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ハンドメイドの食器の良さってなんだろう?🤔

食器、特に陶器の食器って、今では100円ショップでも十分使える食器が売られていますよね。ニトリや無印にもシンプルで比較的安価な食器がたくさん売られています🙄

(▲100円ショップの食器)

一方で作家物の食器ってすごく高くありませんか?作家物だとお茶碗1つ3,000円が相場と言われたりしています。確かに手作りで手間暇かけて作っているので、高くなるのは仕方ありませんよね😮

(▲hibifukuさんの信楽焼のごはん茶碗)

そうなると、「食事を盛れればいいんだから、量産品の食器でいいのでは?」となりますよね。
そこで、このnoteでは、「ハンドメイドの食器の良さってなんだろう?」というテーマについて考えてみました😀

先に私が考えた結論を述べると、ハンドメイドの食器の良いところは、「家庭料理を盛ると美味しそうに見えるところ」です。

■ハンドメイド品と量産品のデザイン性の違いを考える

ハンドメイド品の良さを考えるにあたって、ハンドメイド品の逆を量産品と位置付けて考えることにします🤔

ハンドメイド品と量産品のデザイン性の違いについて考えてみます。

量産品の場合、たくさん作らないといけないので、量産できない複雑すぎるデザインはできませんよね。
また、たくさん売らないといけないので、奇抜なデザインではなく、万人受けする無難なデザインが求められます🙄

ハンドメイド品の場合、完全に作者の自由です。量産品ではできないようなデザインも可能です。


ハンドメイド品にしか出せない「手作り感」というのもひとつのデザインだと思います。量産品で「味がある」食器ってなかなかないですよね。


ただ、想像したデザインを形にする技術力がないと、手作り感が「素人っぽさ」になってしまいます。「素人っぽい」と「味がある」とでは、両方とも万人受けするわけではないというところでは同じだと思います。
違うところは、「味がある」は「抑えるべきポイントでバランスが取れていて一定のファンがいる状態」、「素人っぽい」はそうではない状態だと私は考えています🤔

■ハンドメイド品は「手作り感」が大事?

「手作り感」が全くないハンドメイド品でも良いじゃないか!それも良いと思います。私はずっと良いと思っていました。

私は作陶するとき、以前は量産品のように均一な作品を目標にしていました😅形は完全に左右上下対称、表面は手の跡が全くなくてツルツル、釉薬は完璧にムラなく一色。

(▲無印良品の食器)

でも途中で気付きました。「じゃあ量産品を買えばいいじゃないか!🙄

何を目標に作るかは個人の自由ですが、やっぱり量産品にはないところ、違うところがハンドメイド品の一番の魅力であり、それを引き立てるのがハンドメイドする上で重要だと思います😎

ハンドメイド作品の価値を他にも考えてみました🤔
肉村ハム蔵さんのこちらの記事で、商品のストーリー性について少し触れられていました。

「必要だから買わなきゃいけないモノ」が少ないから、ストーリー性によって購買意欲を刺激しているのではないか、という話が書かれていて、とても共感しました🙄

最近は作家さんをSNSで身近に感じられるようになっているので、量産品よりは作家物の方がストーリー性が感じられ、確かにそれもハンドメイド作品の魅力になっていると思います🙂

どこで、どんな人が、どういう価値観を以て作った作品なのか。そういう情報によってその商品をより大事に思った経験ってないでしょうか?例えば野菜に生産者さんの写真が載ってると、ちょっと手に取りたくなりますよね😊

■「手作り感」が魅力的な理由って何?

話は変わりますが、北大路魯山人という人物をご存じでしょうか?😀
昭和初期頃に活躍した、マルチタレントな芸術家です。

魯山人さんは古美術店を経営していたのですが、店の売り物のお皿に料理を盛ってお客さんに出していたらバカウケしたのがきっかけで、会員制料亭を始めました。

(▲魯山人のうつわ)

その会員制料亭が繁盛しすぎてお皿が足りないけど、売ってるお皿が気に入らないから魯山人さんは自分で作り始めちゃいました😲元々は書道に秀でた方で、その他いろんな芸術に詳しく、料理も陶芸もできる、というマルチな才能の持ち主です。

現代の日本では料理と食器のテーブルコーディネートを考えるのが当たり前のようになってきていますが、日本人がテーブルコーディネートを考えるようになったのは魯山人の後だとまで言われています🙄魯山人さん、すごい人なんです。

(▲料理と食器の組み合わせ)

そんな魯山人さんは「料理と食器は夫婦のようなもの」「食器は料理の着物」と言っています。つまり、料理を美味しく見せるために食器がある、と言えます😎

なるほどね~と思って気付いたのが、料理本🍳
家庭料理の料理本の表紙って、作家物っぽいお皿に料理が盛られていることが結構多いんです。

(▲家庭料理のレシピ本の表紙)

私が陶芸の作品の参考に本屋さんで行くコーナーはレシピ本のコーナーです。ジャンルは家庭料理😎
オレンジページやきょうの料理などの月刊誌でも、作家物のうつわに料理が盛られていることが多いと思います。

現代の日本人の感覚的に、家庭料理が一番美味しそうに見えるのは作家物のうつわなんだと思います😃✨
なぜなんでしょう?家庭料理も作家物のうつわも、両方とも「手作り感」があるから雰囲気が合うのかもしれませんね😉

ちなみに北大路魯山人の著書は青空文庫で無料で読めますので、興味がある方はぜひ読んでみてください✨超頑固で有名な魯山人さんですが、本は結構分かりやすくて面白かったです。

■お気に入りの食器、1つ持ってみませんか?

このnoteを読んでくださっているあなたは、お気に入りの食器がありますか?😊

私は旅先で食器を買うのが趣味なのですが、以前有田焼の平皿を買いました。手描きで富士山の絵が描いてあります🥰

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りんごを乗せて使ってみて、すご~く幸せな気分に浸りました😊なんとも形容しがたい充足感。ただのりんごなのに、いつものりんごとなんか違います。

お気に入りの食器を使うってこういうことなんだな、と改めて感じました。そして、できれば私の作った食器で誰かにこういう気分になって欲しいなぁと思いました😌

ごはん茶碗とか、おやつ用の小皿とか、なんでも結構です。量産品でもハンドメイドでも(できればハンドメイドだと私は嬉しいです笑)、まずは1つ、ぜひお気に入りの食器を見つけて使ってほしいなと思います😉

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(▲私のお気に入りのシリアル用小鉢)

このnoteが食器に興味を持つきっかけになって欲しいなと思います😀

ちなみに私も陶芸をしております。よろしければぜひ、作品をご覧になってくださいね😊

▼minneで販売もしております


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