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豚の角煮とチェコのビール

自粛生活中の楽しみはやはり食事だ。パン、ヨーグルト、あんこ、ベーコンは全て自家製だしもちろん夫婦で三食自炊している。

ブリヤートは肉がおいしい

ブリヤートは果物や野菜の種類は多くないし、超内陸だからもちろん新鮮な魚はない。缶詰はそれなりにおいしいものの、日本のようにはいかない。まあ6年のドイツ生活で慣れている。

しかし遊牧民の土地ブリヤートは肉がとても安く品質もいい。成城石井のような高級スーパーでも豚バラは1キロで199ルーブル(300円程)牛肉のステーキも1キロで320ルーブルくらいと全体的に安い。自然と肉中心の食生活になる。

シベリアの食糧事情については全くポジティブなイメージがなかったが、そんなことはなかった。

鶏モモは捌かなければいけない

日本とは違い、鶏のモモ肉は脚のままでしか売っていない。日本の一枚肉は夢のような商品だ。ドイツでも脚ごとでしか売っていなかったから、捌く技術を身に着けた。

ハサミを使えばさほど難しいことはない。YouTubeで調べればいくらでもレクチャー動画が見られるから自分でできるようになる。最初は肉をぐちゃぐちゃと引き裂いているようで残酷なことをしているような気持ちになったが、慣れると何も思わない。

むしろただの肉になる前の生き物の姿から調理することでより「残したくない」という気持ちになる。骨もダシに使おうとかうまく切り取れなかったくず肉もちゃんと調理しようと。

豚の角煮とチェコビール

そんなブリヤートで一番素材の良さを生かして作れるのは豚の角煮だ。奥さんはとても料理上手だから最高。

ちなみにレシピはこちら「栄養士のれしぴ」さんはどのレシピもおすすめ。

これとチェコのビールがすごく合う。

ロシアではドイツ、チェコ、中国、そして日本など様々なビールが手に入り、高くはない。

ロシアで一般的に手に入るビールではオーストリアのGösserとチェコのKRUSOVICEいうビールが特においしい。
Gösserの方は常に55ルーブル(80円くらい)ととても安く、KRUSOVICEは普段は80ルーブルほど、安売りしていれば60ルーブルで買える。日本でもAmazonで買える

ロシアでもこんなにビールを楽しめるとは思えなかったからうれしい(太るから一週間に一度というルールにしている)

低気圧から解放されたシベリア

数日間低気圧が続き頭痛に悩まされていたが今日はいつものブリヤートに戻り、恐ろしいほどの青空だった。

数日前には咲いていなかった花も咲いていた。日本でも見たことがあるがなんという花なんだろう。

ぽつぽつしか咲いていなかった梅も満開になっていた。なんだか花が浮かんでいるように見えて不思議だ。


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