね。

施術においても同じで、答え合わせ(確認)をすることで、素早い軌道修正が出来るのです。


《顎関節のズレや変位はほぼ無自覚》

顎関節のズレや変位は、開閉時の痛みや音の発生が無ければ自覚されることはほぼありません。

しかし、ズレや変位があることで、
咀嚼に関わる咬筋や側頭筋などに左右の緊張の偏りが起きています。

これにより、首や肩に凝りや痛みが発生したり、頭蓋骨と繋がりのある骨盤に影響して腰や鼠蹊部に痛みが出ることがあります。

この場合、首や肩、腰や骨盤を診るだけでは、
原因を特定することは出来ません。

何故なら、
顎関節のズレや変位が原因だからです。


《足部で顎関節と関連する場所》

そこで役立つのが「足裏CTスキャン」です。
足裏CTスキャンで足部を触診すれば、身体のどこが悪いのかを知ることが出来るのです。

顎関節が痛みの原因となっている場合、
足部にあるショパール関節が硬くなります。

この時、悪い側が硬くなるので、
右のショパール関節が硬いなら右顎関節が、
左のショパール関節が硬いなら左顎関節に問題があります。

これに加え、母趾IP関節も顎関節と関連する場所となります。

僕はショパール関節に硬さを感じたら、
顎関節の疑いがあるので母趾IP関節の硬さを確認します。

この母趾IP関節にも硬さが出ていれば、顎関節にトラブルが出ている可能性が高まります。


《顎関節と坐骨結節》

更に伏臥位ふくがい(うつ伏せ)の場合、
坐骨結節も合わせて確認してみましょう。
この坐骨結節にも顎関節の影響が表れるからです。

拇指で両方の坐骨結節を同時に触診します。
言葉ではちょっと伝え辛いですが、
問題のある側は、すっきりしておらず、感触に違和感があり、硬さを感じます。ゴリゴリしていることもあります。

同側のショパール関節、母趾IP関節、坐骨結節に硬さを感じたら、顎関節に問題が起きていると思って間違いないでしょう。


《触診で答え合わせ(確認)》

最終的には直接、顎関節を触診して確認します。

ショパール関節・母趾IP関節・坐骨結節の硬さが揃っていれば、同側の顎関節に緊張が出ているはずです。

顎関節のズレや変位による緊張が確認出来たら、
その歪みを調整します。

調整後、ショパール関節・母趾IP関節・坐骨結節の硬さをもう一度確認してみましょう。
全てが緩んでいるはずです。

もし緩んでいなければ、
足部の触診による見極めが間違っていた可能性があります。

その際は、改めて一番硬い場所が何処なのかを見極めましょう。


《まとめ》

✅音がしたり、痛みを伴わなければ、顎関節のズレや変位による歪みは自覚しにくい
✅顎関節の影響で、首肩や腰、鼠蹊部に痛みが出ることがある
✅顎関節と関連する場所は、ショパール関節・母趾IP関節・坐骨結節
✅関連する同側に硬さが表れる
✅最終的には顎関節を触診して確認する
✅顎関節の歪みを調整すると、関連する場所全てが緩む
✅緩まない場合は、見極めの段階からやり直す

顎関節のズレや変位は、自覚が無いだけで割と多く見受けられます。

そのズレや変位が起因となる痛みが、首や肩、腰に出る為、顎関節の歪みを見落とされることがあります。

ショパール関節・母趾IP関節、坐骨結節は、
顎関節と関連のある場所になるので覚えておきましょう。


最後までお読みいただき、有難うございました。
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