トランネット

出版翻訳専門の翻訳会社です。2000年の創業から20年間で、2400冊以上翻訳させていただきました。翻訳者の皆様に出版翻訳の情報とお仕事を提供し、翻訳を通して日本と海外をつなげるよう、日々コツコツ活動しております。 https://www.trannet.co.jp/

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マガジン

  • 出版翻訳の舞台裏

    トランネットのコーディネーターが交代で、月に一度更新します。 普段はお仕事に関するご連絡ばかりになってしまいがちですが、皆さんの訳文を拝見しているのはこんなメンバーです。 過去のブログはこちらから:http://tn-ura-column.cocolog-nifty.com/blog/

最近の記事

ゴダールとヌーヴェルヴァーグの女神とパリの墓地

2022年9月、1950年代後半から60年代前半にかけてフランス映画にヌーヴェルヴァーグ(「新しい波」の意)と呼ばれる大きな変化をもたらした映画監督の一人、ジャン=リュック・ゴダール(1930-1922)が91歳で亡くなりました。 映画の誕生は19世紀末。それから徐々に産業化され、1950年代には映画会社の撮影所で助監督として経験を積まなければ監督にはなれないシステムになっていました。 ところが、1950年代後半のフランスで、シネマテーク・フランセーズ(古今東西の映画遺産

    • 第74回フランクフルトブックフェア2022

      3年ぶりにフランクフルトブックフェアに参加してきました。まだパンデミックが収束したわけではありませんが、今回は参加するための強い動機と目的がありました。 ひとつは日本の小説の海外への売り込み。今年に入ってから日本の小説の英訳を出版社からいくつか請け負っており、売り込み先を見つけるお手伝いをさせていただいています。ただ英訳するだけではなく、海外の出版社探しから、現地で出版されるプロセスまで見届けたい。もうひとつは海外のエージェントや編集者から「3年ぶりに会ってお互いのアップデ

      • 食生活を見直しました

        疲れがたまったときや、季節の変わり目などに職業病ともいえる腰痛が悪化するのですが、夏のはじめに、数年ぶりにひどいぎっくり腰になってしまいました。整体に通ったのですが、前回よりも治りが遅いので整形外科を受診。幸い骨には異常はなかったのですが、あらためて健康管理を考えるようになりました。 腰痛改善ストレッチやウォーキングなど適度な運動は心がけてはいるのですが、その日の気分でやったり、やらなかったり……。体重ももうちょっと落としたいのにこれではいかん! と思いたち、モチベーション

        • リーディングのコツ

          9月に入り、厳しい暑さもひと段落しましたね。前回のnoteで近年のリーディング傾向をお伝えしたところ反響がありましたので、今回はレジュメの書き方のコツをご紹介したいと思います。 現在小社では年間400件近いリーディングのご依頼があり、リーディングをやってみたいという方にも随時トライアルを受けていただいています。トライアルでは「レジュメのつくり方(依頼書)」と「サンプル」をお渡しし、それを参考にリーディングしていただくわけですが、はじめから完璧なレジュメをつくるのはなかなか大

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        • 出版翻訳の舞台裏
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          動画の魅力(魔力?)

          ほんの半年くらい前までは、幼児から高校生まで、知り合いの子供たちがYouTubeに夢中なのがまったくわからず、自分では「発音を調べるのに便利」くらいにしか思っていませんでした。が、いくつかツボにはまる動画を見たらすっかり虜になってしまい、今では困りごとがあればまずYouTubeを調べるようになりました。「YouTuber」という職業があるのも納得。皆さんの知識量がすごい! YouTubeはもはや一昔前の「素人が自分の動画をアップする場所」ではなく、「プロがしっかり作りこんだコ

          小説書きの修行をしました

          皆様お疲れ様でございます。今回の記事を書きながら、ちょうど東京で1週間の酷暑の後に来た雨を楽しんでいます。夏はまだ続き、再び暑い日々が訪れると思いますので、皆様も水分補給や可能な限り長時間の外出を避けるよう気を付けてください。バルコニーの植物たちは先週の酷暑を頑張って耐えました(もう数日続いたら少し危ないところでした……)。 さて今回の話ですが、私は5月から6月までSF作家アダム・ロバーツ氏が講師となった「Writing Science Fiction(SF小説を書く)」の

          買わない選択肢はなかった

          前回担当させていただいた時に引き続き、またまた猫ブログにさせてください。 同じテーマは避けようかなと思っていたのですが、 うちの猫そっくり! なマグカップを見つけ これはブログに載せたいという欲がでて…(似てませんか?) 猫グッズ集める趣味はないのですが、これは家に置かれるべき、と思いました(笑) トップの写真を猫にしたので今回も我が家の猫エピソードを書かせていただきます。 とはいっても、おとなしい性格なので面白エピソードは皆無なのですが… いたずらもしませんし、飼う分に

          リーディングは社会を映す鏡?

          平日を挟みつつも、長かった今年のGW。皆さんはどんなお休みを過ごされましたか? 私は連休前半に夫の両親を訪ね、1時間ほどおしゃべりしてきました。コロナが心配ではありますが、落ち着くまで待っていたら次にいつ会えるかわかりません。マスクをして短時間だけ、とルールを決めて元気な顔を見てきました。 久しぶりに会った両親は、近所の本屋がなくなったと嘆いていました。「本屋は、新聞やテレビとは違う視点で社会を見れるからいいんだよなぁ。それがなくなって寂しいよ」とのこと。高齢者にとっては、

          挫折あり、前進ありの日々

          「長かったコロナ禍がやっと明けましたね」という書き出しで始められたらよいのに、と思いながら3巡目の〈note〉当番です。各種データ分析やワクチン接種が進み、社会が感染対策に対応するようになり、人々も「正しく恐れる」知識を積み上げてきました。そんな社会変容が進み、当初に比べれば未知のものへの恐怖感が薄れた気がします(いい意味で)。これで治療薬が一般的になれば、トンネルの出口が見えるのではないかと期待しています。 To each their own... 最初はまじめな話から

          読書のくせ

          本を読むとき、文庫本でも単行本でも私は帯とカバーをとってしまいます。 寝っころがって行儀悪く読むのでカバーがすぐにずれてしまうのが嫌なのと、電車に乗っているときに読む際、何の本を読んでいるのかわからないようにしたいというのが理由です(美しい布製のカバーをいくつも持っているのですが、面倒でほとんど使用していません)。 私が女子高生の頃、通学電車でいつも同じ場所のドアの入り口に立って文庫本を読んでいる男子高生をよく見かけました。彼はどんなに電車が空いていても座ろうとせずに(始

          図書室ボランティア再開

          コロナ禍で2年近く活動休止していた小学校の図書室ボランティア活動が再開し、久しぶりに参加しました。 メインの活動は、ブックコーティングと本の修理、図書室の掃除や整理です。コーティングでは表紙全体をフィルムでしっかりきれいにくるめるように、カバーの左右の袖の上下は斜めにカットするのですが、最近の子供向けの本のトレンド(?)なのか袖にクイズや豆知識がたくさん載っていて大きくカットできず、いつもより技が必要でした。久しぶりでしたし、緊張しましたが、時間をかけてなんとか仕上げること

          明けました、2022年

          早いもので1月も3分の1が過ぎようとしていますが、皆様年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は鎌倉の実家にいたのですが、コロナ前よりは少ないものの、初詣の人出もだいぶ戻っていたようです。2020年からだいぶ閑散としていた六本木も人が増えてきて、12/24(金)には「こんなに人がいるのを久しぶりに見た! 前はこんなだったっけ!?」と驚くほどの混みっぷりで、大通りの歩道はまともに前に進めませんでした。しかし、やっと感染者数も落ち着いた、そろそろ安心して出かけられるかな、と思

          まさかまさかの新型コロナウイルス感染と闘病の日々

          今年7月、母が脳梗塞を起こして85歳で亡くなりました。 母の四十九日法要兼納骨を行う予定だった8月29日は、東京都の4回目の緊急事態宣言(7月12日~9月30日)の真っ最中。家族や親戚を感染させてはいけないと、弟と私の2人だけで営むことにして、1週間前の22日に実家に集まり、打ち合わせをしました。皮肉なことに、このときに弟から新型コロナウイルスに感染してしまったのです。弟は妻(義妹)からの感染でした。 義妹は医療従事者ではないのですが、医療関連の団体に勤務していて、ワクチ

          本を読みながら、絆を結ぶ

          皆様お疲れ様でございます。今年も後もうちょっとですね。2020年もそうでしたが、2021年は「え、もうすぐ終わり?」の速度で進みましたね。冬風も感じ、今は暖かい部屋の中でほとんどの時間を過ごしております。バルコニーの植物はちょっと大変で、しおれている花もおりますが、最近埋めた生姜やニンニクが元気で何よりです。 今回の話ですが、「人に読み聞かせること」を最近考え始めております。私のパートナーは注意欠陥多動障害なので、普通の本を読むのにとても苦労してしまいます。彼によると「本を

          一日の大半ここにいます

          自宅で業務をするようになってから猫を飼い始めました。 そろそろ4カ月になりますが、すっかり新しい環境にも慣れて写真のように仰向けで寝てることもしばしば見かけます。顔や背中はなで放題させてくれる良い子なのですが、おなかの毛については手を伸ばすと結構な頻度で反撃に遭います。一番触り心地がよいのでつい…。そのうち爪をしまうことを覚えてくれるとよいなあと思っています。 この下の青いのは自分(人)用に買ったビーズクッション。なんだかやけに気に入ってくれてます。猫用として購入していた

          コロナ禍とクーデターのなかで実現した翻訳コンテスト

          2019年から日本の作家さんをエスコートしてミャンマーを訪れるようになりました。国際交流基金ヤンゴン日本文化センターさんのご尽力により、毎年ヤンゴンで開催される文学交流イベントに招待していただけることになったのです。私はそれまでシンガポールやロンドン、イタリアを含むさまざまな国に作家の方々と訪問(あるいは旅)してきましたが、ミャンマーは初めてのことでしたので、2019年に田口ランディさんとヤンゴンでイベントに参加した際は本当に興奮しました。 国際交流基金ヤンゴンオフィス前で