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京都の洋食屋さんのフィレの照り焼きを再現してみた話。

今回は、京都のお気に入りの老舗の洋食屋さんの味の再現にチャレンジしてみたお話です。

このお店はもともと先斗町にあって、地元に住んでいた頃は休日のランチにうかがったりしていました。昨年から移転のためにお店を休まれていて、この前の年末年始2年ぶりに帰省できたのですが、工事中とのことで、うかがうことができませんでした。

というわけで、それならあの懐かしい味を作ってみようと思ったわけです。

🥩懐かしい洋食弁当のひと品

その懐かしい味というのが、お気に入りのメニューの洋食弁当に入っている“フィレの照り焼き”です。

洋食弁当にはお肉にフライ、サラダが入っていて、どれもひと口サイズで食べやすくなっているのですが、場所柄お化粧をした舞妓さんがおちょぼ口でも食べやすいようにされているということです。

そのお弁当の中でもヒレ肉のステーキのソースが、かなり個性があって、まさにここだけの味なんです。メニューの名前で“フィレの照り焼き”となっていることからもわかると思いますが、お肉にはお醤油がベースになったソースがかかっています。

ただお肉にかける醤油味といっても、一般的に想像するようなステーキハウス系のにんにくがきいたソースはまったく別物。甘くて優しい、いかにも京都だなあ…といいたくなる、個性的な味なんです。

🥩ではまずヒレを焼きます

今回使うのは、もちろんヒレ。
“フィレ肉”です。

お肉は焼く前に常温に戻しておいて、包丁で軽く筋を切っておきます。

オリーヴオイルを敷いてフライパンを煙が出るまで熱したら、弱火にしてお肉を入れます。

焼き色がついたら返して、反対側も弱火のまま焼いていきます。

ときどきスプーンでフライパンの油をすくってかけて、両面からじっくりと火を通します。

両面に焼き色がついたらアルミホイルにとって包んで、そのまま5分~10分ほど余熱を入れます。

落ち着いたら切り分けます。こんな感じできれいに焼けました。

お肉の焼き方の詳しい手順は、“ニクヤキストへの道”という記事で紹介していますので、よかったらぜひ読んでみてください。

🥩照り焼きソースを作ります

ソースの材料
・醤油…1/4カップ
・みりん…1/4カップ
・砂糖…大匙1
・水溶き片栗粉…大匙1
・こしょう

醤油、みりん、砂糖を小鍋に入れて火にかけて、砂糖をよく溶かしたら、水で溶いた片栗粉を入れます。

とろみがついたらこしょうをたっぷりと入れて、照り焼きソースの完成です。

ひと口味見してもらうと、きっと思い出すものがあると思います。
“あっ! あの味に似てる!”というその味…。
さて、それは何でしょう(それはのちほど)

🥩あの味に似てると思うんです

ソースをたっぷりかけて“フィレの照り焼き”ができました。
つやつやしてソースがきれいです。

さて、ではこのソースが何の味を思い出させるのか…。

お肉にかける前にひと口味見していただくと、たぶんおなじ感想を持ってくれる人もいると思うのですが、みたらし団子の味に似てませんか。
それがまたなんだか懐かしさを倍増してくれる。どこかノスタルジックな味付けだと思うんですよね。

🍱おまけ

もともとステーキのソースは醤油風味の味付けがけっこうお気に入りなので、最近お肉を焼くとき、このソース食べる機会が増えました。

お店のメニューでは洋食弁当のうちのひと品なので、それを意識して洋食の盛り合わせにもしてみました。

お品書き
フィレの照り焼き
コロッケ
ハムサラダ
茹で玉子

ちょっと豪華になりました。これをお弁当箱に盛り付けたら、まさに洋食弁当ですね。

こんなお弁当でおもてなしもいいかもしれません。

🍴お店の方も再開されたようです

今回再現を目ざしたお店の現在の様子を調べてみたら、Facebookページに辿り着きました。そちらによると、2月22日より新店舗で営業再開されたようです。

あまりにもいいタイミングでこの記事を書いていたことに驚きました。
次回帰省できるタイミングが来たら、うかがえたらいいなぁと思います。

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