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明日、躁状態の父と病院へ。

躁状態の父と生活する事に限界を感じ、明日父を入院させるために病院へ。


本人には薬を変えるから一緒に行かなくてはいけないと説明した。


父は自分の気持ちが大きくなっているという自覚がない。

入院を告げれば怒って罵声を浴びせられるかもしれないし暴れるかもしれない。

前回の入院時は、先生の前で母に対して「もうお前とは離婚だ」と怒鳴り先生にも「お前なんかにワシの事など分からんわ」と罵声を飛ばしていた。

もちろん本人からしたら入院するつもりなど毛頭なかったので、裏切られた気持ちがあるのは間違いないしそれに対する罪悪感もある。


僕や母のエゴかもしれない。

父の気持ちは無視した上での入院となる。

双極性障害になってから、20年ほど。

もう今更治るとは思わない。

ここ数年、認知機能も著しく低下している。

認知症の初期症状である、感情や欲求のコントロールが効かなくなるということが起きて、
瞬間的にカッとなりやすくなったり我慢という事が出来なくなっている。

双極性障害になってからは、何度も入退院を繰り返し警察沙汰にもなった事もある。

母もずっと父のお世話をしてきたが、今までの我慢や心労が積み重なり限界がきている。

「もう、これ以上は耐えられない。離婚しても良いと思っている」と言っている。

義父や義母の介護、ダウン症の兄のお世話。そして不登校児だった僕や姉への気苦労。

今まで自分の人生を犠牲にしてきた。

無理をして、何でも自分で背負ってきた。

これ以上家族のために我慢して欲しくはないし、母には少しでも自分のためにと言う生き方をして欲しいと心から願う。

僕がもっと早い段階で母のサポートに力を入れていればという、悔いや自責の念もある。

僕1人で父のお世話や一緒に生活出来る自信はないので、入院後にグループホームなどに入居して貰う事も考えている。


ただ、今は冷静な判断は出来ないと思うので先の事はまた落ち着いてから考える。


もちろん、父の意思や尊厳は無視はしたくない。


姉とも少し話をしたが、もしグループホームなどに入居するのであれば父が一番過ごしやすい環境で住ませてあげたい。

農作業が好きなので、そう言ったレクリエーションなどあるところもあれば。


病気になったのは父のせいでもないし、父は悪くない。

真面目で優しく、繊細過ぎるが故の結果だと思う。

悪いのは双極性障害と言う病気なんだ。


いずれにしても、まずは明日。


焦らずに、必要以上に自分を責めないように。

落ち着いて、落ち着いて。


文章にすれば少しは頭や気持ちが整理出来ると思い綴る。


                服部 佳弘






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