ソースなしでも美味しいコロッケ
かりっと揚がった衣にホクホクしたじゃがいもが包まれたコロッケ。子供の頃はお肉屋さんで揚げたてを買って食べる…いわゆる買い食いのエースでした。
いつもの駄菓子とは違って、おかず感がしっかりあって、なんだか贅沢な気分になったものです。
🥔ソースなしでも美味しい
そんなコロッケは実はトケイヤkitchenの人気レシピ。
楽天レシピで公開している中でもたくさん閲覧いただいているレシピです。
ポイントはソースをかけなくても美味しい下味にあります。
もちろん、ソースたっぷりのコロッケも大好きですし、今回紹介するレシピのコロッケも、もちろんソースをかけても美味しいのですが、ソースいらずの味付けには最高の出番があります。
さて、それはのちほどお話しするとして、さっそく作っていきましょう。
🥔じゃがいもを下ごしらえします
🥔材料
・じゃがいも
・玉ねぎ
・ひき肉
じゃがいもはよく洗って、皮のまま耐熱皿に入れたらラップフィルムをかけて電子レンジで7~8分竹串がすっと通るまで加熱します。
玉ねぎはみじん切り、ひき肉はお好みで豚でも牛でも合い挽きでもOKです。
じゃがいもは触れるくらいの温度まで熱が取れたら皮を剥いてボウルに入れて、フォークの背でつぶします。
このときお好みで粗くつぶしてもよし、細かくつぶしてもよし。食べたときのじゃがいもの好みの食感を意識してつぶしておきます。
🥔ソースいらずのポイントは
続いてじゃがいもに混ぜる具を準備します。
玉ねぎとひき肉を炒めて、玉ねぎが半透明になった頃合いが味付けするポイントです。
🥔味付けの材料
・醤油
・砂糖
醤油と砂糖を投入。
しっかりと煮詰めながら味を全体になじませます。味の方向性はいわゆるしぐれ煮的な甘辛さです。
このとき水分をある程度飛ばしておくのが、じゃがいもと混ぜたとき、タネを形にまとめやすいかどうかのポイントになります。ただ煮詰めすぎると焦げ付いてしまうので、水分が少し残るくらいまでの煮詰め加減が目安です。
けっこう濃い味付けになりますが、じゃがいものほうは下味をつけないので、混ぜればいい具合にまとまるのでご心配なく。
🥔タネも仕掛けもコロッケです
つぶしたじゃがいもに味付けしたひき肉と玉ねぎを合わせます。
あらかじめつぶしたじゃがいもをつぶしすぎないようにフォークでさくっと混ぜて全体をまとめます。
今回は俵型。もちろん小判型でもOKですが、ソースいらずコロッケが大活躍する“最高の出番”を意識して俵型にすることにしました。
さて、その出番とはなんでしょう。それは最後のお楽しみ。
🥔衣をつけて、さあ揚げます
衣は水で溶いたてんぷら粉とパン粉です。
一般的なレシピでは、
小麦粉→溶き卵→パン粉
バッター液→パン粉
となるところですが、トケイヤkitchenのおすすめは水溶き天ぷら粉。これだと卵が無駄になりません。
衣をつける際は、全体にしっかりまぶすように注意します。
衣にむらがあると、揚げたときに熱されたタネが膨張して衣の薄いところから出てきてしまって、いわゆる“パンク”の原因になってしまいます。
揚げるときは高温で外側をしっかり揚げ固めることを意識して揚げていきます。タネには火が通っているので、作りたてを揚げるときは衣がポイントです。
冷凍した場合などは中まで熱を通さないとならないので、いきなり高温だと外は色づいたのにタネは凍ったまま…ということもあるのですが、今回はその心配は無用です。
色よく揚がったらしっかりと油を切ります。
油切っている間に冷めないですか?
と訊かれることがありますが、だいたい180℃近い温度で揚げているので、余熱もしっかりとあって、そんなに簡単に冷めないのでご安心を。
かりっとした衣をかじると、中からアツアツホクホクのじゃがいもが顔を出すコロッケ。人気のメニューです。
お好みでソースをかけてももちろんOKですが、しっかりした味をつけたので、まずひと口目はそのままどうぞ。ソースをかけないからこそ、衣のかりかりが堪能できますよ。
🍱最高の出番
そんなしっかり味付けコロッケの最高の出番。それは今回俵型にした理由でもあるのですが、なんだと思いますか。
ここ2年、在宅勤務が続いていた間は縁の薄くなっていたあれが理由です。
そう、お弁当なんです。
お弁当箱に入れることを考えると、小判型は半分にカットすることになりがち。もちろんそれもタネの断面が見えて美味しそうなのですが、揚げたときの形そのまま入れられる小ぶりの俵型は、お箸でつかみやすいし、お弁当箱の中での納まりもよくて、お気に入りです。
それにこのコロッケはソースがなくても美味しいレシピ。お弁当にそのまま入れて、そのまま食べる。すてきだと思います。
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