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夏の名残のラーそうめん

関西には揖保乃糸で知られる兵庫県、三輪そうめんが有名な奈良県など、素麺の名産地があります。
母の故郷が奈良県なので、素麺はわりと親しみのある素材で、子供の頃は夏になるとお昼に氷水を張った大鉢の素麺を家族でつつきあったことを思い出します。

🍜夏を過ぎても

いまも親戚が奈良にいることもあって、毎年素麺を送ってくれたりして、暑い夏には冷たく冷やした麺を楽しみにしています。
ただ素麺ってけっこうボリュームがあって、たくさんもらった年は夏の間に食べきれないこともしばしば。

そんなときのお気に入りの食べ方を紹介します。

用意する具はチャーシューに味玉、メンマとたっぷりのねぎ。
もうおわかりですね。

🍜季節変わればラーそうめん

素麺をラーメン風にいただく、名付けて“ラーそうめん”です。

素麺の白い麺、細くてすっとしててきれいですよね。

袋の表示通りにゆがきます。

ラーメン風なので、スープのベースは中華だし。

市販の中華スープの素をお湯で溶いていきます。

続いて味付けですが、今回は醤油味にしてみます。
使うのはこちら。

自家製の万能常備タレです。

中華スープでのばします。

スープに浮かぶ素麺。
細くて白い。凛々しく感じます。

トッピングをすればこのとおり。
みごとにラーメン風の素麺、ラーそうめんのできあがりです。

中華麺と比較すると細くてつるんとした食感ですが、いい素麺ってしっかりとした芯を感じるんですよね。中華だしの力強い味にもチャーシューの肉っ気にも負けない味わいがあります。

🍜旬の素麺、名残の素麺

夏の間は茹でたら冷たく冷やして麺つゆにつけたり、千切りにしたきゅうり、しいたけの旨煮、薄焼き卵を載せておだしをかけてぶっかけにしたり。

そして夏が過ぎたら温かいスープを注いだこんなスタイルもいいかなと思います。
しゃきっと細いのど越しのいい素麵は、ラーメン風にいただけば、この夏の美味しい残り香。

素麺に旬があるとしたら、やはり季節は夏だと思いますが、それを過ぎてからアレンジするこんなあったか素麺もお気に入りです。


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