絶対残業100時間を越える仕事術9選
皆さん残業って月どれくらいしてますか?
2時間/日×5日×4週間=40時間/月くらいですか?
私は少し前までだいたい100時間で、MAX160時間強(半月で100時間)働いてました。5時間/日×5日×4週間=100時間/月。退社後、通勤・ごはん・お風呂で1時ジャストで布団に入るのが基本の生活。これに休日出勤がはいると160時間になります。
ほんと死ななくてよかったと思っています。
100時間を超えたあたりで、階段上ると息切れし、不整脈なのか動悸も激しくなります。反面、精神的には最高にハイって気分で、なんだか自分が自分でない、まるで幽体離脱した感じでした。
それでも一番しんどかったのは、実は繁忙期が終わり残業地獄から解放された後でした。
およそ3カ月以上何もする気が起きず、ぼーっとするばかりで、家ではYoutubeを流し見しながら横になっているだけ。ぎりぎり仕事にいくだけになっていたということです。
今思えば軽い鬱だったのかもしれません。
過労死レベルの残業は生命の前借りなんだなと本当に身に沁みました。
厚生労働省は残業についてこんな見解を示しています。
『週40時間を超える時間外労働、休日労働がおおむね月45時間を超えて長くなる場合』に、業務と脳疾患・心疾患、または、精神障害発症との関連性が徐々に強まるとしています。
さらに、過労死に至る残業時間として、『発症前1ヶ月間におおむね100時間又は発症前2ヶ月間ないし、6ヶ月にわたって1ヶ月あたりおおむね80時間を超える時間外・休日労働』が認めらる場合は、業務が過労死労災認定に至ると強く評価できるとしています
ぞっとしますね。疾患がでたら、精神障害がでたら、あるいは命を落としてしまったら、誰が助けてくれるのか。
会社は助けてくれません。年齢とともに複雑化・高度化する大量の仕事から自分を守るために、残業を減らすためには仕事の仕方を見直さなければなりません。
ということで、これまでの仕事ぶりを振り返って個人的な体験としての失敗をHow toとしてここに残し供養したいと思います。
非生産的な仕事ぶりをさらすことになりますが、皆さんを過重労働から救うことができるのならば、無事成仏されるのではと思います。
①自分だけのスケジュールを作ろう
仕事の基本はスケジューリング。いつまでに納品するのか。逆算してどれくらいの時間があれば締切に間に合うのか。徹底して自己管理します!
え?修正ですか?明日まで?今20時ですよ!(終電だわこれ・・・)
みたいなこと経験ありませんか?
私はこの手の失敗よくやってました。
悪いのは上司でしょうか?いえ担当者である自分です。
上司をコントロールできなかった自分の責任です。
仕事は一人でできるものではありません。常に部署とチームとラインで動いています。稟議と決裁は必須事項。前捌きに根回しがいるものもちらほらあります。自分のペースでできる仕事の方が少ないのではないでしょうか。
上司が思いつきで何か言ってくることもあります。しかし、それも含めて管理するのもまた担当者の力量だと思います。
では理想的な環境とはどんなものでしょうか?
個人的には「業務管理をする上司が自分の状態を常に知っていて、急な発注が来ても対応できる余力を持っているる環境」だと思います。
私は、この環境を作るために次の3点について注意することで、この問題を解決しました。
①いつまでに「誰に」納品しておくことをスケジューリングできているか。②そのスケジュールを「誰に」事前共有できているか。
③「誰の」修正指示に対して対応できる余剰時間をセットできているか。
ポイントは「誰」を見極める所です。
決裁者の職位があがれば上がるほどチェック体制は増えていきます。その中でチェックレベルの細かい決裁者以外の門番が必ず存在します。ただし、およそその人さえこなせば後は通るという場合がほとんどです。
この時決裁者に合わせたスケジュールを組んでいると修正指示によって急な残業がでてきます。大切なのは決裁ラインの本当の決裁者を見極め、その人の感覚を学習しながらスケジュールをセットし、事前に問題ないかをその人に対して打ち込んでおくことです。締切を共有するということはその人もその締切で確認作業を終わらせる使命感がでてくるので、リマインド装置にもなるのでヌケ・モレがなくなるという副産物もあります。
「アドバイスください!」なんて言いながら責任をおっかぶってもらいましょう。※門番が決裁者の場合は決裁者に打ち込んでおきましょう。
②即レス即対応
ツイッターによくあるエリート営業の常套句。社長の成功話のテンプレこと「即レス」君。一時は、「私も仕事できる人間に見られたい!」と思って、5分以内にまずレスを返すようなことをしていました。
結果的に集中力が分散してメールを返すことだけが義務化しており定時後にならないと仕事に着手できないという状況を自ら引き起こすという愚の骨頂みたいなことをしていました。
この見直しはとある営業さんとの出会いで見直すことができました。
あるエリート民間企業の営業マンが流暢なセールストークをした後に、メールで問い合わせをしたことがありました。
3分後には返事が帰ってきましたが、どうにも浅い。感覚ベースの回答は裏付けがなく、聞きたいことの半分しか帰ってきていない状態でした。結局欲しい情報を得るまで3回ラリーをしましたが、疲労感はなかなかのものでした。
一方、地味だけどしっかり対応してくれる地元企業の営業マンは、こちらからのメールに対して1日~2日くらいの時間はかかりますが、欲しい情報に加えて、こちらの状況をメールの行間を読み取り、新しい提案までしてくれました。
本当に仕事ができるのはどちらの会社でしょうか?
問い合わせや各種依頼、電話に対面接客。自分の仕事に専念してオフィスワークをする人はほとんどいないはずです。だからこそ目の前の仕事から片付けるために即レスなんだ!という気持ちは分かりますが、まずは、即レスすべきなのかは、案件の内容、締切、決裁者の意識、重要性、緊急性を確認することで判断すべきです。いわゆる「与件整理」です。
与件整理を明確にした後に、その問題解決が時間を要するのであれば、集中して取り組む必要があります。例えば他の業務を一旦ブロックして、まずは60分間集中できる環境を作ることを心掛けてみてはどうでしょうか。
仕事にメリハリを生むためにはまずはやらないことを決めることです。だらだら即レスしてると業務が細分化され、集中力の無駄遣いをするだけで実は生産性はとても低くなってしまします。自分発信の仕事を行うことが少ない管理職以外は、効率よく、適度に仕事をブロックして的確に仕事をしあげていきましょう。
③原則対面
MTGっていいたいだけマンに多いパターンです。(私です。)
まずは対面で打ち合わせを!っていう人に限って滑舌がいいだけで中身がないです。(私のことです。)
仮に営業だとしてもまずはオリエンテーションとして1枚の紙とポイントだけのWEBミーティングがあれば問題ないはずです。もっというとメールを送った上でのWEB面談が最適だと思います。
もちろん案件のキックオフやオリエンテーション、細かいニュアンスを伝える必要があるのであれば対面ミーティングは必要ですが、9割のミーティングは雑談がしたいだけのものです。(私がそうなので間違えありません。)
アマゾンがパワポを禁止しているように、あえて「文章化」することで、「誰でも」「いつでも」「正しく」伝わることツールを手にすることができます。文章はいつでも見直しがきくし、解釈に齟齬もないため、無駄な手戻りも必要ありません。
私は何を勘違いしていたのか、対面が丁寧で誠意ある対応だと思って逐一対面にしていました。いちいちアポ調整をしなんでもないことまで聞き取りに直接伺って、自分だけでなく相手の時間も無駄に使っていました。
書いていて本当に虚しくなります。
本当に価値ある文章を作ろうとしたら大変な時間がかかるかもしれません。それでも、中身のないミーティングを1時間するよりは創造的な仕事です。自分の時間と人の時間をしっかり見ながら一番最適なアプローチを考えるべきだなと思います。
④まずはたたき台から作る
優秀な人間は手が早い。自分の優秀さを見せつけてやるぜと言わんばかりにかました失敗です。
だいたいの話の流れや掴みを聞いただけで、「イメージしやすいようにサンプル作ってみますね!」と、超短期間でたたき台をゴリゴリ作ってましたが、結局、手直し、手直しで最終的には普通にやったのと変わらない日数が掛かってしまっていました。
いやむしろ上司を捕まえた回数が多い分、チームとしては倍ほどの時間が掛かっていたと思います。着手は早かったのになぜ最終的に時間が大幅に掛かってしまったのか。それは物事の本質をとらえずに、表面的な仕事をしていただけに他なりません。
「トヨタ式5W1H」をご存じでしょうか?
「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」という一般的な5W1Hに加え、「why:なぜ」を5回繰り返すというものです。
例えば、「イベントで人が集客できなかった」という問題があるとします。
この問題については、以下のようなWhyの掘り下げができます。
①なぜ「集客できなかった」→企画が弱かったから。
②なぜ「企画が弱かった」→予算が足りなかったから。
③なぜ「予算が足りなかった」→協賛企業が少なかった。
④なぜ「協賛企業が少なかった」→広告機能が足りなかった。
⑤なぜ「広告機能が足りなかった」→チラシにしか掲載していなかった。
ここまで掘り下げたら、解決策の案もだせます。
【解決案】
「人を集客するために、スタッフTシャツに企業名を印字することで協賛金を確保して企画に予算を使い集客する」
集客できなかったという事実に対して表面的にとらえると、広報手段や媒体の議論になってしまいます。ところが、そこに問題解決の核心、正真正銘の真因、イシューはありません。
本当の課題にたどり着くためにはしっかりと本質を見極める必要があります。広報の問題で終わらないにせよ「企画が弱かった」というところで深堀を終えてしまっていたらどうでしょうか。
現実的でない企画案が出るだけで、最後は予算内の企画に落ち着くというのが関の山です。
表面的な仕事は、物事を判断するものさしを決裁者も自分も持ち合わせていないため、手直しや案の差し替えの繰りかえしが起きるのです。
「トヨタ式5W1H」でそもそも論をしっかりと整理すること。自分はもちろん、チームに対して判断基準となるものさしを与えてあげることこそが担当者としての本務であり、かつこれを最短のルートでこなせてこそ、脱・残業の近道になるのです。仕事に着手する前に、もっともっと本質的な議論にコストを支払いましょう。
⑤最高の回答を用意
どんな仕事にも言えることですが、相手が許すのであれば、経過を投げて反応を伺うことで手直しを減らすというのは時短の最適解です。いくら問題の本質をつき、解決策を作っていったとて、決裁者の想像する仕上がりとは徐々に乖離していくものです。(とくに企画もの)
それに納品先の基準が洗練されているとも限りません。
大切なのはコミュニケーションをとって価値観をすり合わせ同じものさしを持つことです。
例えばこういうタイミングでコミュニケーションをとってみてはどうでしょうか。
15%:業務の目次が整理できており、一番大切な価値観を説明できる。
40%:やるべき業務が箇条書きに肉付けがされており、言葉の定義、表現に
ついて問題なく説明ができる。
75%:明確に文章化されており、メンバーの認識として統一された表現が提
案できる。
90%:メンバー外の社内人間が見た時に問題なく内容を認識できる表現に整
理されている。
100%:社外の人が見ても、誰が見ても理解できる表現に整理されている。
まずは自分できちんとものさしを持つこと。それに対してコミュニケーションをすることで、互いにいいものさしにしていく。企画はクライアントとの共同作業です。
そのためにも、案件に対して実際に文章や図に落とし込んだ時に違和感を感じないように情報を自分自身で咀嚼できていることが重要です。
また、各達成度に達した時にはすぐに上司に確認をしてもらうことも重要です。極力自分がボールを持たないようにすることで自分の隙間時間はできますし、チームとしての効率もずいぶんあがります。
⑥TTP(徹底的にパクれ)
政策・企画業務をやってくると突如新しい企画を作ってくれという発注がよくあります。そうでなくとも毎年当初予算で新規施策であげなければいけないのが企画畑のつらいところ。一息ついた頃に案件が降ってきて、急いで施0から策を考えるみたいなことばかりやっていて無限に時間を浪費しています。
よく、事例をとにかく収集してTTP(徹底的にパクる)という言葉が至る所で耳にしますが、個人的には全く無意味だと思っています。
個別事例を収集することももちろん大切ですが、パクったところで劣化コピーでしかありません。「パクり」ではなく「インスパイア」であるためにも根本的な部分をしっかり追求しておくことで、調査時間や思考時間、協議時間も驚くほど短縮することができます。
仕事は降ってくる。拒否することはできない。けど時間もない。
そんなときに、先ほどの「トヨタ式5W1H」を活用して、自分の業務に関する施策ロードマップを作っておくことが大切です。
例えば、「移住定住」施策について担当業務がついていて、いきなり、国費がつくから何か考えてくれ!という発注が上司からあったとします。
だいたいが、
「プロモーション事業をやりましょう!」「まずはパンフレットとWEBサイトです!」「移住者用の補助金を作りましょう!」
となるのが、一般的な公務員の思考です。
ここに、前述の「与件整理」、「トヨタ式5W1H」を政策全体に広げて考えてみましょう。
【与件整理】
・ここ10年で我が市は、10万人から8万人に減った。転入より転出が多い。
・都市圏流出より近隣大型市や県庁所在地に転出している数が多い。
・年齢層は20代~30代の女性が最も多く。転出理由は結婚と仕事が要因。
・転入に目を向けると、20代後半の男女が多い。
・近隣他市よりも地価が安く若い夫婦が家を建てるために入ってきている可能性が高い。
【トヨタ式5W1H】
(5つのWHY)
◎なぜ転入者が増えないのか。
→大型商業地が少なく、仕事も人気の職種がないため就職先がない。
→(なぜ?)企業数がそこまで多いわけでなく、個人商店が大多数であり雇用する力がない。
→(なぜ?)雇用を増やすためには個人商店が雇用するほど売上高の目途がたっていない。
→(なせ?)近隣商圏では限界がきているが、高齢化も進みネット販売に着手できていない。
(課題)
雇用できる余裕がないから、手に職をもてる若い男女を誘致する必要性がある。その為には、事業承継や創業などのマッチングを支援してあげる必要もあるし、既存の商店をIT化することで、次世代の担い手を確保できるようビジネス環境を整えてあげる必要がある。
課題が整理できたところで、次は打ち手の整理です。
例えば、こんなという施策案がでてきます。
「When:いつ」:半年後、
「Where:どこで」:地元の商店街で、
「Who:だれが(だれに)」:ネット販売を主に指導する中小企業コンサルタントが、創業を目指す若者を中心に、
「What:何を」:だれでもできる低コストのネット店舗導入方法指導を
「How:どのように」:月2回の定例会方式で実施しましょう。
今回は仕事、それも創業に分岐をした思考整理を行いましたが、これを様々な分岐分思考を繰りかえし、ざっくりロードマップに落とし込むと、こんな感じになります。
【政策】
転入者確保のために若者向けに創業支援・事業承継をフォローし雇用問題を解決する。
各シーケンスは、AISASという、2005年に電通によって提唱された、デジタルマーケティングにおける購買行動の流れを参考にしています。詳しい内容やなぜ上記のような提案をするのかといった思考法についてはまた別の機会にするとして、表の中のものを見るだけで、ざっと15個の施策提案をしたことになります。
政策には課題と目的があり、施策の全体像がありますが、なぜかこの全体像を示す前になんとなく目についたところから実施している部署がほとんどであると思います。
たった一枚の紙でいいんです。全体像をまずは書き切り、適度にアップデートをすることで、迷うことはないし、何か発注があった時にはすぐに提案ができますし、自分で整理していく中で思考も整理され、すぐに対応することもできます。
もちろん移住定住という分野においては課題が多岐にわたるため、今回は「仕事・雇用」の分岐をいきましたが、「結婚」「商業施設」「家」「教育環境」「イメージ」「交通」等様々あります。
大切なのは、課題にもコアがあってまずは大きいものを細かく砕いてタスクベースに落とし込むという作業が必要であるということです。
言われた仕事の表面上で回答を作るのではなく、本質的な課題を見出して適切な回答をいつでも導けるよう日々の業務の中で背骨の構築をしていきましょう。
⑦締切日が近いものから優先的に
公務員の仕事には照会ものと呼ばれる小さくて量が多くて、その割に時間をとられるものがあります。短いものは数日、だいたい1週間~2週間で、長いものは2か月くらいあるものがあります。この捌き方は割と公務員人生を左右します。この細かい業務の捌き方で最もよくないのは、締め切りが近いものから処理をしようとするということです。
締切直前のものを処理すると次の締切直前のものがやってきます。まだそれだけならましで、締切直前に対応したところ、実は調査期間が必要なことが判明しすべての仕事を押しのけてなんてこともあります。
一旦のゴールは、前述のとおり、上司に対してその案件概要、締め切り、落とし所、懸念点を先に打ち込んでおいて状況の整理をするということ。加えて決裁ルートを明確にしておくということです。
そのためには、案件の実態を把握する必要があります。
まずは、照会が入った瞬間にとりあえず着手しましょう。簡単に自分の案を作ってみるのです。実際に手をつけてみないと、中には内容や目的が見えないものがあります。
そのためにも、照会日には一旦その概要を確認しておいて簡単に触れてみる。そのときに出てきた懸念点とか問題点をまずは担当者に確認をしておいて全体概要を明らかにしておくことが必要で、これを照会日の当日かその次の日にはやっておくといいです。
完成度の目標としてはおよそ8割の作りこみがマストです。残りは締め切りまでブラッシュアップをして余裕を持って決裁を回し、〆切日の前日には回答という理想的な流れを作ることができます。
心がけひとつで締め切りに追われるということは少なくともなくなり、初めにロケットスタートで案件を処理しておくことで余剰の時間も生まれ、緊急の案件がきても対応できる状態を常に創り出すことができます。仕事の内容にもそのやり方にもメリハリをつけることで大幅に残業を減らすことができます。
⑧昼はコーヒー夜はエナドリ
一日中ずっとコーヒー飲んでいる人いませんか?
だいたいその人ずっと会社いませんか?
私のことですか?
昔は朝はコーヒー飲まないと仕事が進まない頃がありました。常に睡眠不足で脳がシャキッとしてくれない。むりやり覚醒させるために、とにかくコーヒーをがぶ飲みする。とにかく根性論で仕事をするという最悪なやり方をしていました。
時間は確保できてもとにかく仕事の能率が悪い。とにかく集中力が続かずあれもこれも気になって色々触る割には成果品が少ないという日が続きました。ここで見直したのは、「睡眠」と「カフェイン」です。
なぜコーヒーを飲むのかというと睡眠の質が悪かったからです。加えてカフェインの正しい取り方をしておらず、睡眠への影響がでており、悪循環を自ら創り出してしまっていたことにあります。
そこでこんなルールを作ってみました。
①コーヒーは1日1杯。最後に飲むのは昼の2時まで
②昼寝を15分とる
③仕事終わりに自宅で10分のワークアウト
④湯舟に30分つかる
⑤どんな日も12時には布団にはいる
カフェインの半減期は4〜6時間と言われており、コーヒーを飲んで5時間経っても、その半分のカフェインが体内に残っていることになり、10時間でようやく1/4です。14時に接種すると24時なので、そこを最低限のラインとしました。
その上で、昼休みに目をつぶるだけでもいいので15分間昼寝をします。結局徹夜もコーヒーも睡眠の前借りでしかありません。足りない睡眠は睡眠で補います。
仕事が終わってからはよりよい睡眠を確保するための施策です。
まずは食事後にYoutubeにあがっているワークアウトコンテンツをマネしながら最低10分のワークアウトをして体をしっかりほぐしつつ健康管理を行いつつ、残った体力をしっかり使い果たして質のよい睡眠への導入にします。湯舟に30分も同じです。少しぬるめの設定にして、本を読みながらリラックスタイム変わりにしています。汗がじんわりでてきたらよい頃合いです。最後は、だらだら過ごすことなく24時にはしっかり布団に入っておくことです。夜更かし厳禁!
短期集中100m走のような仕事もありますが、あくまで何十年と続くフルマラソンの中でのスパートでしかありません。
体のケアをしながら適切な回復方法をルーティン化して行うことで、脳のメモリも正常化させ、ベストパフォーマンスをし続けることが大切です。
いい仕事は、いい休みなくしてはなしえません。
⑨プライベートは自由気ままにリフレッシュ
最後はプライベートのスケジューリングについてです。業務時間内に部署のメンバーとスケジュールを共有しておくことが大事と伝えたところですが、プライベートも同じです。
なんだかすべて管理されているようで気が休まらないと感じる人もいるかと思いますが、より充実した休日を過ごすためにはスケジューリングが大切になります。
買い物をしなきゃいけない、何か手続きをしなきゃいけない、クリーニング出さなきゃいけない、これだけの仕事を無意識にプライベートでも抱えています。大切なのは小さな仕事や用事は早く終わらせて、リラックス時間を十分確保することです。
通勤時でも昼休み時でもいつでもいいですが、あらかじめ用事を Google カレンダーや to do リストに入れておいて、いつでも確認できるようにしておくことです。また、共有することで用事をまとめることもできるし、空き時間の確認にもなります。質の高い何もしない時間を確保するためにはそれなりに努力をしないといけないというお話です。
ただ、これがストレスになってはいけません。
家計簿のようなもので、続けることこそが肝要なので、ムリ・ムラ・ムダがないように自分の性格にマッチする程度でトライしてみてはどうでしょうか?
さて、「絶対残業100時間を越える仕事術9選」いかがだったでしょうか。
1,500字くらいでまとめようと思ってたんですが、なかなかどうして1万字まで伸びてしまいました。
QOLという言葉がありますが、生活は常に仕事と表裏一体です。
QOLの前にはQOW(クオリティ オブ ワーク)が必ず存在します。
実りある人生を送るためには仕事で成果を上げつつも余暇をとり、自己実現をしていく。
そのために、私がしてきた100時間を超える仕事術を参考にしていただき、残業なき働き方の参考にしていただければ幸いです。
すべての社会人が幸せな仕事ができることを祈ってここで筆をおきたいと思います。また、次回。