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闇から光に向かう為の二つ目の階段「学年最下位の私が目指すは専攻科」

霊的に覚醒した私が クリアしなければならない
もう一つの階段

入学当時 学年で20番以内にいた私は
何のために学校で学んでいるのか
自分が生きている意味さえわからなくなっていた
全てが 何もかもが どうでも良かった
不良と言われるクラスメイトと学校をサボり遊んだり
タバコを燻らせ くだらない話に身を任せてみたが
そこに私の心を満たすものはなかった、気がつけば
成績は20番ずつ下がり あっという間に最下位となっていた。

卒業と同時に
高校卒業資格と
准看護師の試験を受ける資格が与えられる
試験に合格すれば 准看護師になる。

学年80人
成績が40番以内の者だけが
専攻科(正看護師養成クラス)に入学できる。
高校3年生の2学期の中間テストまでに
80番から40番以内に入らなければ
入試資格(進級資格)が得られられない。

覚醒した日から 必死で勉強をした。
塾に行くお金は無い
毒親が出してくれるはずが無い。

授業中ついていけなくてわからない事は
放課後 職員室に行って
個人的に先生に質問してわかるまで 教えてもらった。

数学の先生は 
剣道部の顧問の先生でもあった。
私より背が低く 体型から みんなから
「矮鶏」と言われていた。
すごく誠実で「ど」がつくほど生真面目な先生だった
剣道部を作りたいと申し出た時も
剣道部の試合に出たいと言った時も 
誠実に生真面目に要望に応えてくれた先生だった。
初段を取りたいと申し出た時も
朝練 夕練 夕練後の剣道教室まで付き合ってくれて
暗い田舎道 何かあってはいけないと
家まで自転車を漕ぐ私の後を ライトを照らして送ってくれた。

「先生 私は専攻科に行きたい40番以内に入りたい。」と言う願いにも 惜しみなく応えてくれて先生だった
昼休みや放課後 数学のわからないところを
わかるまで教えてくれた。

最下位80番になった時
「下がるところまで下がったね。あとは上がるしかないね」と
廊下で私を呼び止めた現国の先生
高校1年の時から卒業するまで いや
62歳になった今でも 私の人生を陰で応援してくれている先生だ。

下がるのは 転がり落ちるようにあっと言う間だったのに
どんなに頑張っても 10番しか上がらなかった
挫けそうになった時は
「木田(仮名)みんなだって勉強してるのだから
なかなか上がらないのは当然だ。諦めるな 頑張れ」と
自分のまわりには 腐った大人ばかりだと
思っていたが 応援してくれる先生や友人達が一人ひとりと増えた行った。

『どうしても専攻科に入学して 正看護師の資格を手にしたい』と
『神さま 力を与えてください』と祈りつつ 勉強を続けた

80番から40番以内だなんて
絶対無理よと思っていた同級生はたくさんいた。
高校3年生 最後の期末テスト
全クラスで34番 ギリギリ 専攻科入学の試験に合格した。




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