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焼くか煮込むかハンバーグ

洋食の花形メニュー、ハンバーグ。きっとみんな大好きですよね。

練ったタネをフットボール型にまとめるとき、両手の間を行き来するぺちぺちいう音も、手のひらで受け止めるときの感触も心地よく感じます。


🥩ハンバーグの2タイプ

ところでそんなハンバーグ、調理方法に迷うときありませんか。ハンバーグステーキというくらいなので、当然焼けばいいはずなのですが、それだけがハンバーグじゃありません。

もちろんシンプルに焼けば、このとおりおいしそうに仕上がります。でももうひとつ。

煮込みハンバーグというスタイルも、捨てがたいですよね。

🔪つくってみよう両タイプ

今回はそんなふたつのハンバーグをつくってみるお話です。

ひき肉は合いびきに牛ミンチをブレンドして、牛比率を高めるのがお気に入りです。卵にパン粉、みじん切りの玉ねぎを加えて、味付けはケチャップ、マヨネーズ、お好みソースにこしょう。

粘り気が出てくるまでしっかり、でも手早く練りました。

🔥まずは焼きハンバーグ

ではまず焼いていきます。

形をまとめたら、真ん中をすこし凹ませてスタンバイOK。

油を敷いたフライパンに載せてから火をつけます。

焼色がついたら返して、反対面も焼いていきます。このとき、フライ返しで上からぎゅっと抑えてなるべく薄くなるようにするのが、今回のポイント。

水を足して蒸し焼きにする方法もありますが、今回は、より焼きを焼きらしくにこだわるので、水は入れずに仕上げます。なので火通りがすこしでもよくなるよう、薄い形にしておくことにしました。

弱火に落として蓋をして、そのままじっくり中まで火を通していきます。

竹串を刺してみて透明な汁が出てくれば、火通りはOK。チーズ載っけます。

もう一度蓋をして、チーズのとろけ具合を確認しつつ焼き上げます。

お皿は最近お気に入りランキング急上昇中の、洋食屋さん御用達の1枚をスタンバイ。

チーズハンバーグ降臨。

ソースはやっぱりデミソース。

赤ワイン煮込みをつくったときの香味野菜をペーストにして冷凍しておくと、ケチャップやお好みソース、ウスターソース、こしょうなどを加えるだけで、即席のデミグラス風ソースがつくれて便利です。

トッピングはもちろん目玉焼き。

どうでしょう、焼きハンバーグ。これはもう絶対みんな好きですよね。お箸でいくのもよし、フォークとナイフでいくのもよし。

半熟の目玉焼きを崩したら流れてくる黄身をからめて、ごはんに載せるとかもうサイコーです。

🍲続いて煮込みハンバーグ

続いてもうひとつのハンバーグスタイル、煮込みをつくってみましょう。

まずタネを焼くところはおなじですが、このあと煮込むのでこちらは表面が焼き固まれば、火通りは気にしなくてOKです。

煮込み用のお鍋で玉ねぎを炒めます。

玉ねぎが色づいたら、赤ワイン、水、コンソメ、トマトペーストを足して火にかけます。

このまま20分ほど煮ていきます。

煮汁を味見。ケチャップとお好みソース、こしょうを加えて味を調えて、もう10分ほど煮詰めます。

いったん冷まして味を落ち着けて、食べるときは温め直します。

これが煮込みハンバーグ。ソースたっぷりが特徴です。スキレットでぐつぐついわせたくなりますね。

😋食べ分ければハンバーグ上級者

2つを比べてみると、焼きハンバーグはお肉が主役。

王道のTheハンバーグにソースをかけたぜ、って感じです。これはまさにハンバーグを食べたいときの、絶対エース的存在。

いっぽう煮込みハンバーグ。

こちらは、ハンバーグのシチュー仕立てという感じですよね。ソースたっぷりで、お肉もソースもどちらもメイン。バターロールなんかを用意して、ソースを最後までぬぐって食べたくなります。

どちらもおいしいハンバーグ。その日の気分で食べ分けられれば、ハンバーグ上級者なのかもしれません。

ちなみに焼きスタイルだと、こういうのもやりやすいですね。

洋食盛り合わせ。目玉焼きハンバーグをちょいと左に寄せて、そこにクリームコロッケとチキン南蛮を載っけてみました。こういう洋食屋さんのサービスランチっぽいメニューって、わくわくがとまりません。

みんな大好きハンバーグ。ソースのバリエーションだけでなく、焼くか煮込むかでもそれぞれの個性の違いが楽しめます。

きょうのみなさんなら、どちらが食べたいでしょうか。

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