三浦知良選手を見て思った
どちらが縦軸でも横軸でもいいんだけど、何かをしたい、したくない、できる、できないなどの「感情」という軸は、交差する「時間」という軸と共に常に動いている、変化していると感じることが多くなった。
年齢を重ねたことによると思う。
たとえば僕はジョギングを日課にしている。
運動をやらない人や日課らしきものを持たない人からすれば「よく続くよね」となる。場合によっては「頑張るね」ぐらい言われる。
でも僕は頑張っているわけではない。
絶対に毎日走ると決めているわけでもなく、気分が乗らなければ何日も走らない。
でもしばらくしたらまた走る。
走ることができるということが素晴らしいと思うから、大切にしている。
病やケガで走ることが出来ない人には申し訳ないけど、今の僕にはご飯を美味しく食べられることを大切にしたいのと変わらないこと。
決して「継続は力なり」だとか、ストイックな信条によるものじゃない。
シニアサッカーチームに所属している。
大人になって覚えた僕の技量は、学生時代からの経験者のようにキックもトラップも上手にできない。
しかしやり続けていられることが嬉しい。
昨日のサッカーJリーグ。
終了数分前にピッチに入った横浜fcの三浦知良選手が、神戸のイニエスタ選手を必死に追いかけているシーンがあった。
わずか数秒だったけどその後ろ姿が脳裏に焼き付いている。
二人の前にあと20m先までスペースがあったら、53歳はもっと大きく引き離されていたと思うけど、それでも追い続けたはず。
だって嬉しいんだから。
今できることの尊さ。
それをずっと感じていたい。
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