
管理職・指導者が、忘れがちな「学び直し」
部下から信頼される「良い上司(リーダー)」とは?
選手から信頼される「良い監督(コーチ)」とは?
これらの質問に対して、選ばれる管理職・指導者は以下の様な人が多いです。
それは、
・優しい人
・答えを教えてくれる人
・厳しいことを言わない人
確かに、優しいことはいいことです。
知識を沢山有し、惜しみなく共有、教示してあげることもいいことです。
ガミガミ細かなことを言わないのも時には必要なことでしょう。
しかし、人の前(上)に立ち、部下や選手(以下、「フォロワー」という。)を育成し、ゴールへ導くことが求められる立場である管理職・指導者が上記のような
アプローチだけで果たしてフォロワーは成長するのでしょうか?
管理職、指導者の最大責務は
「フォロワーに答えを教えること」ではなく
「フォロワーを成長させること」
「ゴール(目標)へ導くこと」
そのためには、フォロワーをよく観察し、目標に応じた個々の能力、性格、趣味嗜好などの「特性」に応じたアプローチが不可欠です。
時には、意図的に答えを明示せず、自ら考えさせなければなりません。
時には、フォロワーのために厳しく嫌な事も言わなければなりません。
更にはフォロワー個々の特性を把握した上で、立場、状況、時間帯等に応じて、
意図的に指導アプローチを変化させなければいけません。
また、外的側面から見ても時代の移り変わりと共に、教育環境、常識、フォロワーの特性、保護者の考え方なども大きく変化しています。
これらの変化に順応し、適切な指導アプローチをしなければフォロワーは成長しないのです。
では、視点を少し変えて考えてみましょう。
日本企業での管理職になる基準は、
下記の傾向が強いのではないでしょうか?
・年功序列
・組織に貢献した人(仕事が出来る人)
・社内昇格試験に合格した人
スポーツ現場(部活動含む)の指導者は、
・花形選手だった人含む経験者
・学校の教員またはそれらに準ずる人
・スポーツ(その種目)が大好きな人 など
つまり、
年齢を重ねた人
仕事で成果を出した人
優秀な点数で昇格試験に合格した人、
または、
トッププレイヤーだった人
学校の先生
スポーツをこよなく愛している人
肩書き「部長」「課長」「監督」「コーチ」だからといって、指導スキルがあるかというと、そこにリンク性(根拠)など一切ないのです。
つまり、管理職・指導者の職に就くのであれば、時代と自分の能力に見合う
相応の「人材育成スキル」を習得しなければならないのです。
※管理職を対象にした企業リーダー研修の模様
※競技性問わず全国規模で実施した指導者研修
一方で、世の中も急速に変化しています。
過去の常識が今では非常識に。
アップデートされた新しいものが目まぐるしく現れては消える。
世の中が急速に変化し、それらに伴い、
生活環境、価値観、常識観、流行り、趣味嗜好等も大きく変化しています。
つまり、過去の経験や知識をそのまま活かすことができなくなってきています。
今まで通りのことをしていては、
今まで通りのものしか得られない
という言葉がありますが、
今まで通りのことをしていては
今まで通りのものすら得れない
こんな時代にだからこそ、
管理職、指導者はフォロワーのために、
何をしなければならないでしょうか?
そうです、
管理職・指導者だからこそ、
時代にリンクした立場相応の知識や教養を身につけないといけない。
つまり、「学び続ける」ことが必要なのではないでしょうか?
続ける = 学ぶ + 学び直し
私はこのように定義しています。
危機感を持って、新しい知識や情報を取り入れるために、アンテナを張り巡らし、
積極的に「学ぼう(インストール)」とする人はいます。
でも、これだけでは足りないのです。
重要なのは、
自分が持ち合わせている知識・常識や、これまでの言動を振り返り、検証し、見直しを図るべく「学び直し(リカレント教育)」が不可欠だということです。
※リカレント教育=回帰教育、循環教育(学び直し教育)
みなさん!!
「学び直し」
忘れがちではないでしょうか?
今までの「常識」が現在は「非常識」に
今までの「正解」が現在は「不正解」に
つまり、「学び直し」とは、
自分が持ち合わせている常識や知識が現代にリンクしているかを基準に、
変化させる(アップデート)
時には捨てる(デリート)
ことが必要ではないでしょうか?
学び続ける = 学ぶ(インストール)+ 学び直し(アップデート&デリート)
管理職・指導者が成長しないと
フォロワーも成長しません。
管理職・指導者が成長しないと
被害者はフォロワーです。
みなさん、
自分のために、フォロワーのために
今一度、振り返ってみるのもいいのではないでしょうか。
管理職•指導者の成長KSFは「学び直し」
※ KSF=Key Success Factor(主要成功要因)
二ノ丸友幸(プロフィールはここをクリック)
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