カレーと本とPodcast / 休日はミスタードーナツ

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  • Turn around and eat curry.

    カレーにはじまりどこにも着地しないエッセー集

  • プレイリスト

    いつからか特別な存在になっていた 耳の奥に、頭の中に、在る音について

  • 雑記(プ)

    プライベートな雑記。プライバシーを詰め込んだ記録。四半世紀の人生、感情、職業を整理整頓をした記録。題して「雑記(プ)」。 わたしと喫茶店でコーヒー啜りながら人生を語らっている感覚でどうぞ。

記事一覧

1001

じゅうがつついたち。 きりがいい。なんといっても2024年度の下半期のはじまりですから。 しかもflumpoolの結成記念日、じゃない間違えた、デビュゥ記念日であり、コーヒー…

ち
14時間前
8

Turn around and eat curry.(1)

カレーにはじまりどこにも着地しないエッセー集です。 2019年くらいから2024年夏までのカレー的生活、つまりせっせとキッチンに立ったり、おいおいと働いたり、引っ越しを…

500
ち
15時間前
2

適切に保存したい最後の初恋

むかしよく音楽雑誌をよんでた。 カナブーンとかシシャモとかシャンペインとかのライブレポートやインタビューを、隅から隅までよんでた。泥臭いとか、観客を沸かせたとか…

ち
2日前
13

0928

調子がよいことと調子がよくないことを行ったり来たりしている。なんといってもずっとこんなふうである。 人とうまく会えなかったり、別のひととはうまく会えたり、でもう…

ち
3日前
15

0923

流れるように過ぎ去る日々の中で、なにを愛おしみ、なにを味わい尽くしたいのか、五感を研ぎ澄ませて思考を重ねる。秋の夜風には、そんな風情がある。きがする。 ところで…

ち
8日前
23

アナーキーでさみしい生活/相談と直感

右を向いても左を向いても、前方に目を凝らしても後ろを振り返っても仕事はない。 究極の暇人である。暇は心をさみしくする。さみしさは社会と繋がっていたいということの…

ち
11日前
17

キャンディを溶かしては固めるような行為

からからの耳とお腹を満たして、代わりに喉をからからに枯らした。 それから友だちは恵比寿の奥に消えていき、わたしは世田谷へ帰った。夜の世田谷線は昼間の穏やかな明る…

ち
2週間前
17

0907-0911

0907 いつもの本屋さんでおしゃべりの会。 うぅたのしかった。満たされた。話が尽きないのでバワリーでごはんたべて解散。 はじめて参加したので最初ぼうっと聴いてたけど…

ち
2週間前
20

街をでることについてなど

街をでよう ランドマークが隠れるまえに いろんなものを、通過してしまうし、同時に通過されてゆくことが、すこし切ない 通過してもしても、わたしの中心はなにも変わらな…

ち
3週間前
20

Summer Ends

0830 純粋にまっすぐにピュアに一心にカレーをつくった 玉ねぎがとろとろになっていて甘くてやさしい味がした、こんなにやさしいカレーをつくったことがないのでおどろい…

ち
1か月前
24

すこし秋めいてきた空気がここちよくて、バンプオブチキンの花の名とか聴く。 電車を待つホームでひんやりとした風を浴びて、のんきに帰ったら洗濯物がすっかり飛ばされて…

ち
1か月前
22

0819(ネットプリント:chigcurry2024)

0819 夏休みのあとは苦しい。なかなか気持ちが戻っていかない。 日々に圧倒的に何かが足りなくて、それは例えば社食だったり、なんてことない会話だったりするんだろうな…

ち
1か月前
10

ここに素敵なものがある

0816 夜明けのすべてを観た。さりげない会話にユーモアが散りばめられていたりしてすきなやつだった。 与えるひとたちの物語だった。髪を切り、洗車を頼み、手袋を編み、…

ち
1か月前
23

0812

ペルセウス座流星群のピークだという。 最後に流れ星をみたのはいつだったろう。ずいぶん前だったような気がする。 お盆の東京はやけに静かで、でもこちらの夜空は明るく…

ち
1か月前
16

長い旅の途上

旅からかえる。元の生活にかえる。 いくつかの出会いがあって、いくつかの再会があって、わずかな変化が心におとずれる。 旅することは遠くへ食べに行くこと、と誰かが言…

ち
1か月前
13

ルックバック夏

最終報告おわり。はあ、がんばったな。話す部分についてはうまくできたとおもう、練習の甲斐あり、よかった。 まだあしたあるけど調整業務が主なので気楽なものである。夜…

ち
2か月前
19
1001

1001

じゅうがつついたち。
きりがいい。なんといっても2024年度の下半期のはじまりですから。
しかもflumpoolの結成記念日、じゃない間違えた、デビュゥ記念日であり、コーヒーの日である。

今日はプールに行ったり蕎麦を啜ったりした。
今季初のりんごを買った。
秋の空気の色濃くなってきた、いい日である。

そんないい日、きりがいい日の夜に、石破氏の首相会見の中継を横目に、これを書いている。
喉の調子

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Turn around and eat curry.(1)

Turn around and eat curry.(1)

カレーにはじまりどこにも着地しないエッセー集です。
2019年くらいから2024年夏までのカレー的生活、つまりせっせとキッチンに立ったり、おいおいと働いたり、引っ越しをしたりする日々を文章に納めました。続編は現在進行形で書いています(とはいえ継続可能性はなんとも)
※ネットプリントで出したものと同内容ですので、くれぐれもお気をつけください。読み逃したかつ読みたい方がいたらどうぞ。

1万4,000

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適切に保存したい最後の初恋

適切に保存したい最後の初恋

むかしよく音楽雑誌をよんでた。
カナブーンとかシシャモとかシャンペインとかのライブレポートやインタビューを、隅から隅までよんでた。泥臭いとか、観客を沸かせたとか、なんかそういう、綺麗にまとめてある文章を読んで、こんなふうに、自分の言葉で伝えられるのっていいなと思ってた。

でも最近はもう、泥臭さという言葉とか、綺麗に整理された語りを素直に受けとれない。だからこそ、知らない誰かの物語の一部として語ら

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0928

0928

調子がよいことと調子がよくないことを行ったり来たりしている。なんといってもずっとこんなふうである。

人とうまく会えなかったり、別のひととはうまく会えたり、でもうまく会えなかったことのほうが気になって、物哀しくなったりする。

やたらと蕎麦屋さんに行きたい気持ちでいっぱいなのに、結局いつもちがうものを腹にいれている。

髪の毛を切りに行ったのに、なんだかいつもより満足感が少ない。どうしてだろう。

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0923

0923

流れるように過ぎ去る日々の中で、なにを愛おしみ、なにを味わい尽くしたいのか、五感を研ぎ澄ませて思考を重ねる。秋の夜風には、そんな風情がある。きがする。

ところでなんだか今年は、いわば4月くらいから、ずっと焦っているのでは・・?と思う。

きつかったプロジェクトからぬけてゆっくりして、ようやく時の流れを自分のものにできたからには、全部自分の思うようにせねば、とか、もっとこうしなきゃ、とか、こうであ

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アナーキーでさみしい生活/相談と直感

アナーキーでさみしい生活/相談と直感

右を向いても左を向いても、前方に目を凝らしても後ろを振り返っても仕事はない。

究極の暇人である。暇は心をさみしくする。さみしさは社会と繋がっていたいということの証だよと中野信子先生が著書に書いておられたので、そういうことと解釈する。

とはいえ、しかし確実に、さみしさは元気をじりじりと奪っていく。
でもでもやはり、VUCAの時代はすでに終焉しBANIの時代だとかいうくらいなので、受け入れるしかな

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キャンディを溶かしては固めるような行為

キャンディを溶かしては固めるような行為

からからの耳とお腹を満たして、代わりに喉をからからに枯らした。

それから友だちは恵比寿の奥に消えていき、わたしは世田谷へ帰った。夜の世田谷線は昼間の穏やかな明るさに反比例して闇深さが際立って、ノラ・ジョーンズの、キャンディを舌で転がすみたいな純粋な甘さと貴い切なさの混じり合う声が弾む。

貴い気持ち、という言葉を口にしたりした。それが何にもならなくても、貴いという理由だけで噛みしめたくなる感情が

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0907-0911

0907-0911

0907
いつもの本屋さんでおしゃべりの会。
うぅたのしかった。満たされた。話が尽きないのでバワリーでごはんたべて解散。
はじめて参加したので最初ぼうっと聴いてたけどいろいろ話せてよかった。すてきなひとたちに出会えた。

本も買った。永井玲衣さんの新刊と、カーソン・マッカラーズの小説、心は孤独な狩人。ちょっと入り込みづらいから1時間くらいどっぷり時間つくって読み始めたほうがいいよと教えてもらった。

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街をでることについてなど

街をでることについてなど

街をでよう
ランドマークが隠れるまえに

いろんなものを、通過してしまうし、同時に通過されてゆくことが、すこし切ない
通過してもしても、わたしの中心はなにも変わらないのだということも、余計にむずがゆい

お察しのとおり、街をでるということにつけて、なにかにつけて、おセンチな心持ちになる。なにをみても、さいごかあ、となる。なんで引っ越すんだろう、とつぶやいてみたくなることもある。

それでいて目の前

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Summer Ends

Summer Ends

0830

純粋にまっすぐにピュアに一心にカレーをつくった
玉ねぎがとろとろになっていて甘くてやさしい味がした、こんなにやさしいカレーをつくったことがないのでおどろいた

つづいてクッキーを焼いた
さくさくのほろほろが行きすぎて割れほうだいである、たのしかったのでよしということにする

と、のんきに過ごしていた夜、継続するかどうか保留になっていた案件の終了が確定したと連絡を受けた。
5月からやって

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秋

すこし秋めいてきた空気がここちよくて、バンプオブチキンの花の名とか聴く。

電車を待つホームでひんやりとした風を浴びて、のんきに帰ったら洗濯物がすっかり飛ばされている。

まあいっかと笑い話にして、まとわりつく熱気からも解放されて、日々の余白を何で埋めようかと巡らせる。

集まって、ひとのつくったカレーをたくさん食べたり、とんでもないミラクルに来年が楽しみになったり、本を読んで地下に潜ったりパン屋

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0819(ネットプリント:chigcurry2024)

0819(ネットプリント:chigcurry2024)

0819
夏休みのあとは苦しい。なかなか気持ちが戻っていかない。

日々に圧倒的に何かが足りなくて、それは例えば社食だったり、なんてことない会話だったりするんだろうな、と思う。
いちいち気にしていたら何もできない。分かってるけどどうしても寂しい。

評価が公開される時期なんだけど、以前よりひとつ下がっていて、途中で逃げ出したのだからそんなの当たり前というか、それでも標準値にしてくれただけで有難いの

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ここに素敵なものがある

ここに素敵なものがある

0816
夜明けのすべてを観た。さりげない会話にユーモアが散りばめられていたりしてすきなやつだった。

与えるひとたちの物語だった。髪を切り、洗車を頼み、手袋を編み、供え祈り、あとはただ笑ってるだけ。

いつもいい報せをもってきてくれるひとから連絡がきてうれしかった。うれしいお誘い。夏はおわったなーと思う。夏というか、ひとつの季節がおわった。放たれて、自由で、リラックスしている。

今週はのんびり

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0812

0812

ペルセウス座流星群のピークだという。

最後に流れ星をみたのはいつだったろう。ずいぶん前だったような気がする。

お盆の東京はやけに静かで、でもこちらの夜空は明るくて、流れ星は簡単にはみえそうにない。

未草からあたらしい動画が公開されている。
5年前、Heliosに聴き入った日々をかすかに覚えている。

ふたたび東京に住もうとしている。
それはなんというか、素敵な一歩にちがいないのだ。

ひとた

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長い旅の途上

長い旅の途上

旅からかえる。元の生活にかえる。

いくつかの出会いがあって、いくつかの再会があって、わずかな変化が心におとずれる。

旅することは遠くへ食べに行くこと、と誰かが言った。ドアを開けて一歩外へ出れば旅、と誰かが言った。

自分のみている、自分のつくりだした空間から出たときに、ふと出会う未知なるものを、受けいれるということが、きっと旅のうれしさのひとつなのだろう。

まちを囲む青い山の線、そのうえにひ

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ルックバック夏

ルックバック夏

最終報告おわり。はあ、がんばったな。話す部分についてはうまくできたとおもう、練習の甲斐あり、よかった。
まだあしたあるけど調整業務が主なので気楽なものである。夜は蟹だって。

資料の修正をしなくてはならなくて夕方あたふたしていたら先輩が手伝ってくれた。神様だ。しかもオフィス出たらタクシー呼んであって、スマートなイケメンって本当に存在するんだと舌を巻いた。スマートという言葉のふさわしいひとである。

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