見出し画像

綿毛が飛ぶシベリアの暑い夏と冷製うどん

ウランウデは不安定な気温が続いているが今日は25℃まであがり良く晴れていた。そして明日は29℃、明後日はなんと32℃になる予報だ。ダウンを着たり半袖になったりと非常に忙しい日々である。

ポプラの綿

32℃になるというのにまだタンポポは咲いているし、ポプラの綿は野原を白く埋め尽くし始めている。恐ろしいことに一番大きな通りのポプラはまだ全て蕾だった。あの蕾が全て綿になると思うと爆弾に見えてくる。

画像2

道路の脇にむなしくも大量の綿が引っかかっていて種が揺れていた。アスファルトがなかった頃なら全て土の上に落ちられただろうに。ここに落ちたらもう朽ちるしかないわけでなんだかいたたまれない気持ちになる。綿についている種もよく見えるから、カエルの卵のようだった。集合体恐怖症というわけでもないが少し気持ち悪い。植物とはいえ大量の同一のものが舞っていると恐ろしく感じるものだ。

この種から木が生えてくるのかと思うと不思議で、ただひたすらに増えようとするのが生き物の使命なんだなと改めて知る。

紫陽花

画像4

劇場の近くに紫陽花のような花が咲いている。細かく小さな花がいくつも集まって一つの花になっているような形だ。色も涼し気で日本の紫陽花を思い出す。

別のところにも植わっていたがスプリンクラーで腐ってしまうのではないかという勢いで水がかけられていた。やはり紫陽花なのか…?

アサヒビールの限定品

スプートニクという成城石井的な高級スーパーはドイツから日本まで様々なビールを取り揃えている。最近アサヒが姿を消していたのだが、春の限定のビールとともに復活していた。

画像3

 『クリアアサヒ 桜の宴』は、華やかな香りが特長の春限定の新ジャンルです。アロマホップのモチュエカ、アマリロ、マンダリナババリアを一部使用しました。「クリアアサヒ」ならではの“爽快な飲みごたえ”はそのままに、3種のホップ由来の華やかな香りで春らしい味わいに仕上げました。パッケージは、「クリアアサヒ」ブランドのデザインをベースに、青空に風で舞う桜の花びらのイラストを缶全体に描きました。

https://www.asahibeer.co.jp/news/2020/0127_4.html

とのことで2月に発売したらしいがもう日本では売っていないようだ。既に夏日和が販売されている。

中々魅力的なデザインだがいくら季節が遅れているシベリアといってももうさすがに桜ではない。

ちなみにロング缶でも日本円で350円ほどだ。あまり高く聞こえないと思うが、オーストリアのビールは75円程だからかなりの高級品。

手作りうどん

今日は自家製の代名詞、うどんを作ってくれた。ロシアにはうどんに適した中力粉がないそうで、強力粉だったがコシが強くてとてもおいしかった。うどんも奥深そうだから研究していこうと思っている。

画像4


この記事が参加している募集

サポートをいただけたらうれしいです。帰国の渡航費の足しにします。