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【石垣島のフォトウェディング事情】技術者・フォトグラファー不足とサービス力の低下の懸念

コロナで爆発的に伸びたマーケット

コロナ禍で結婚式が挙げにくくなって2年以上が経過しました。ようやく国内旅行については、もういんじゃない?といく空気になってきてくれました。このコロナ禍でブライダル業界も大変なダメージを受けました。大手ブライダル企業の倒産もありました。結婚式がなくなったからですね。
でも、コロナ前から結婚式自体は減少し、代わりに「フォトウェディング」という写真を記念に残す、いわゆる前撮りは増えていました。

このフォトウェディング。コロナ禍となって爆発的に増えました。特に沖縄の沖縄本島・宮古島・石垣島は供給力を超えて需要が生まれています。
私は6年前に石垣島に移住し、前職ですが、フォトウェディングの会社の経営を託されました。その時は、まだ石垣島ではそこまでのお客様はいなくて、フォトウェディングの事業者も元々石垣島で事業を行っていたブライダル会社のみでした。正直、石垣島にいるフォトグラファーの顔は全員知っていました。

そこからコロナ禍で大きくマーケットは成長し、経営していた会社も沖縄本島・宮古島・東京にまで店舗を拡大した程です。
正式な数字はどこからも発表されていませんが、私の調査では6年前から比べると石垣島のマーケットだけでも10倍近くに増えています。

知らないフォトグラファーがたくさん増えた

そこまでマーケットが大きくなったので、私が移住した時から比べると、石垣島でフォトウェディングをする事業者も増えました。また、東京や大阪などから出張撮影でお客様を連れてくる事業者も増えましたね。
これ自体は非常に喜ばしいことですし、私が移住した時に描いていたマーケットが活発になっている状況に近くなっています。
ビーチで出会うフォトグラファーも知らない顔が随分増えました。
たくさんの方が石垣島を楽しんでくれてる状況なので、嬉しい限りです。

商品は「人」

ただ、ここ最近深刻な問題があります。それは、技術者の不足です。
フォトウェディングという商品は、詰まるところ「ヘアメイクアーティスト」が綺麗にメイクして「フォトグラファー」が素敵に撮影するということです。要はこの「ヘアメイクアーティスト」と「フォトグラファー」そのものが商品でその質がそのまま商品の質となります。
今、この技術者の数が少ないのです。

今はいい。将来はどうなるの?

技術者の数が少ないとどうなるのかというと、本来あるべき技術力や必要なサービス力に満たしていないような技術者にも依頼せざるを得ない状況となるということです。
この点だけ考えると、仕事がたくさんあるからいいじゃん!みんな食えるなんていいね!となるんですが、中長期的に見ると大きな課題なのです。

石垣島のフォトウェディングの質が低いと評価される

曖昧な表現となってしまいますが、本来あるべき技術力に達していないフィ術者が、素敵でないメイクや素敵でない撮影をし続けていると「石垣島のフォトウェディングはクオリティが低い」と評価されてしまいます。そのイメージがついてしまうと最期、イメージ払拭は難しくなるでしょう。
結果自分達の仕事を無くしてしまうのです。

石垣島に帰ってきてもらえるのか?

この考え方をしているフォトウェディングの会社は石垣島では私だけかもしれませんが、私はフォトウェディングを通じて石垣島の魅力を伝えて、石垣島のリピーターとなってもらうことを目標としています。
そのため、現在の私の会社はフォトウェディングだけでなく、観光系や体験などにも力を入れ、帰ってくる場所をつくっています。
つまり、石垣島のことをよく知らない技術者だと、石垣島の魅力を十分に伝えることができないのです。これはサービス力の面ですね。
はっきり言って、私たち外様の人間は、石垣島のブランド力や魅力で仕事をさせていただいています。これは先輩方や環境を大切に守ってきてくれた石垣島や石垣島の人々のおかげなのです。
これをどうやって私たちでさらに増大させ、次世代に繋いでいくのか。私たちの責務でもあると考えています。

フォトグラファー・ヘアメイクアーティストになりたい人へ

少し話が大きい方向になってしまいました。
石垣島など地方のフォトグラファーやヘアメイクアーティストに必要なものは、当然ながら満足させられる技術力と、地方の魅力を語れるサービス力だと考えています。
全くの未経験でも大丈夫です。
地方を、石垣島を活性化させたい人。石垣島がとにかく好きな人。
フォトグラファーやヘアメイクアーティストになりたいという人は是非ご連絡ください。1から教えます。一緒に石垣島を盛り上げましょう。

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