マガジンのカバー画像

トラヤヌス【小説】

7
運営しているクリエイター

#さよなら

僕とサンタの想い出

僕とサンタの想い出

僕がサンタの存在を知ったのは、おそらく幼稚園児の時分だっただろう。そこのクリスマス会でサンタを知った。
幼稚園の制服を脱いで、3年がたったクリスマスの日の頃。家に従兄弟(いとこ)が来てた。この従兄弟が後に問題を起こし、僕の家に多大な影響を与える。以降は、その日の家の様子である。

僕「ただいま!」

家族「おかえり」

従兄弟「おっトラやん!元気?」

僕「うん元気だよ」

(従兄弟は僕には兄貴

もっとみる
卒業式

卒業式

今日が最後と思いながら、僕は、教室に向かっていると、無駄に大きな声で話している生徒や、甲高い笑い声や、ダミ声が周りから、聞こえて来る。

僕は、教室に入ると、クラブのようだった。とてもうるさかった。式が始まるのは、9:45。
それまでに、なかなか時間がある。

僕は、最前列(出席番号順)の席に座り、鞄から本を取り出し、読み始めた。

僕が本に夢中になってると、何か異変を感じたから、辺りを見渡した。

もっとみる