七夕シーズンにオススメの絵本『おこだでませんように』

前回、2回に渡って読書について語りましたが、今回は、私の大好きな絵本の紹介を。 #ネタバレ

読み聞かせ活動をされている方だけでなく、ママ、先生、支援者、今は大人のわんぱくな子だった人・・・七夕までにぜひ。

『おこだでませんように』

作：くすのきしげのり　絵：石井聖岳

小学1年生、小さな妹がいる”ぼく”の心。

”ぼく”は、いつも怒られている。

妹に泣かれ、友達に遊びを断られ、先生に怒られ、お母さんにも怒られ。

”ぼく”はただ、優しくて、心がまっすぐなだけ。

まだ子どもだから、思いやりの心と自分の願いをどうやって表せば大好きなみんなが笑顔になれるのかわからない。

だから、七夕の短冊に書いて願ってみる。

ただ、妹が大好きで、友達が大好きで、先生が大好きで、お母さんが大大大好き。ただそれだけなんだ。

でもこれって、何気ない毎日の中で、あるあるなのかもしれない。

よくあることだから、まわりの大人が勝手に思い込んでいないか。

その子のことが大好きだから、人に優しく、正しく育ってほしい。

大好きっていうのは同じなのに・・・

これからは、一度深呼吸してあの子に聞いてみよう。

「なんでこんなことになったのかな？」

「なんでそうしようと思ったのかな？」

「本当はどうしたかったのかな？」

そのまんまのあの子が、大好きだから。

大好きの裏返しじゃなくて、そのまんまの愛を伝えよう。

「ありがとう。」「大好きだよ。」「いつもどんなときも、味方だよ。」

【置かれた場所で咲く】

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