社会を支えられるデザインに携りたい!東芝デザインのインターンシップ参加者に体験談を語ってもらいました
こんにちは!東芝UIデザインチームnote事務局の小林&柴田です。
8月の末、東芝デザイン部門では夏季インターンシップを開催しました。
この記事では、UIデザインチームでインターンシップに参加してくれた学生さんに語り手のバトンを渡し、彼女たちが体験した業務やそこから得た学び、感じたことなどをご自身の言葉で紹介していただきます。
ぜひ最後までご覧ください!
夏季インターンシップとは?
デザイン部門で実施する夏季インターンシップは『実務体験型』です。約2週間ある期間中は毎日オフィスに出勤し、デザイン業務をリアルに体験することができます。
インターンシップに興味をもったきっかけ
はじめまして。夏季インターンシップに参加したカワナ&ワタナベです。
ワタナベ)私は、大学で開催されたインターンシップの説明会で東芝のデザイナーさんの話を聞いて興味を持ちました。
見た目の綺麗さやインパクトだけを追求するのではなく、社会を支えられるデザインに携わりたいという気持ちがあったので、社会インフラに関連したデザインを行なっている東芝に興味を持ちました。
カワナ)私は過去のインターンシップ記事や、このUIデザインチームのnoteを読んで興味を持ちました。noteでは、業務内容やデザイナーの皆さんの入社経緯などもわかるし、写真からは楽しそうな雰囲気が伝わり、職場の様子が想像できるので参加前からわくわくしていました。
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スケジュールは約2週間、テーマ発表から成果報告まで
スケジュールはこのような感じです。
約二週間、オフィスやオンライン会議でデザイナーさんとコミュニケーションをとりながらテーマについてガッツリ検討します。
東芝のデザイン部門は現在、在宅勤務が主流ですが、インターンシップ期間はみなさん出社されていて、オフィスがにぎやかな雰囲気でした。
UIデザインチームへ配属!さっそくアプリの企画を検討開始
2日目からUIデザインチームに配属され、さっそく「レシートスキャン」のアプリの企画を考えることになりました。
「レシートスキャン」は、お買い物でもらったレシートをカメラ撮影するだけで、かんたんに家計簿を作ることができるアプリです。
実際に使ってみると、さまざまなシーンでの活用方法が考えられるなと感じました。デスクトップリサーチをしながら想像力を働かせて、使用シーンとして「旅行」と「推し活」に焦点をしぼりました。
インタビューをして、ユーザー像を明確にする
次に、ユーザー像をイメージするために、また具体的なニーズを聞き出すために、「旅行」や「推し活」が趣味の人をUIチームの中から探してインタビューを行いました。
カワナ)インタビューで聞く項目や流れを決める事前準備と、インタビュー結果から課題を見つけ出す分析作業にしっかり時間をかけました。わざわざお時間をいただいてインタビューをするので、うまくいかなかったらどうしよう…という心配もありましたが、想定外のニーズも聞き出せて、無事に機能を考えるヒントが得られました。
ワタナベ)私は、深掘りしたいポイントを、インタビュー中に速攻で見極めることが大変でした。けれど、そうして頭をフル回転して質問したおかげで、興味深いお話をたくさん聞くことが出来ました。
情報をカスタマージャーニーマップにまとめ、仮説を立てる
次に、インタビューなどで得られた結果をカスタマージャーニーマップ(以下「CJM」といいます)にまとめていきます。
ワタナベ)そもそもCJMを作ったことがなかったので、目的や考え方をレクチャーしていただくところから始めました。
例えば「ペルソナを極端な行動をとる人物にすることが、特長のあるサービス開発に繋がる」「ユーザーの気持ちが下がっている部分だけでなく、上がっている部分をさらに上げる視点も必要」など。 大学では体験したことのないデザインプロセスで、本当に多くの学びがありました。
カワナ)目的や考え方のレクチャーのほかに、東芝のデザインの中でどのようにCJMを活かしているかということも教えていただきました。大学で知ることができない、貴重な情報をゲットできました(笑)。
アイデアをアプリのデザインへ落とし込み、繰り返し検証する
これまで集めた情報から、提供価値や体験設計の仮説をたてて、アプリの仕様を決めて、UIデザインに落とし込みます。
カワナ)制作期間が短いので、はじめにアプリのメインとなる仕様を決めて、優先度の高い画面から順に作りました。
ワタナベ)いきなり作り込まずに、手描きのラフなワイヤーフレームとアピアランス検討を行き来して、検討を重ねました。
デザインが固まってきたらレビューを受け、UIデザインチームの皆さんからフィードバックをもらい修正するという作業を繰り返します。
カワナ)デザイナーのみなさんに見ていただくたびに、新たに必要な画面がわかったり、画面によっては丸ごと作り直さなきゃいけなかったり、レビューを繰り返すほど良いものになっていきました。「推し活」は自分の興味あるテーマでもあったので、自分らしさを大切に、「レシートスキャン」の特性も活かした作品ができたと思います。
ワタナベ)レビューのたびに「旅行」やこのアプリの魅力は何なのかを見つめ直すことで、より良いUIに近づいていく感触がありました。
期限との闘い。焦りや不安をのりこえ成果発表会へ
いよいよ成果発表会です。プレゼンテーションスペースに集まったたくさんのデザイナーさんを相手にプレゼンテーションをします。
ワタナベ)成果発表会まで正直ものすごく焦っていました(笑)。
UIデザインはギリギリまでブラッシュアップを重ね、なんとか納得できるクオリティに持っていけた……という感じでした。
プレゼンのあとは、安堵とお褒めいただいた嬉しさで、ちょっぴり涙が出ました。
カワナ)私は楽しかった!というのが一番の感想です。
コンセプトが決まってからは、集中モードでひたすら追い込み、バリバリ制作しました。
本当に完成するのかという心配も多少ありましたが、ワタナベさんとお互いに競い合うように(笑)、作業を進められたので、良いスピード感で最後まで駆け抜けられました。お互いに良い影響を与え合いながら制作することができました。
2週間のプログラムを終えて、さいごに
カワナ)常にあたたかく見守っていただき、最後のお別れのあいさつでは思わず涙が出てしまいました。大変なこともたくさんありましたが、間違いなくこの夏一番成長できた出来事になりました。
ワタナベ)いち学生にたくさん時間を割き、真摯に向き合ってくださる方ばかりで、非常に学びの大きいインターンシップになりました。
本当にありがとうございました!
以上、カワナさん、ワタナベさんからの紹介でした。ありがとうございました。インターンシップに参加することに不安を感じている学生さんや、東芝に興味を持っている方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ライター:カワナさん、ワタナベさん
編集:東芝UIデザインチームnote事務局 小林J、柴田
(学生が制作した作品の名称・内容等はインターンシップにおける仮想のものであり、実在の名称・人物・団体等とは一切関係がなく、また、当社の実際の製品・役務の名称ではありません。)
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