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鳥豆知識~おしどり夫婦と言ってはいけません~

仲が良いご夫婦のことを「おしどり夫婦」と言いますが、鳥の知識がある人は誉め言葉としては使いません。結婚式の祝辞で、「おしどり夫婦」と言おうものなら…。

結論を言いますと、オシドリは毎年高い確率でつがいの相手を変えます。
そのため、「おしどり夫婦でうらやましい!」と言おうものなら、ものすごく皮肉った言葉になります。

野鳥の生態を考えると、フクロウ夫婦とかタンチョウ夫婦といった方が正しいかなと思います。この2種類の鳥は、高い確率で同じ個体と長い間つがいになり続けますし、縁起も良い鳥です。

フクロウは、昔からネズミを狩る鳥としてありがたられ、森の賢者と言われる時もあります。不苦労の語呂合わせで良いですね。
タンチョウは、長寿の鳥としてありがたられ、夏目漱石の千円札のにも描かれています。

ただ、フクロウもタンチョウも、相手が生殖能力に問題があった場合は、つがいを解消することもあります。野生って厳しいですね…。

この記事を読んだ方は、今後「おしどり夫婦」の扱いにご注意ください。


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