大人もほっこりする絵本『だいじょうぶ だいじょうぶ』

記念すべき第1回目の投稿。

何を書こうか悩みに悩んでいたところ、#人生を変えた一冊 の募集があったので、私が好きな【読書】をテーマに、とっておきの一冊を紹介する。（＃ネタバレ）

『だいじょうぶ　だいじょうぶ』　いとうひろし作・絵

「ぼく」の目線で、おじいちゃんとの日々の思い出が想起されたストーリー。

おじいちゃんの「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」という言葉に、時に背中を押され、時に支えられ、成長したぼく。いつの日か病床についたおじいちゃんに、今度はぼくが「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」と声をかける。

平和なぼくの成長の様子にほっこりしながらも、おじいちゃんが病床につくシーンでは、何気ない日々、いつも寄り添い当たり前にそばにいてくれたおじいちゃんとの毎日が、本当は当たり前じゃない、すごくかけがえのない時間だったことにはっとさせられる。

当たり前にいてくれる、ずっと続くなんてない。

当たり前にあるもの、いてくれる人に感謝して、返せるうちに自分にできることで返したい。一瞬一瞬がもう二度とない、かけがえのないものなんだと改めて考えさせられる本。

私はおじいちゃん子なので「ぼく」になって読んだが、おじいちゃん、ぼくのお母さん・お父さん、、、その人それぞれのいろいろな立場で、共感できる。

今日、大切な人に、「ありがとう、大好きだよ。」と伝えよう。

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