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中田敦彦が語る「日本の衰退」 【日本のやばい4つの事情】

皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。

先日、中田敦彦さんのYouTube動画「【2040年の未来予測②】衰退する日本と予測されるリスクとは?」を見ていましたが、非常に興味深い話でした。
動画へのリンクはこちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=IKsZJc6ckts

この動画では、マイクロソフト日本・元社長の成毛眞さんが語る、2040年の未来予測について紹介されていますが、その中では、日本の危機「やばい4つの事情」も紹介されています。
今日は、その4つの事情のまとめに加えて、実際のデータも紹介していきたいと思います。

①日本は既に貧しい国である

中田敦彦_YouTube

コロナ前、来日する観光客の数は毎年更新しており、2019年に3000万人も超えました。

観光客_推移

また、内訳を確認しますと、中国・韓国・台湾など、アジアからの観光客は約75%を示しています。

観光客_構成

なぜアジアからの観光客がそんなに増えているかというと、メディアで報道されている「日本のおもてなし」ではなくて、単純に日本は安いからです。
実は、アジア人にとっては、コスメなど、日本で買った方が安いです。

その大きな理由は、世界の物価(経済成長)が上がった一方、日本の物価は30年前のままだかれです。「失われた30年」ともよく聞きます。
世界の主要国の物価指数を確認しますと、アジアや欧米が成長していますが、日本は1980年からほぼ横ばいです。

物価_推移

なので、アジア人は自分の国で稼いだお金で、日本で買い物してくる、という状況です。
また、世界の主要国のGDPを見ますと、日本のGDPは3位です。

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「ほら!日本の経済はめちゃいいじゃん!何言ってんの?お前!」と思うかもしれませんが、残念ながら大きな間違いです。
忘れてはいけないのは、日本の人口は実は多いです。世界で見ても10位です。

人口_世界

なので、国全体のGDPではなく、1人あたりのGDPで判断すべきです。
1人あたりのGDPを確認しますと、日本は30位までに落ちてしまいます。

GDP_1人あたり

この状況は、日本の貧しさはわかります。

②日本の人口が減少している

皆さんもご存じの通り、日本の人口は急速に減少しており、大きな社会問題になっています。
総務省のデータを見ると、2020年の人口は1.24憶人ですが、2060年に8647万人まで下がると、予測されています。

人口_推移

また、最も恐ろしいのは、その人口の構造です。

人口_構成

2010年では、20歳から64歳までの人、つまり仕事ができる人は全体の59%を示しています。
65歳以上の方は、つまり年金生活をしている人は、23%です。

但し、2060年になると、20歳から64歳までの人は47%までに下がります。
その一方、65歳以上の人は40%までに上ります。
また、19歳以下の若者も、徐々に少なくなっていきます。
つまり、働ける人は半分になってしまいます。

③日本人は自分の資産を防衛していない

経済成長がない日本では、国民も自分の資産を積極的に守っていないのは事実です。
まず、無駄な保険(民間保険)を払いすぎています。
リスクに備えるのが大好きな日本人は要らない保険を加入してしまっています。
そもそも、日本の社会保障制度のレベルは既に高いので、保険に追加で加入する必要は全くありません。

また、厳しい年金制度もあります。
「老後2000万円不足問題」も報道されていますが、こちらは年金を払っても、定年後に年金をもらえない、ということです。
そもそも、多くの人も勘違いしていますが、年金は保険と同じです。
要するに、年金は長生きしている人のための保険となります。
日本の政府は、70才まで働く国民を想定しており、それ以上に生きてしまったら、生活できるように、年金制度を用意していますので、全員もらえると想定していません。
政府(金融庁)が「老後2000万円が足りない」と発言した時、自分で老後の資金を用意しないといけない、と伝えたかったです。
自分で投資して、自分の資産を増やして、老後のために備えよう。
なので、政府はつみたてNISAやiDECOといった制度を積極的に活用してほしいです。

最後に、日本の低金利預金も問題です。
昔(1970年代)、銀行やゆうちょの高い金利の時期がありました。
年4%以上の金利の時に、そもそも投資しなくても、銀行にお金を預けるだけで、投資すると同じリターンが得られました。
日本では、その預金心は未だに残っており、貯金しかしていない日本人の割合が高いです。

家計構成

④地方が崩壊していく

地方の崩壊は、人口減少にもつながります。
地方の人口は都市より更に減少しており、そのエリアで税金を集められなくなっていますので、国がサービスを提供できなくなってしまいます。
いわゆるサービスを民間に渡していますが、中々利益が出ません。
また、地方銀行と大学も崩壊します。
金融庁は「地銀の大半が潰れる」とも発言しており、その理由も低金利です。
金利が低いと、お金が集まらなくなり、お金を運用できなくなり、利益が出なくなります。

大学も、人口の減少につれて、学生が有名大学に集まってしまいますので、地方の大学の経営が成り立てなくなります。

・まとめ

今日は、中田敦彦さんのYouTube動画「【2040年の未来予測②】衰退する日本と予測されるリスクとは?」で紹介されている、日本の4つのやばい事情を説明しました。
①日本は既に貧しい国である
②日本の人口が減少している
③自分の資産を防衛していない
④地方が崩壊していく
その根拠となるデータも紹介していますので、皆さんもぜひ、今の日本の状況に関しては、危機感をもっていただければ嬉しいです。^^
対策としては、中田敦彦さんの動画の最後にも少し話していますが、「国は変わらない、助けてくれない」ので、自分の人生をよくするために、自ら行動するしかありません。
積極的に投資して、自分の資産を増やすことで、老後の2000万円不足問題も解決できますし、人生も豊かになります。

2021年1月11日
投資家Cuber

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