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北海道の冬散歩~身近な天然記念物~

東京都内から約2時間で行ける北海道の冬の散歩道、そこでは国の天然記念物の野鳥を見ることができます。この野鳥は貴重な存在ですが、その名前を多くの人は聞いたことがあるはず。この記事では、その鳥にふれたいと思います。

その鳥が見られる場所は、羽田空港から1時間30分で新千歳空港に行き、そこから車で20分で到着します。
その場所は民家の近くの畑。国の天然記念物のこの野鳥は、近所の人にとって当たり前の存在です。

この鳥の名前は、おでんの具の名にも付けられ、比喩の言葉にも使われます。
おでんの具の名前は「がんもどき」。比喩の言葉は、「雁首(がんくび)そろえて待ってろ」。その他に、雁行(がんこう)、落雁(らくがん)ということばがあります。
聞いたことあるでしょうか?

その元になった野鳥が「マガン」という鳥です。

トップの写真の左側は今年生まれの若鳥、右は大人になりきった成鳥です。
はっきり見分けられる違いは2つです。正解はコメントで返答します。

ガンのお肉は美味しかったようで、その味に似せて作った精進料理が「がんもどき」のようです。カモもどきでも良さそうですが、ガンの方が身近だったのでしょうか。

また、「雁首そろえて待ってろ」は、マガンの群れが警戒モードになった時に、首を伸ばして同じ方向を向くことが由来のようです。昔、この鳥は狩猟の対象でしたから、その後に銃で撃たれる流れですね。

では、なぜその名がよく引用されている鳥が国の天然記念物か。その理由は、狩猟と湿地の開発によって数が激減したためです。

1970年代、総数は7000羽ほどにまで減ったようです。その後、保護が進み、現在は25万羽ほどに回復しています。

マガンとその仲間は、秋にロシアから日本に渡って来て、北海道を中継し、宮城県で越冬します。その中の一部が北海道でも冬を越しています。そして、3月になるとロシアへと北上していきます。

北上の時の群れの規模は数万から十万ほど。その迫力ある散歩道は、別の記事で紹介します。コロナ明けた際には、北海道旅行のコースに組み込んでみてはいかがでしょうか?

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
読者のみなさまに幸せが訪れますように!

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