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『おおきく振りかぶって』BS松竹東急で再放送、始まりました。その良さとは「うまそう」の祖にして編プロスタジオオルフェが文芸方面にがっつり入ったスポーツ物を、のオーダーはやがて新たな機軸を持たせることが出来た成果、に基づく。

 といふことで少し前フリしてましたが、こちらについて
書いてみることにでもしようか、の気分なので。

金曜の夜11時30分なので、ますます『転スラ三期』が希薄になる、ですけど(可変動もキツいし。水島努繋がりで『じょしらく』の後番組がおお振りです)。


『おおきく振りかぶって』ことおお振りの良さは「うまそう」の祖
にして編プロが文芸方面にがっつり入ったスポーツ物を、のオーダーに
新機軸を持たせることが出来たことが、成功の要因の一つではないかと。

 元よりサンライズでは『ガンバリスト駿』を成功させた
岩田幹宏の作品で、まだバ加山が放置したことでも死んだとされる(あとは忌野清志郎が死んだのも一因)東芝EMIは
まだ死んでいなかった(だからBBBの「ドラマチック
」は東芝EMIから発売されてる)。

https://web.archive.org/web/20221229030256/https://www.oricon.co.jp/prof/328477/products/707196/1/

「ドラマチック」の音楽プロデューサーはHuMIさんですか。

「プリンセスメーカー2」のサウンドといえば佐野弘明さん
、といふサウンドタグが出来上がってる感じはするのだけどね。


で、『あの花』(オリジナルは2011)にも受け継がれている
ように、脚本のメインは黒田洋介、文芸協力のクレジットに
長井仁としっかりスタジオオルフェな人たちが名前を連ねている。

この編プロこと編集プロダクションが文芸の軸になって、
「革命的な野球アニメ」に厚みを持たせたことは結構な
エポックメイキングではあった。
 心理戦、戦術分析、メンタルトレーニングと動機づけと
しての「うまそう」、意識付けとしての「サードランナー」
、そしてブラバン音楽だけでなく、個人的な応援団ユニット
が奏でる音楽と高校野球のフュージョンに至るまで。

 それらをしっかりサポートするナビゲーションにもなって
いるのが、水島努作品ではお馴染みの浜口史郎音楽だった
といふのが『おおきく振りかぶって』の特徴だったな、と。

こっちはよく内面モノローグの思考時に流れる「メンタルトレーニング」。


 その個性付けがカッチリしてたから、谷口淳一郎は他の
作品の方でも呼ばれてゴスロリ小笠原さんに小笠原打法
(ガッツ打法)させるわけですが(『SHIROBAKO』)。


第一話は「ホントのエース」だっけ。
 ホント三橋廉を観ると、なるほどのパタリロ口だなと。

 そして『まどめ』に至るも思うけど、こうしたエンカウントで
演じる方にも抵抗なく、しっかりかませ犬にあたるのは
この頃からやっぱりきしょいさんなのか。

花井◆谷山紀章

まあその適正を既に熟知してるのがやはり菊田浩巳音響監督の
魅業(みわざ)だのお、と。

ま、「まっすぐ」も使い方次第、ってのはハスから入りすぎて
「会話のストレート」を知らないオードリー若林が培ってきた
「まっすぐのコントロール力」と相通ずるものがあるんじゃないか、
とは前から考えているところですけど。


で、出世作にした人が多い作品でもあって、ホントにマネージャー
しのーかの声が若いなあ。
 今や異形のモノばかりやってる福圓美里ですけど。

いろいろと異形が過ぎすぎて、ストレートに人間の悩み聴いてる福圓美里のキャラが「放送作家という人間の形をしてる」だけでも珍しい。のみならず安心して聴ける話をするのも珍しい、とはこれ如何に。『声優ラジオのウラオモテ』三話感想。|torov



 次回の二話が「うまそう」の動機付け。
「キャッチャーの役割」。

解決局面で勝負どころに格好良く流れる「チャンス」。

といふことで『おおきく振りかぶって』BS松竹東急で再放送、
始まりました、でした。






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