姫路城「特別公開」訪問記
世界遺産であり、国宝天守の一つを擁する姫路城。8月31日まで、普段公開していない場所を見学できるとのことで訪問してきました。
姫路城の天守は、主要な「大天守」の周りに三つの小天守が付属し、渡櫓で連結された構造になっています。
今回は、「乾小天守」「イの渡櫓」「ロの渡櫓」「ハの渡櫓」「東小天守」が公開されました。
上から見ると「ロ」の字をしている姫路城天守。大天守からは見えにくい「ロ」の字の内側が見られます。
乾小天守からは、普段見られないアングルの大天守を間近に眺めることができます。
城址公園の西部、内堀の外側の遺構です。姫路城といえば普通は天守周辺を連想すると思いますが、本来の城の範囲はずっと広大。現存しているのは中枢部のごく一部です。
食い違い虎口とは、敵が侵入する時に進路を曲げ、防御しやすくする工夫です。
壁面にある下向きの隙間を石落としといいます。実際に石を落とすのではなく、弓矢や鉄砲で近づく敵を攻撃する工夫です。
明治維新期の城の破却や第二次大戦の戦火を逃れ、奇跡的に多くの建造物が残る姫路城。見所の尽きない城です。
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