#トモロウ生物記録
私有水田にてマルガタゲンゴロウ幼虫を発見
私有水田にてマルガタゲンゴロウの幼虫を発見する。
近辺で成虫を確認したことがあるとはいえ、良好な湿地環境にのみ生息する絶滅危惧種である本種が私有地で繁殖を行っていた事に心底驚いた。
マルガタゲンゴロウやメススジゲンゴロウ類の幼虫は細長い首が特徴的で、いずれもミジンコなどを好んで捕食する。
これらはゲンゴロウ類全体の中でも比較的特異なフォルムをしており、以下の動画のようにしゃくり上げるようにして頭
苗を護るハラビロカマキリ
親戚から余った苗を譲ってもらい、始める事になったナスとピーマンのプランター栽培。
日当たりとスペースの都合上、ビオトープの隣で育てているために農薬の類が使えず、今後の害虫対策を色々考えていた所だが、ハラビロカマキリの幼虫を発見したのでプランターへと移動させてみた。
主に捕食してもらいたいのはアブラムシ。
果たして棲みついてくれるだろうか…。
と、そんな心配をしていたら早速何かが捕食されていた
振動に驚き飛び出すミミズ
私有水田にてピットフォールトラップを仕掛けるために畦を掘っていた所、その周辺から突如として何匹ものミミズが凄まじい勢いで這い出てきた。
これはスコップによる掘削振動をモグラのものと勘違いしたために起きた現象だろう。
ミミズ達は地上及び水田に向かって一斉に飛び出して行った。
こうした生態を利用してミミズを地上に追い出す捕食者も多数存在する。
シギのダンスなどは最も有名な例の一つだ。
このポイン
マルバハッカ(アップルミント)
職場から程近い水路に立ち寄ると、程なくして甘い香りに包まれた。
恐らくはあの植物が…と思ったが予想は的中。
この水路にはアップルミントの名で有名なマルバハッカが定着していた。
マルバハッカはヨーロッパ西南部産の植物だが、日本各地にも定着している。
スギナだらけの環境で繁茂している様子を見るに、除草剤でも駆除できない生命力なのだろう。
ビオトープへの導入はしたくないが、アップルミントの香りが欲し
アメリカタカサブロウの復活
前回
昨年、庭にギンヤンマを呼ぼうとして設置したアメリカタカサブロウ入りトロ舟ビオトープ。
それらはすでに撤去しており、その容器のほとんどは現在埋め込み型ビオトープとなって活躍しているが、中にいた生物や種子を集めて小型のトロ舟に移植した容器が一つだけ残っている。
中にいる生物はヒメゲンゴロウ幼虫、ユスリカ幼虫、サカマキガイ、シオカラトンボ幼虫、アオモンイトトンボ幼虫など。
そして芽生えてい
ヨシに留まるハナムグリ
最近はプランター水遣り用の桶に、採取したヨシを一時保管しているが、出勤前にそこを覗くと大型のハナムグリが留まっていた。
シロテンハナムグリだろうか。
シラホシハナムグリだろうか。
去年も同じような事で悩んでいた気もするが、覚えないままに時間が過ぎてしまった。
風に煽られてたまたまこの場所に落ちて来たのだと思うが、本種がここに誘引される理由が万が一あるとすれば「ヨシから餌の匂いを感じた」からかも
プランターのハネナシコロギス
2024/05/27
少し前に親戚から譲ってもらったピーマンの苗をプランターで育てていたが、そこで見慣れぬ影が俊敏に動く様子を目撃した。
その正体は庭で何度かその姿を目撃しているハネナシコロギスだった。
低木を好むとされる種だが、主な生息地である林のエリアから30mは離れたこのプランターに現れるものとは思っていなかったのでかなり驚いた。
灯りに誘われてやって来たのだろうか。
可愛らしい顔をし
特大深型トロ舟にエコトーンを作る
前回
216L容量の特大深型トロ舟(リス興業・G220)を使ったビオトープでの水際陸地作りを先延ばしにしていた所、庭に飛来したヒメゲンゴロウが多数産卵をした事で30匹以上の幼虫がその中を泳ぐようになってしまった。
ゲンゴロウ類の幼虫は上陸した後に地中で蛹となる。
すでに何匹もの幼虫が終齢まで成長しており、エコトーン作りを急ピッチで進める事に。
今回は安全興業のAZベジプランター700 NEO
シオカラトンボの渋滞
4月末、ビオトープにてシオカラトンボの羽化殻が渋滞を起こしていた。
原因は明白で、単純に羽化するためのポイントが少なくなってしまっているためだった。
隣の容器には昨年分の枯れたクワイやコウホネが水上に飛び出ているが、こちらはこの棒一つしか上陸箇所が残っていない。
この後に鉢底ネットを設置して羽化のポイントを増やした。
今年もビオトープではアオモンイトトンボやシオカラトンボの脱皮殻や羽化直後の成
自宅ビオトープにてマイマイカブリ幼虫を3年連続で確認
自宅ビオトープにてヒメマイマイカブリの幼虫を発見した。
なんとも感慨深い。
今回幼虫を発見した場所は、自分が成人してから初めてマイマイカブリの幼虫を発見した時のものと全く同じポイントだ。
当時はこの幼虫が庭に多数生息するアオオサムシであると勘違いしていたくらいにはオサムシの事を知らなかった。
あの頃と比べると流石に前に進めているが、あっという間に時が過ぎてしまった気がする。
ビオトープを造成し