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郊外ニュータウン まちおこし奮闘記 2020/1/28

本日の活動報告。

今日はニュー喫茶 幻のモーニング営業からスタートしました。

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あいにくの天気だったのですが、今日も心強いお客様のおかげで良い雰囲気で営業することができました。

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( 写真はお客様のTさんより。ありがとうございます! )

モーニングの様子

今日は僕にPC操作を聞きに来てくれたお客さんと、ギターを習いに来てくれたお客さんがいたのですが。

なんとたまたまお隣のPCに詳しい方がその方にお知恵をお借りする事ができ、ギターレッスンの方の隣にたまたまギタリストが座っていて、ギターレクチャーを手伝って頂けたり。

すばらしいスキルシェアの場となっていました。

当初思い描いていた理想的な幻の活用方法に近づいてきている気がしました。

お陰様で無事楽しくモーニング終了。

続いて、コミュニティ・マルシェへ出勤。

今日はどうして出勤したかといいますと。

岩手県の矢巾町役場の方々がコミュニティ・マルシェの取り組みを視察したいといらして頂いたので、そちらの対応業務でした。

今回、コミュニティ・マルシェ全般について色々な質問をお受けしたのですが。
一番聞いてみたかったのは、コミュニティ・マルシェ内にふくしプラザが併設されており、高齢者・若者・移住者が世代を超えて交流する拠点となっているので、どのように運営をしているのか聞いてみたかったそうです。

コミュニティ・マルシェ館内図

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コミュニティ・マルシェ内のふくしプラザは鳩山町社会福祉協議会が運営しており、実質的な運営は別になっておりますが、行事や日常の営業については互いのお客様が行き来しますし、協力して営業を行っています。

地域包括ケアシステムの推進のため全国的に様々なところで多世代交流の取り組みを行っていますが、たしかにコミュニティ・マルシェのように公共施設として福祉施設と商業施設を完全に同化している施設は全国でも珍しく。
ここでの活動は最先端の事例となっていると思われます。

正直なところ実際現場に立ってみると、ただ単に施設を一緒にするだけではなく、本当の交流を生み多世代交流を活発化させるには多くの工夫が必要と感じておりますが。

それは実際にこの施設がまず同じ施設として取り組みを始めたからこそ分かることなので、福祉施設と商業施設のコラボ、地域包括ケアシステム、多世代交流について、自分の立場からもっと発信していく必要があるなと改めて感じました。

その後、矢巾町の方々と意見交換を交わしました。

印象に残ったのは、矢巾町には使われていない田畑があってもそこは都市計画法や建築基準法により、そこに宅地を建てることができなかったり。
たとえ自分の所有する田畑であってもそこは農地として活用するしかなく、親族の家も建てることができず、それが原因でその親族がほかの町へ行ってしまったという事例もあったりと。
その法整備を変更するのも用意ではないため、土地活用に難航しているという話でした。

これは鳩山ニュータウンにも似たような問題があります。
ニュータウン内の空き家はほぼすべて都市計画法で「第一種低層住居専用地域」と定められており、基本的に「家」としてしか活用ができません。

いまニュータウンでは空き家がたくさんあり、そこに住んでいるのは定年退職してまだ元気のあるシニア達、どう考えてもそこに必要なのは「活動場所」や「店」であり、またそのような場があればそこを職場として若い人が入って来れる可能性があるのに(若い人の「移住」は「仕事」とセットであるため)現状としてはそのような活用は法的にできません。

( ちなみにニュー喫茶 幻は今の法律でも合法的な範囲で営業許可を所得し、新しい空き家の活用方法を模索中 )

地域活性化と世間では騒がれていますが、これまでの住みやすい日本を作るための法律が、これからの日本を作る足枷になっていたりと課題は山積みです。

自分は今できることはやっていくしかないので、こういったことも皆さんに知ってもらいつつ日々の活動を頑張っていきたいと思います。

以上、活動報告でした。
今日もご覧いただきありがとうございました。


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