#168 サラリーマン、シンセについて学ぶ⑥
こんにちは。
今回はシンセの代表的な音について、どんな種類があるのか見ていきたいと思います。
↓↓ 前回 ↓↓
前回までのおさらい
前回までで、シンセの音が鳴る仕組みと音作りの基本的な流れについて勉強しました。
シンセは上記のようなイメージで音を鳴らしており、以下のような手順で基本的な音色が作られます。
① 波形生成(オシレーター)
② 音色を変える(フィルタ)
③ 音量(エンベロープ)を決める(アンプ)
今回はシンセにはどんな代表的な音色があって、どんな役割があるのかを勉強していきたいと思います。
シンセの代表的な音色
これまで一からシンセの音を作る話をしてましたが、もちろん初心者なので中々にハードルが高い話です。
DAWで用意されてるものを使うのが普通かと思います。
筆者が使っているLogicでは以下のようなカテゴリでシンセの音源が用意されていました。
これらの中でも特に代表的なのが以下の5つのようです。
① Lead
② Pluck
③ Bass
④ Pad
⑤ その他特殊なもの
一つ一つかるーく説明していきます。
Lead
その名の通り楽曲の中で主旋律を奏でることの多い音色。
前回使っていたこのサンプルの主旋律の部分もいわゆるLeadですね。
Leadは基本的に音量が大きく、サステインが大きい(音が減衰しない)といった特徴があります。
また、モノフォニック(同時に一つしか音が出ず、和音が出せない事)という特徴を持ったものもあり、なるべく目立たせることに特化した音色であることが多いです。
Pluck
Pluckのマイナーな意味で「(弦楽器などを)かき鳴らす」といった意味があります。
その意味の通り、ギター等のように和音を奏でる楽器の役割を担うのがPluckです。
実際にサンプルに加えてみました。
説明した通り、ピアノとかギターを彷彿とさせる音色ですよね。
特徴としては、アタックが強めの減衰系の音色。ピアノやギターを完全に踏襲しているといった感じですね。
また、先ほどのLeadとは逆にポリフォニック(和音が出せる)という特徴もあります。
Bass
こちらは特に説明するまでもないかなと思います。ベースの音です。
サンプルの音源でもベースの音として使っています。
ベースといえば弦楽器なのでPluckのようなアタック強めの減衰系の音色が主流なのかなと思いきや、サステイン長めのLeadっぽいブリブリベースや、特殊なワブルベースというものまで、結構種類に富んでいるそうです。
いつか機会があったら詳細を勉強したいですね。
Pad
Padは色々な意味がありますが、シンセでは「詰め物」の意。
ストリングスのようにホワーンとした音色が特徴で、サウンドの隙間に詰め込む的な意味合いで使われているんだと思います。
実際にサンプルに加えてみました。
隙間が埋まって重厚感がました感じですね。まんまストリングスと同じような使い方をしてます。
音色の特徴は、なんといってもふんわりした立ち上がり(Attack弱め)と残響(Release長め)です。
ストリングス的な使い方以外にも使い道はありそうなので個人的に色々勉強します。
その他特殊なもの
その他色々な面白い音が書くDAWに用意されていると思います。
レーザービームの音とかありましたね。Logicだと以下のような感じです。
さいごに
今回はシンセの代表的な音色について見ていきました。
次回は一旦シンセの基礎編は終わったということで、ちょっと深い所を見ていきましょうか。
ここまで見ていただきありがとうございました。
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