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  • セアカオサムシまとめ

    荒地や草原を好む小さなオサムシ。準絶滅危惧種・セアカオサムシの飼育、繁殖、観察記録のまとめです。

  • トモロウ式ビオトープ

    自宅及び私有地に造成したビオトープ。または私有水田、私有休耕田に関連する記事のまとめです。

  • スナハラゴミムシまとめ

    タニシに依存した生活史を持つ特異な絶滅危惧種・スナハラゴミムシに関する投稿記事をまとめました

  • 白サシ養殖&給餌例まとめ

    白サシ(ハエ幼虫)の養殖効率化案や白サシを各種生物へ給餌した際の感想をまとめました

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アオヘリアオゴミムシ置き場

絶滅危惧ⅠA類(CR) アオヘリアオゴミムシ Chlaenius praefectus Bates, 1873 を2022年に捕獲、観察、飼育繁殖した際のツイートを備忘録も兼ねてまとめました。 アオヘリアオゴミムシの羽化 アオヘリアオゴミムシの蛹 アオヘリアオゴミムシの幼虫 アオヘリアオゴミムシ3齢幼虫の脱皮殻標本 アオヘリアオゴミムシの産卵行動 アオヘリアオゴミムシ多産地での捕獲記録 アオヘリアオゴミムシの標本 関連記事 アオヘリアオゴミムシ成虫に寄生す

    • アオヘリアオゴミムシ採卵

      相変わらず目が回るような忙しさでコメント返信も出来ず、書き溜めの記事もかなり消費してしまった。 そんな中でも、これだけは絶対にやっておかねば…と組んだアオヘリアオゴミムシの採卵環境。 今回はセットから3時間ほどで多数の採卵に成功。 例の如く、卵を包んだ泥(マッドセル)を視認しやすいように純白の珪砂を床材として採用した。 そして湿らせた珪砂にはいつの間にかトンネルが開通しており、複数匹の個体が潜んでいた。 多くのゴミムシ類は卵を泥で包んだ後、それを草などに付着させて産卵を

      • オオカマキリとツチイナゴ

        ビオトープ周辺のセイバンモロコシが繁茂するエリアにて、ツチイナゴの捕食を試みるオオカマキリ♂を発見した。 驚かさないようにゆっくりと退散する。 しかし少し経ってから見に行くと、その場に残っていたのはオオカマキリだけだった。 どうやら狩りに失敗してしまったらしい。 掴む事なく逃げられてしまったのかもしれないし、掴んだところでフルパワーの蹴りを食らってしまったのかもしれない。 ツチイナゴの蹴りは人間が受けても痛いほどの強さだ。

        • 休眠明けのセアカオサムシ

          休眠中のセアカオサムシを掘り起こし、生存確認をした。 本種は夏季に休眠をして秋になると再び姿を現す生態が知られているが、多くの場合は夏本番を前に羽化した新成虫によるもの。 この個体は今年の3月下旬に捕獲し、繁殖相手が見つからないまま夏を迎えてしまった末に休眠をした。 セアカオサムシの飼育は何年か行なっているが、繁殖のイロハを何も分かっていなかった頃、ペアで揃えたはずの交尾済み個体達の産卵に失敗した際も全個体が越冬をして翌年も交尾を始めたという様子を観察した事がある。

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          NEGISOBA

          某所名物の、悪ふざけみたいな見た目の料理。 初音ミクのコラボカフェでもここまでアクセルを踏まないと思う。 しかも推奨される食べ方も特異で、ネギで麺を持ち上げて啜り、時折りネギを齧って薬味として楽しむものなのだそう。 (普通に割り箸も提供されます) どんな味がするか?と聞かれたら、恐らくは万人が想像できる味。 美味しい蕎麦をネギで食べるという味。 しかし信じられない事に、正直言ってめちゃくちゃにハマってしまった。 いや、感動と言っても良いでしょうね。 グループの中で唯

          コンビニ巡り

          出張先でお世話になるコンビニやコインランドリーでは必ずと言っていいほどに虫が現れるので、生き物成分が不足する生活の中でも少しばかりの癒しになる。 今回の出張ではまだそこまで珍しい生物と出会っていない(昨日のアオヘリアオゴミムシを除く)が、クワガタが見られると毎度ラッキーな気持ちになれる。 そして普段はあまり気にしていなかったアミガサハゴロモも相当数が生息しているのだと気付かされる。 これはウンカ専食の生物を飼育する際に役立てられるかもしれない。

          コンビニ巡り

          2024/09/14採集記録

          2024/09/14 出張先でアオヘリアオゴミムシと出会う。 目撃したのは3匹で、そのうちの1匹を取り逃し、残りの2匹を採集する。 その他にもオオキベリアオゴミムシやコキベリアオゴミムシなどが多く見られ、この地の多様性を感じた。 これらは湿地性ゴミムシを探す際は環境の指標となる種だ。 山地という事もあり、アカガエルの仲間も見られた。 上記のゴミムシ達と同じく、このカエルが見られれば環境は良好だと判断できる。 関連記事

          2024/09/14採集記録

          ヘビ揉め🐍・オオジャゴケ

          仲間達と同じヘビを 👴 👋👋 ((🐍)) 揉めるって奇跡だもん 揉むとハーブのような香りがする苔、揉みたすぎる。 ハーブと言っても色々あるけど、何系だろう。 流石に水族館の中で「揉ませてください」「揉ませてクレメンス」とは言えなかったので、どこかの山にて自力で発見した末に揉みたい。 そして解説パネルの中の「歯の表面に…」という記述があるが、これは『葉』の誤字なのだろうか。 植物の葉の縁にあるギザギザは『鋸歯』という名称があるので、苔においてそうした延長線の用語を使

          ヘビ揉め🐍・オオジャゴケ

          蛇の恩返しを期待

          出先にて、準絶滅危惧種ヤマカガシの幼蛇を2匹発見。 なんと水路内で溺れかけていた。 体の小さい幼蛇は水流に逆らえず、滝壺の中をクルクルと回ってしまっており、自力で這い上がる事が不可能な様子だった。 これは人間でも毎年のように溺死が起こってしまうシチュエーションだ。 近くにあった枝を使い引き揚げると、呼吸が荒くなりながらも2匹は元気を保っており、そのうちの1匹はすぐに近くの茂みへと逃げていった。 しかしこの場所は比較的人通りも多いため、後に危害を加えられてしまう可能性も高

          蛇の恩返しを期待

          胸赤、青松

            某サービスエリアにて外来種のムネアカハラビロカマキリがガラスに張り付いている様子を確認する。 ムネアカハラビロカマキリを野外で発見する事自体が初めてだったので非常に驚いた。 自宅や実家では未だに在来のハラビロカマキリしか見た事がないのは幸いか。 在来のハラビロカマキリよりも大型で胸部が赤い典型的な姿は、一目見ただけでも本種だと確信できるほどのものだった。 まさか初遭遇がサービスエリアのような物流の核となる場所で起きてしまうとは…。 元々移動性が強いとされる本種だ

          胸赤、青松

          自由

          この2.5倍は食べてしまった。 人は、一度お盆を置いて手ぶらでビッフェを歩き回る時に最も『自由』を体感できるのだと知った。

          廃屋に隠れるイボバッタ

          道を歩いていた際、こちらに驚いたイボバッタが飛び跳ねて逃げた。 通常はほんの少し離れた地表まで飛んでいくが、今回のイボバッタは20m以上の飛翔をして廃屋の壁に留まった様子を観察する。 この廃屋の壁はイボバッタから抽出したかのような色をしているが、もしかするとこの個体は保護色となる自身の体と似た色の足場を意図的に目指して長距離を飛翔したのだろうか。

          廃屋に隠れるイボバッタ

          2024/09/08 ビオトープ観察記録

          日に日に忙しさが加速している。 書き溜め放出で毎日更新は行えたが、コメント返信やフォロワーの記事閲覧もまともにできず、明日からはとうとう長期でビオトープに立ち寄れない期間すら生まれてしまう。 その前にじっくりとビオトープを見ておきたかったが、明日は残念ながら早朝に出発しなければならないので準備を進めつつ、軽い観察程度に留めた。 オカワカメが開花を控えるネットを下から眺めた際、青空と風から秋の雰囲気を感じた。 そろそろキクモなども開花が始まるかもしれない。

          2024/09/08 ビオトープ観察記録

          十字架を背負って生きろ…

          175cm、61kg。 薄っすらと浮き出ていたはずの腹筋が消失して久しい。 自分は元々「痩せの大食い」と言われる事が多かったが、飲食店で「大盛り無料」だったり「デカ盛りメニュー」があったりした時に、それを避けるという選択肢が年々選べなくなってきてしまった。 ほぼ確実に量の多い物を選んでしまう。 特に運動をするわけでもないのに。 大盛りにしなければ損をしたと感じる学生メンタルが未だに残り続けてしまっている。 先日も出張先のハンバーグ屋に訪れた際、大盛りかつライスおかわ

          十字架を背負って生きろ…

          イシミカワ

          溜池周辺の藪にて、イシミカワを見つけた。 イシミカワは三角形の葉が特徴的なつる性植物。 以前には、さらに正三角形に近い葉の株も見たことがある。 托葉も特徴的で、さながらシャンプーハットのように茎を囲う。 さらには、茎に生える夥しい数の棘も本種の特徴として欠かせない。 あまりにも特徴だらけの植物だ。 ちなみに、本種によく似た植物として「ママコノシリヌグイ」という物があり、ここ何年かの自分は何かの折にそちらを探して歩いている。 和名の由来は「継子(連れ子)の尻を棘まみ

          イシミカワ

          飛来したスズムシ

          22時に帰宅。 そのまま懐中電灯を片手に庭を歩こうとした際、灯りに引き寄せられたスズムシのオスが飛翔してこちらの胸に飛び込んできた。 このオスは羽化してからさほど時間が経っていないのだろう。 コオロギも同様だが、飛翔のための後翅は鳴く際に邪魔となってしまうため、羽化後しばらくしてから脱落する。 そのスピードは思いの外速く、羽化後数日で抜け落ちてしまうという話もあるほどだ。 この個体はそうなる前に新天地を目指してここまで飛んできたという事になる。 鳴く虫達の中では珍しく

          飛来したスズムシ