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生きる目的とは?

「人は、何のために生きるのか?」

つらいときほど、その問いにフォーカスしがちです。

私も、昔、その問いにはまっていた時期がありました。

私の場合、その問いに加えて、

「家族って、何だろう?」

という問いにも、フォーカスして、
思考の渦に飲み込まれていました。

そんなある日、ふとしたきっかけで、出会った「原始仏教」
そこに、私は、その答えを見つけることになりました。

当時、家族の問題でいろいろ悩んでいた私は、
その解決の糸口を見つけようと、
ありとあらゆる本を読み漁っていました。

心理学
精神医学
自己啓発
宗教
スピリチュアル
家族をテーマとした小説 etc.

そんな中出会った「原始仏教」の長老が書いた
この本に衝撃を受けました。

「ブッダの教え一日一話 今を生きる366の智慧」
(アルボムッレ・スマナサーラ著)
https://shorturl.at/uzJ69

読めば読むほど、深い。

なぜ、この人は、
こころの仕組み、現象の起こり方、
正しい生き方やその実践方法など、
こんなにもやさしい言葉で語れるのか!

驚きしかありませんでした。

その日から、
この著者のスマナサーラ長老の法話を
聞きまくる日々が始まりました。

それと同時に、2600年前から今に伝わる「原始仏教」の
こころを育む実践方法(「ヴィパッサナー瞑想」)も開始しました。
瞑想インストラクターの地橋秀雄先生に師事しました。
*グリーンヒル瞑想研究所:https://www.satisati.jp/

そして、私は、
スマナサーラ長老のある法話の一言に、
さらに、衝撃を受けます。

「生きるって、何ですか?」

という質問を受けて、長老は、こう答えたのです。

「生きることに、本来、意味はありません。

植物の種が、土に落ちて、
水、太陽の光などを受けると、
芽を出し、育ち、やがて、花を咲かせて、実をつける。
その繰り返しが起こっているだけ。

人も同じ」

と言い放ったのです。

目から鱗がボロボロ落ちました。

その日から十数年の間に、
自分自身に「お母さんのお腹の中にいた頃のトラウマ」が
あったことがわかって、
必死でそのテーマと向き合い続けてきて、様々な探求を深めて、
完全オリジナルのトラウマヒーリングも完成した今。

私も、こころからそう思います。

ただ、人と植物が違うのは、

人には、

・認知システム
・思考システム
・感情

があることです。

認知システム自体は、命あるものに共通して備わっています。
それは、すなわち、生き延びるためのしくみだからです。

ところが、人には、
認知システムに思考システムがさらに備わっています。
そして、感情。

この思考システムと感情が、【誤認識】を生みやすいのです。

だから、人は、そもそも、
目の前の人や現象をありのままに認識することはできません。

このしくみから【誤認識】が生まれることで、
「生きる苦しみ」が生み出されます。

人生初期の【誤認識】は、
胎児期~幼少期に体験した
親兄弟姉妹などの家族との関係で傷ついた体験(トラウマ)から
生まれることが多いです。

人生初期に体験したトラウマゆえの【誤認識】と、
そこから派生してくる生き延びるための思考プログラムが、
その先の人生を水面下で規定(制限)していきます。

世界は、トラウマでできている。

私は、トラウマヒーリングをする度に、そう実感を深めています。

【まとめ】

・「人は、何のために生きるのか?」

「生きることに、本来、意味はありません。

 植物の種が、土に落ちて、
 水、太陽の光などを受けると、
 芽を出し、育ち、やがて、花を咲かせて、実をつける。
 その繰り返しが起こっているだけ。

 人も同じ」

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