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カブキのすすめ

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2018年12月の記事一覧

幸助餅レポ〜vol.30〜

幸助餅レポ〜vol.30〜

先日、歌舞伎座昼の部を観て参りました。海外旅行の帰国後すぐと大変な仕事の次の日に歌舞伎を観に行くのはいけませんね。お目当ての幸助餅はしっかり観ました。そして30分の休憩で鰆の西京焼き弁当を食べると寝不足と相まって、次のお染めの七役では爆睡…。最後の舞踊の部分だけ辛うじて観劇できました。

幸助餅は歌舞伎座では初めての公演のようですね。もとは落語から来ているとか。確かにちゃんとオチがあって面白い+感

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梨園ってダメなの?〜vol.29〜

梨園ってダメなの?〜vol.29〜

ロシアも寒かったけど、日本も寒い時期になって参りました。今日は火曜日ではないですが、番外編とさせて頂きます。さて今回は…

「歌舞伎って、決まった家の人しか良い役にならなかったりするけど、それどうなの?」という質問に対する答えです。
この質問をいただいた時、咄嗟にちゃんと答えられなかったので、この場を借りてお答えしたいと思います。

確かに決まった家の御曹司が大きな役を貰いやすい事について、不信感

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文楽「鎌倉三代記」 〜vol.28〜

先週から始まった12月の文楽公演へ。
「鎌倉三代記」を観るために、行きました。鎌倉三代記は私にとってとても思入れのある演目でして、これは行かねばと待ちに待った公演でした。

歌舞伎でもよくかかる「鎌倉三代記」、三姫の一人、時姫が登場する物語です。
歌舞伎では、時姫の夫である三浦の助義村が母が病で今日明日の命と聞いて手負いの姿で戦場から戻ってくる所から始まります。初めて観る人にとっては、結構分かりづ

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心動く瞬間〜vol.27〜

心動く瞬間〜vol.27〜

卒業旅行ということで10日間ほどロシアに行ってきました。観光のほかにニクリーンサーカスとボリショイ劇場でバレエを観劇しました。サーカスは道化師?!や動物のパフォーマンスが始めて見るものばかりで、びっくり!そしてとても楽しませてもらいました。バレエはバレリーナ、とくにプリマバレリーナの肉体美といったら、観てるだけでうっとりしてしまいました。

サーカス、そしてバレエこの2つを観て、歌舞伎のことを思い

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