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塾バイト1年目で心が折れない方法論

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記事一覧

学生講師向け聞かれる話術の方法論

学生講師向け聞かれる話術の方法論

もともとこの記事は別の方向で書こうとストックしていた物なのですが、ちょうどこのシリーズに盛り込もうとしていたものに被っていたので、今回はマガジンの一部としてアップする事にしました。

「話し方」を研究する大学生で塾の先生を始めた頃、僕はあまりに喋るのがヘタクソで、全く仕事にならなかった(笑)ので、一時期むちゃくちゃ喋り方の勉強をしていました。
落語、お笑い、漫才、司会、講演会etc...
とりあえ

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個別指導バイト完全攻略ガイド【3-4】誰でもできる褒め方の方法論

個別指導バイト完全攻略ガイド【3-4】誰でもできる褒め方の方法論


授業に緩急をつけるのに効果的な「褒める」という行為について。
多くの新人バイトの学生さんから質問を受けるので、褒め方の方法論を解説したいと思います。

「褒める」のミッションについて「褒める」という行為に限りませんが、何かを本当の意味で使いこなせるようになるには、まずその行為のミッションを定義づけする必要があります。
そもそも「褒める」って行為のミッションは何なのでしょう?
僕は「褒める」という

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個別指導バイト完全攻略ガイド【1-1】マインドセット①

個別指導バイト完全攻略ガイド【1-1】マインドセット①

僕は基本的にアルバイトに関しては最低限の労力で時給を稼ぐスタンスでいいと思っています。
というか、少なくとも雇用する側の僕たちが時給以上の価値を要求すべきじゃない。
それ以上が欲しいなら①適切な待遇を用意するか、②実現し得るシステムを構築するか、③働き手の人間がインセンティブに感じる要因を作るかが筋というのが僕の考えです。
ただ一方で、アルバイトの側がストレスなく働きたい、コマをたくさん得たい、な

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【3-5】バイト講師の指示が通りやすくなる方法

【3-5】バイト講師の指示が通りやすくなる方法

指導を始めたての新人講師から、生徒さんに注意をして、なかなか指示が通らなくて困るという悩みをよく聞きます。
僕は、そもそもアルバイトの講師に細かな注意やしつけ、あるいは時に怒ったりという負担を課すのでなく、システムで解決したほうがいいと言う派なのですが、そこはそれぞれの塾のスタンスだと思いますので、今回は個人として注意が通りやすくなる方法論についてまとめていきたいと思います。

指示が通りやすい空

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1年目講師向け成績が出るまでの保護者の方との信頼関係の作り方

1年目講師向け成績が出るまでの保護者の方との信頼関係の作り方

僕たちが直面する悩みの一つに成績の変化が表れるまでに保護者の方のご理解を得るというというのがあるように思います。
僕たち大人が勉強の構造を分解すると、①苦手分野を見つけ出し、②適切な対策を行えばいいと考えがちで、そのためにKPIを定め、最適な教材と指導を行えばそのミッションは達成できる、と。
もちろん、それを実践するのは子供たちですし、そう簡単にはいきません。
無茶な課題感を設定すれば子供たちに学

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生徒の予想外の発言に対応するための方法論

生徒の予想外の発言に対応するための方法論

先日学生バイトさんの方とご飯に行っていた時、生徒さんの言葉に対してどうやって言葉選びをしているのか?と言うようなことを聞かれました。
この辺、僕の中でかなり考えたことがあったので、今回は僕が返答について意識していることについて書いていきたいと思います。

ふと投げられた『走れメロス』の言い間違いについてだいぶ昔のこと、とある生徒さんに何気なく学校で行っている学習範囲を聞いた時のこと、「えーと、、、

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学生講師が信頼関係を構築するための方法論

学生講師が信頼関係を構築するための方法論

ここ数日、僕のX(旧Twitter)に、学生講師なんて知識量で予備校講師に及ばないからハズレばかりというような発言でプチ炎上したポストが流れてくるのですが、仕事柄(見たくも無いのに)さまざまな反応が回ってきて(笑)、それで学生講師の価値創出についての持論と方法論があったので、今回はその辺についてまとめたいと思います。

学生講師の創出価値を定義するそもそも学生講師の価値はなんなのか?
先に挙げた発

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学生講師の課題に対する指示出しの方法論

学生講師の課題に対する指示出しの方法論

個別指導などをしているとなかなかうまくいかなくて悩みの種になるものの一つに宿題の指示があります。
指示通りにやってこない、やったのに忘れる、そもそもやってこないetc
で、自分なりに必死に課題指示を出しているのにそれが通らず思うように成果が上がらず悩んだり個別責任者の社員さんから宿題をやらせてよと言われたり...
宿題をやってくれないというのはコストになる上に授業の計画が崩れるので(特に複数人個別

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学生講師向け生徒のキャラクター認知の方法論

学生講師向け生徒のキャラクター認知の方法論

学生講師さんからよく聞く子供たちとの接し方に関する悩みの一つに、生徒さんによって相性の良し悪しが違うというものがあるように感じます。
僕は一定の再現性をつくるために、子供たちと接する際に目の前の生徒さんの興味の方向と思考パターンから大きく四つに分類して、接し方や声掛けのパターンを決めています。
もちろん生徒一人一人の性格はそれぞれで、大前提として人対人のコミュニケーションありきなのですが、一定の方

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