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#204 スネアにパンチを出す方法
こんにちは。マツムラです。
今回は曲作りの中でスネアに色々手を施した事の備忘録です。
ビフォーアフター
早速ビフォーアフターから聴いてみましょう。
音源はLogicのSunset。適当に打ち込んだものです。
・ビフォー
・アフター
どうです?
明らかに後者の方がパンチのあるスネアになってますよね?
音源自体は全く差し替えておらず、プラグインの差し込みだけでここまで変化させることができました。
やったこと①:EQ
まずはEQを差しましょう。
ポイントは以下2点。
・スネアの胴の響きをちゃんと出してあげる。
・スナッピー(ジャリジャリ)の音をしっかり際立たせる。
それぞれを意識したEQが以下。
200Hz辺りは胴、5000Hz辺りはスナッピーの響きを際立たせるために若干ブーストしてあげます。お好みでローカットしてもいいかもです。
音量を上げるだけだとパンチとかじゃなくただうるさいスネアにしかなりません。
きちんとEQでおいしいところだけ際立たせるようにするのが重要です。
・(EQ)ビフォー
・(EQ)アフター
ちょっとは変わったかな?正直EQの段階ではそこまで目立った変化はないです。
やったこと②:コンプレッサー
次はコンプをかけましょう。一番重要なところです。
音楽における「パンチ」とは一体何なのでしょう。
自分は「波形の面積」とイメージしています。
以下にざっくり曲中のスネアの波形のイメージを描きます。
この飛び抜けている部分が大きければ大きいほど目立つ音になるイメージですね。
面積を大きくするなら音量を上げればいいじゃないか、と思うんですが
こんな感じで、単純に音量を大きくして面積を広げてもうるさい音になっちゃうんですよね。
そこでコンプの登場です。
要はこんな感じで圧縮して波形を潰しちゃえばいいんですね。
こうすれば「面積を大きく&うるさいラインは超えない」を実現することができます。
実際の設定画面は以下。
波形を大きく潰してあげるために、Ratio(潰す割合のパラメータ)は大きめの値に設定してあげます。他はいい感じで調整で。
・(コンプ)ビフォー
・(コンプ)アフター
死ぬほど変わりました!
有料プラグインのコンプをかけるともっとパンチを効かせることができるみたいなんですが、Logic標準プラグインでも十分に思えますね。
びっくりするのが、これだけスネアの存在感が変わっているのに、MAX Levelは変わってないということです。
コンプすげえ。超大事。
やったこと③:リバーブ
最後にリバーブです。ここはおまけ。飾り付け程度に。
一点だけ注意するのが、
「スネアのトラックに直接リバーブを絶対にかけてはいけない」ことです。
原音にリバーブをかけると音の芯がぼやけます。
ストリングスをあえてぼやけさせる等ならよいのですが、スネアのような芯が大事な楽器には致命的になります。
「スネアにリバーブをかけるときは絶対にセンドリバーブ」。これだけ注意。
てっきとーにプリセットから選んだだけなので音源や設定は割愛。
再掲
・ビフォー
・アフター
おまけ
曲の中でどんな聴こえ方になるかもチェックした方がいいかなと思ったので、他の楽器もつけてみました。
・ビフォー
・アフター
明らかに後者の方がスネアが埋もれていなくて曲が引き締まってますね!!
テスト用の曲なのでリテイクも程々に適当に作ったんですが、このくらいなら秒で作曲できるようになってきました。
最近あまり記事書いてないですが裏では結構作業してます。
ギターもコード弾きくらいなら何とか弾けるようになってきましたね〜いい感じです。
さいごに
今回は久しぶりに作曲の備忘録でした。
裏で着々と進行してます。引き続き頑張ります。
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