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雑談②「SDGsには関わらない方が良い人」

はじめに

私がSDGsコンサルタントのお仕事をする中でお声がけ頂いた会社の方々がいます。
お仕事のご依頼ありがとうございます、と言いたいところですが、結果として、途中でSDGs研修を解約するケースがあります。
今回は、そんな事例を、どの企業かは特定されない範囲で皆さんに共有したいと思います。

「あ、、、自分たちも同じ考えだ。。。」と思った方は、きちんとSDGsに向き合って頂きたい。

「そんな会社あるの?私は筆者側だな」と思って下さった方は、何か一緒にさせて下さい。

「何の話してるの?」と感じた方は、私の記事を頑張ってお読みください。


自社のブランディングにだけSDGsを利用したい人

この依頼は結構きます。
SDGsを会社で取り組む場合は、事業全体を見直して、革新的に変革することを期待されています。
しかし、実際にそこを知らない人は、「事業内容は一切変えるつもりはない。SDGといっておけば自分の会社が世間やステークホルダーから良く見てもらえるから!」と主張します。

今までの取組みで社会問題が解決されないから、皆でやり方を変えようよ、というのがSDGsです。
なので、自分は何も変えるつもりはない、しかし周りからはよく見られたい、という人は、もうSDGsなんて口にしないでくれ。本当に。

世界を見渡せば、自分たちが犠牲になったとしても、より弱者である人々の生活を少しでも良くしようと懸命にお仕事をしている方がいます。
環境問題をしっかり自分の頭で理解し、小さな取組みから大きなことまで、人生をかけて解決に向けて挑戦している人もいます。
まだまだ人の目に触れていないところで、草の根的な活動をされている人は、山ほどいるでしょう。

SDGsを活用して自分を良く見せたいという願望があるなら、必ず、自分のこれまでの行動を見直してください。
なぜなら、今までの行動のままでいくと、地球は滅びると言われているからです。もし地球が無事だったとしても、人間社会が続かないですので。


会社ビジョン等とやっていることがかけ離れている人

「社会を幸せにします」や、
「地球環境を護るトップランナー」や、
「社会的に弱い人に必ず寄り添います」などの、
非常に素晴らしい、SDGsの文脈でも世界から歓迎されるようなビジョンや目標を掲げられている企業は沢山あります。

企業コンサルをしている中で見えてきたこととして、そういった高貴な目標を表明する背景には、人材採用をうまくしたいことや、株主から要求されている場合、あるいは、実現しないことをわかっていて詐欺まがいの言葉、というケースが見受けられます。

会社のことを説明する媒体がウェブサイトだけの場合は、特に気を付けてほしい。
誇大広告が有利誤認表示等の罪に問われ得る現代の社会のおいて、会社の最も大きな方針は嘘ついても良いのか?
努力しているからという嘘は、許容されても良いのか?

自分で言ったことは守る。
これは人間が相互の関係性を構築する上で、非常に重要な要素です。

政治とか会社とか、大きかったり不透明だったりすると、本人もそれをわかっているから、何でもアリと考えているのかな。


シンプルにおじさん

これは反感ある方もおられるかもしれませんので、きちんと説明します。

高度経済成長期(1960年代)に生きた方や支えてこられた方々は、今は70~100歳代でしょうか。
そして、そういった方々が強く影響を及ぼしたであろうお子様は、今は50~80歳代でしょう。

つまり、高度経済成長の影響を強く受けている、現在の50歳以上の方について言及しています。

彼らは、
「働く環境?そんなの関係ねぇ」
「環境破壊?そんなの関係ねぇ」
「過労死?そんなの本人が悪い」
といった中で育っています。

そうすると、それが当たり前の価値観として頭に、行動様式に、人生観に刻まれていてもおかしくない。

そうすると、その自分の価値観を、新しい世界を切り開こうとしている世代にも強要する。

私自身、この真実に気付いたのは昨年です。
なぜこのおじさんは、そこまで意固地に社員を悪者にするのだろう?
なぜこのじじいは、世界が間違っていると言っていることを、いや正しいと胸張って言えるのだろう?
といった疑問がスタート地点でした。

そして、女性ではなく男性というのは、私の経験上も統計上も、最終意思決定者に男性が多いからです。

女性が先頭に立った方が、世界は良くなる。
せめて、半々くらいには早くもっていきたい。
これはSDGsにも掲げられていることです。


まとめ

当事者としてSDGsに関わる場合・・・約束したことを守ることに力を使いましょう

SDGsをしているという会社等を見ている場合・・・真実を見抜けるようになるよう、力を注ぎましょう

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