見出し画像

自分に厳しすぎる方にやって欲しいこと ストラテラ服用日記933日目

発達障害・神経発達症の方は、自分に厳しい人は少なくないと思います。
小さな頃から厳しく躾けられたり、出来ないやつと叱られ続けて、なんでも出来るようにならないといけない、周りの期待に応えないといけないと盲信してしまったり、発達特性からの完璧思考・0-100思考が発動してなんでも100点じゃないといけないと思い込んで、過剰に自分に厳しさを強いてしまっている人だと思います。

たくさんの方から相談を受けている中で、そういった方の悩みを聞いていると、そこまで自分に求めてしまったら、苦しいだろうなぁ、つらいだろうなぁと感じます。

本当はありのままのその人でいることが満点だと思うのですが、周囲からの視線に自分の評価軸を置いてしまって自分を苦しめている。

これは、それまでの経験から刷り込まれてしまっている部分も多く、無意識に、自覚できないほど自然にそういった思考になってしまっているのが、なんというか非常に怖いなと思うし、タチが悪いし、そのループから抜け出すのを困難にしている原因だと思う。

そのような方にどうしたいか聞くと、もっとがんぼりたいとか、出来るようになりたいとおっしゃる方が半数ぐらい。もう半数は、ある程度の自覚があり自分の性格をどうにかしたいと言われます。

そのような話を聞いた時に、私は「近しい方があなたと同じ状態だとして、その人から相談されたらなんと声をかけますか?」と問いかけることが多い。

客観的に自分を見れてないなと感じた場合に、この問いをする。そうすると、とても優しい言葉が溢れてくる。

続いて言うのは「その言葉をご自身にかけてあげて下さい」と言うことだ。

人は他人のことはわからない。他人は自分ではないので、どんなにシンパシーがあっても相手の心が完全に分かることはない。

なので、他人のつらさを想像は出来たとしても、世界で1番つらいのは自分ということになるし、一番頑張っているのも自分なのだ。

だからこそ、自分自身にその優しい言葉をかけて欲しいと思います。
あなたが世界で一番大切にしなくてはならないのは、他ならぬ自分自身なのだから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?