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夢への挑戦はどうすれば成功するのか?フィンランドで努力してたら気付けたこと

はじめに

もしかしたらはじめましての方が読んでいるかもしれません。
ですのでちょっとした自己紹介から。Tokageと申します。
フィンランドのヘルシンキに住んでいます。

フィンランドに渡り、現地で就職し、転職も繰り返しつつ早XX年。毎日忙しくも充実した幸せな日々を送っています。
そして私の没後、墓は恐らくフィンランドに作られるでしょう。


海外での現地就職や移住生活は一般的に難しいと言われています。
自分はなぜ達成できたのか、この経験を他の人にも役立ててもらう情報として公開したい気持ちがずっとありました。

しかし経験談をそのまま羅列しただけなら「そうなんだ」で終わり、何も得られない情報になるでしょう。
そのため、どのような内容にするのかをとても悩みました。


海外移住に限らず、様々な状況において役立つ情報にしたいなら簡素化したものが応用しやすいのではないか。そう考え、試しに自分の知識から余分な外殻を取り外していきました。


これが意外と上手くいったようです。
残った核となる要素は3つでした。これを元に自分の経験と照らし合わせた結果、成功するのに必要な法則(のようなもの)を見つけました。


正直なところ、この法則が正しいのかは分かりません。
そして同じような言葉で成功の秘訣について語る人は他にも居るでしょう。

それでも新しい発見をしたような気持ちなので自分式にまとめてみました。


受験、転職、起業、移住・・・
人生には様々な夢や目標、挑戦に遭遇する機会があります。

私の知恵が皆さんのこれからの挑戦への手助けになれば幸いです。





とても長い記事です
また文章だけだと疲れると思うので漫画のワンシーンを引用しています。




1. 成功する人としない人

当たり前を見つめなおす

挑戦と言うと大きなスケールで考えてしまいそうです。
まずは少し身近な例を出してみます。

人は何か新しいことを始める時、そこには理由があると私は考えています。


「誰かがやっているのをみて面白そうだと思ったから」
何かを趣味として始める際にこう感じた方も多そうですね。
楽しめそうだから始めてみる、とても自然な理由です。



「親にやれと言われたから」
あなた自身に理由はなくとも、親御さんにとっては大きな理由はありそうです。どこかで理由を聞いたら新しい発見があるかもしれません。



「資格の勉強をしてスキルアップしたい」
転職や給与のため、または自身の市場価値を高めるために能力向上に励む方もいるでしょう。



何をごく当たり前のことを話しているんだ?と思う人もいそうです。

なぜこんなことを話しているのかと言うと、理由は表面的にしか認識されないことがあると自分は考えています。

当たり前だからこそ、その理由を深く掘り下げてみてはどうでしょうか。
思いつかなかった何かが生まれるかもしれません。




掘り下げた例を出してみましょう。

あるところにAさんBさんがいたとします。
彼らはどちらも新しい習慣としてジョギングを始めたいと考えています。
理由は減量、つまりダイエット目的です。


しかしAもBも過去同じような挑戦をして失敗しました。
その理由は彼らが面倒くさがりで出不精だったからでしょう。

天気が悪い日、気分が乗らない日、だんだんとジョギングをする頻度が減り、最終的には止めてしまったのです。


そして今回、AとBがジョギングへの挑戦をもう一度始めたとします。
理由も以前と同じ、減量のためです。


Aは残念ながら失敗です。前回と同じような経緯で諦めてしまいました。
しかしBは無事成功しました。つまり毎週決まった回数のジョギングをし、健康的な習慣を維持することができています。

一体なぜこんなことが起きたのでしょうか。




掘り下げると見えてくるもの

架空の設定ですが、2人がジョギングをすることになった理由をもう少し掘り下げてみましょう。


お菓子を食べるのが好きなAは少々食べ過ぎてしまったようで、ふくよかな体系をしているとします。もう少し体を絞って憧れの服を着れるようになりたいと思ったかもしれません。

しかしこの理由、日々の生活には大きな支障がありません
つまりそこまで困ってはいないのです。




一方でBは健康診断で要再検査となりは精密検査を受けました。医者から「運動して体重を落としてください、このままでは命の危険もありえます」と言われたとしましょう。

そして仮にBには大切な家族、結婚当時からとても大切な存在である愛する妻がいたとします。

診断結果を受けたBの妻は「あなたと少しでも長く、一緒にいたい」と涙を流しながらBに言ったとします。Bはその時何を思ったでしょうか?



AとB、それぞれ運動を始めた理由は同じです。
しかし理由の深さが異なります。

Aには無くBにはあったもの、それは覚悟です




覚悟が生み出す力

「あの人はなぜ成功したのか」
どこかの自己啓発本みたいなテーマですね。

自己啓発といえば参考にすべきものから胡散臭いものまで様々です。
しかしこの手の話題で共感できるなと思うのは「大きな挑戦を成功させた人は覚悟をした人」でしょう。


覚悟と言えばこんな記事をネットで見かけました。

僕は、ある成功する人に話を聞いたことがあった。

その人の雰囲気はとてもやさしく、ケンカや競争などにも縁がないような優しい方だった。 僕はこんな質問をしてみた。

ビジネスではある種、競争の部分があると思います。しかし、いつ見ても先輩は優しくて、どこかフンワリしている感じがします。先輩は今まで怒ったりケンカしたことは、ありますか?」

すると先輩はこう答えた。
「今はこう見えますが、僕は若い頃はケンカに明け暮れていました。ヤクザにでもなろうと思ったくらいでしたよ」

「カラダも大きかったですしケンカでは負けないと思っていました。しかし、あるケンカで僕は勝てない相手と出会いました」

「その相手は僕よりもカラダは小さく、そして非力でした。しかし、僕の命を奪う覚悟を持っていました」

「僕は、確かにケンカでは負けた事はありませんでした。しかしケンカは所詮、殴ったり、殴られたりのレベルであって、相手の命を奪う覚悟まではありません。しかし、初めて自分の命を奪おうとする相手と出会ったとき、僕は心底恐怖を感じました」

俺はこの人には勝てない。そう思ったとき、恐怖と覚悟の意味を理解しました。そこからです。ケンカをやめたのは」

先輩は僕に、ケンカを含むトラブルというのはチカラのあるなしに関わらず、覚悟した方が勝つと伝えてくれた。

成功する人は、覚悟の大切さを知っている 加地太祐


私は暴力を推奨しているわけではないので例としては微妙に見えますが、覚悟の有無でどう決着がつくのかが分かりやすかったため引用しました。



受験でも就職でも起業でも、大きなことに挑戦することは何かと戦うことでもあります。
目に見えて分かりやすい競争相手がいる時もあれば、自分自身との戦いと比喩されることもあります。


大きな挑戦をし成功させるために覚悟は必須である
1個目の要素にして最も大切なことだと私は思っています。


しかし覚悟には注意が必要です。
覚悟はそのまま状態で行使すれば無謀に変わる危険性を孕んでいます。

覚悟という名のやる気は非常に大切な要素ですが、やる気だけでは目標を達成することはできません。覚悟はあくまでも行動の原動力であり、成功するための手段そのものではありません


覚悟の話は一旦置いておき、2個目の大切なことの話に移ります。
2個目は「人間とは」を多角的に語るため、事例を色々と出します。
少し長くなりますがご容赦ください。




2. 人として受け入れるべき事実

持つ者と持たざる者

最初に挙げた例は「ジョギングを習慣化する挑戦」でした。
しかしこれは日常的に行われているため大きな挑戦とは言い難いでしょう。

「外に出て体を動かすのが好き」「計画に則った行動が得意」といった資質を持ったCさんがいたとしたらどうでしょうか。AやBに比べ、Cはそこまで大きな覚悟を持つことなくこの挑戦を成し遂げられるでしょう。

彼らの違いはなんでしょうか。


答えは単純です。
AとBは持たざる者、そしてCは持つ者です。

持たざる者が何かを成功させるためには、持つ者より多くの対価を支払う必要があります。


対価と言えば分かりやすいのは買い物ですね。

美味しいと評判のケーキを買いに行き、値札には「1000円」と書かれていました。1つ購入するために必要な対価は1000円です。
あなたは財布から1000円を出せば欲しいものが手に入ります。

しかしあなたがもしその店のオーナーの知り合いなら友人価格の500円で済むかもしれません。何でも好きなものを買ってくれる親や恋人と一緒に行ったら0円で手に入れられることだってあるでしょう。


つまり人間は平等ではありません。




あなたの”人生”はどれだけの対価となり得るか

ジョギングやケーキでは少々日常的すぎる例でした。
適正がある(持つ者)方は対価と言われてもピンとこないかもしれません。

ではもっと対極にある例を挙げてみましょう。


この世で最も就くのが難しいと言われている職業は何でしょうか。
難しさの定義によりますが、私は宇宙飛行士だと思っています。

アメリカ航空宇宙局(NASA)は2024年4月2日まで宇宙飛行士を募集している。この仕事は年俸15万2258ドル(約2240万円)で、宇宙に向かい、月を訪れ、火星にまで行く可能性がある。

誰でも応募することができ、実際多くの人が応募する。NASAが4年ごとに募集をかけるたびに、1万8000人もの応募がある。
だが、宇宙飛行士の候補者となれるのは、8人から14人だけだ。

つまり、合格率は1%未満で、この確率ならハーバード大学やマサチューセッツ工科大学に入る方が簡単だ。

NASAが宇宙飛行士を募集中…選考担当者が話す、他の人よりも目立つための履歴書の書き方


18000人から14人を選ぶとしたら合格率は0.08%未満です。
しかもこれはあくまでも宇宙飛行士の候補者の合格率で、必ずしも全員が宇宙飛行士になれるわけではありません。

世界中から優秀な人材が応募した中から合格を勝ち取り、さらに訓練を重ね、自分の能力が認められる必要があるわけです。



努力をせず覚悟も持たず、素の能力でこの試験を突破し宇宙飛行士になれた人はどれだけいるでしょうか?

私は0人だと思っています。
どれだけ優れた資質を持って生まれたとしても、飛行士になるほどの人は何かしら”対価”を支払ったと考えています。


では何がどれだけ、対価として支払われたのでしょうか?
それは分かりません。なぜなら対価は簡単に測れるものではないからです。




一つ一つの”対価”と向き合う

人生において「あれもこれも叶えたい」と思っている人は多いですね。
例えば留学やワーホリで海外に渡航してくる人でこんな願望を持っている方がいるとします。

  • 英語力を伸ばしたい

  • 現地で仕事を見つけてキャリアアップ

  • お金を稼ぎたい

  • 海外らしい素敵な家に住みたい

  • 友達をたくさん作る

  • 旅行にもたくさん行きたい

  • 現地の大学に入学したら成長できるだろうか

  • そのまま海外に移住してもいいかもしれない


もちろん目標が多いのは悪いことではありません。これらを全てを叶えるのは理論上は可能でしょう。
しかし全てとなると相当の”対価”が必要になるのは想像できます。


アレもコレも!と全てを一度に叶えることはせずに優先順位をつけて達成しようとする方がいいかもしれません。

自分にとって一番大切なことは何か、を考えるのはとても大切です。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」とは上手く言ったものです。


中には「自分は"持つ者"側の人間だ、全て叶えられるはず」と考える方もいるかもしれません。

しかし実は気を付けるべきことがここに隠されています。
あなたは自分のことをどれだけ正しく認識しているでしょうか?




人は人を正しく認識できない

海外生活を夢見て渡航した方が「自分はもっとできたはずなのに」「思ったような海外生活を送れなかった」と落胆する様子を見かけます。

彼らの大半は渡航する前に「やってやるぞ!」とやる気に満ち溢れていたはずです。一体何が起きたのでしょうか?


私は自分を含め、人は人を正しく認識できないと感じた経験が多くあります。人間は自身が考える想像(理想)と現実に乖離が生じることに気が付きにくい生き物なのです。


そしてこの理想と現実にギャップがあると問題が起きます。
現実を受け入れると言うのは精神的苦痛を伴います。無力な自分や、どうにもならない現状を受け入れなければならないのは辛いことです。

強い意志があれば現実を受け入れ困難に立ち向かえます。
目先の失敗を成長の課程として捉え、目標や現実から目を逸らさずにいられるでしょう。

逆に現実を受け入れられなかった人、もしくは困難と対峙するほどの大きな覚悟を持てなかった人は目を背け、諦めてしまいます。


なぜこんなことを話したのかと言うと現実を受け入れず、無理やり理由をつけて自身や他人を納得させようとしている人には注意が必要だからです。

彼らは時として大きな挑戦をするあなたの妨害をしてくるかもしれません。




助言を乞うべき人と関わらないほうがいい人

あなたが例えば起業など新しい挑戦を計画しています。
その時、誰かから意見を聞いてみたいと考えるのはごく自然です。


他者の意見を聞くのは参考になるものです。しかし中にはこんなことを言ってくる人がいますので注意してください。


例えば以下のケース。
これは私が去年フィンランドで転職する際、前の職場で経験したことです。

退職日前に他部署のとある管理職の方に離職することを伝えに行きました。
業務上でもよくやり取りしていたので挨拶回りをしていた時です。

その時その管理職の方は転職先を聞いてきました。
私が答えると、
「●●(転職先)はいい噂を聞かない、やめたほうがいい
と言ってきました。

なぜなのか理由を聞いてみても、私を納得させられるレベルで具体的に何がだめなのかを彼女は説明することはできませんでした。理由になり得ないことで、ただブツブツと文句を言っているだけでした。

誰かの話を聞いただけなのか、そう信じているのか、どういった経緯でそう考えるようになったかはわかりません。

個人を尊重する文化があるフィンランドでもこんなことを言う人がいるんだなと思った出来事でした。


自分と彼女は違う人間です。つまり違う人生を歩んでいます
性格や価値観も違えば、所有しているスキルや人生の中で目指しているものも異なるはずです。

何もかも状況が違う他人の人生に対し、彼女はなぜ「アドバイスできる」と錯覚したのでしょうか?私の転職先がよろしくない理由も説明できなかったのに。


この現象は自分に現状維持バイアスを連想させました

■現状維持バイアスとは
変化を避けて現状維持を求める、仮に現在の状況よりも好転するとわかっていても行動できない心理傾向を指します。いわゆる手放せない心理です

こういった思考に陥り、先に進めないことになるでしょう。
「標準や普通が正しいことだ」
「今の環境のが安心に決まっている、新しい環境は●●がダメだ」
「挑戦をしなければ失敗することはない」

※自分自身がこの思考に陥るだけでなく、他人の現状維持バイアスに付き合わされることもあるので気を付けたいところです。

参照元:口コミラボ



確証はありませんが、彼女も転職したかったのかもしれません。
でもそれを実施できない、もしくは実施しようとしたけど失敗したため「今の状況が一番いいに決まっている」を、私を通して自身に言い聞かせているように見えました



このようにアドバイスと称して適切な理由無しに否定的なことを言ってくる人は世の中には多数います。時としてこの手の"助言"はあなたの目標が妨害されかねません。そのため意見を乞う場合は相手を見極めましょう。


  • 無理に決まっている

  • 自分は挑戦してみたけど失敗して苦労した、あなたも大変な目にあうよ

一見すると親切そうに見えるかもしれません。でも彼らの言っていることは本当にそう正しいのか?と疑問視する工程を加えておきましょう。


そういえば昔見ていたフィンランド留学生の方のブログでこのような表現をされていたのが印象深かったです。

湖畔のコテージを持つことが私の夢なんだって、 2人に話したら、叶うよって言ってくれた。

自分の夢をこうして口に出せる安心感がある
舐めてる、とか そんな簡単じゃないよ、とか 言われない。

「舐めてる」「そんな簡単じゃないよ」
もしこれを言われた経験が無かったのなら、きっと「言われない」なんて思わなかったことでしょう。悲しいことです。


目標に挑戦して成功したと感じる人は「難しいからやめておけ」よりも「挑戦してよかったと思ってるから他の人にも勧めたい」が勝ります。
少なくとも私はそう思っているので、そうでない人からの意見は受け取らないようにしたいところです。


■余談
私はフィンランド生活や移住に関して今まで色々な記事を書いてきましたが、海外で生活をすること自体には全面的に賛成しています。
興味がある人は絶対に挑戦したほうがいいと考えています。日本以外の社会を見て経験するのは視野を広げるので全若者に推奨したいくらいです。

ただし、やるからには準備をして真剣に挑んだ方がいいとも考えてます。
そのため準備を怠ったりしないよう「こうしたほうがいいよ」を伝えようとしていますが、厳しそうに見られてしまうのかもしれません。




失敗を恐れない

自分はフィンランドに住む前は10ヶ月ほどカナダに留学していました。

しかしカナダから帰国した時は得られたものが少なかったなと感じ、「今回の渡航は失敗したかもしれない」と考えたこともあります。

それでもカナダの留学からは何か学べたことがあるはずだとし、フィンランド渡航への事前準備に生かそうとしました。
結果としてフィンランドでの現地就職、および移住は成功しました。

カナダでの"失敗"がなかったらフィンランドへの移住はここまでうまくいかなかったかもしれません。つまり失敗をすること自体は悪ではありません。


恥ずべきなのは同じ失敗を何回も繰り返すことです。

準備をしっかりして本気で挑んでも上手くいかなかった。
それは難しい目標を達成するのに必要な成長の場かもしれません。

宇宙兄弟 著:小山宙哉/講談社


1回目の挑戦は失敗したと感じました。しかしそれでも自分は諦めませんでした。

失敗しても1回で諦めなければいけないルールはありません

失敗から学び、また挑戦する。
それを続ければいいだけの話です。




人はみな偏見や先入観を持っていることを知る

ここで一旦対価の話に戻りましょう。

1000円のケーキを買おうと思って財布からお金を出したら足りなかった。
もしくは日本円ではなく外国の貨幣しかないことに気がついた。
みなさんはこんな経験はありますか?

恐らく大半の人は「買い物でそんな経験をしたことない」でしょう。しかし似たような経験をしたことはありませんか?例えば就職活動とか


対価の話では分かりやすいようにケーキの例を挙げました。
ただ世の中はもう少しだけ複雑です。

「目標達成に必要な対価」も「あなたが所有し、支払い可能な対価量」も、ほとんどの場合数値化されていません

例えば転職したい人は「内定獲得に必要なもの」と「自分の能力値」を把握することが大事ですが、これを数値化することは難しいでしょう。


つまり人は「自分は対価を払えるだろう」と思っていても実際には足りていないことがあります。それが人間の認知です。しかも最悪なのが、支払う段階になるまで対価が足りない事に気付かなかったりします。

起業や転職、海外移住を目指す初回の挑戦は未知の領域になります。つまり分からない事だらけで、読みが外れるのもよくあります。


これが2個目に大切なことです。

何かに挑戦するときは「人は人を正しく認識できない生き物だ」の前提の上で行動しましょう
想定はその人の空想であり、現実とは一致しない可能性があります。人は偏見(バイアス)や先入観に左右される生き物なのです。


自分の夢や目標を守るため、あなたの周りの人間は偏見や先入観を持っている人がいることを忘れてはいけないと言いました。

そしてあなたも同じ人間であることを忘れてはいけません
さらに、この記事を書いている私も人間です。この記事やあなた自身も偏見や先入観があるでしょう。


■補足
忘れないようにしましょうとは言いましたが、これは「常に人を疑え」を意味してるわけではありません。

あなたがもし「上手くいってないな」と感じたらなぜだろうと思い返すはずです。その時に発想を変えるきっかけとしてこんな感じに考えてみましょう。

「あの人はこう言ったけど、実は違うのかな?」
「自分はこう信じていたけど、もしかしたら逆だったのかも」




3. 思考と経験

理想と現実の差異を少なくするには

人は人を正しく認識できないものです。
では少しでも正解に近い認識をするにはどうしたらいいでしょうか。

心理学を学べばいいのかと思った人もいるかもしれません。
が、実はもっと手軽な方法があります。


それは思考と経験を繰り返すことです。

思考は考えることで結論や対策を導き出したり、新たな理論を生み出そうとする行為です。

経験は実際にその環境に身を置くことで感じたこと、得た知識を習得する行為です。


どちらもバランスよく交互に取り入れることで真価を発揮します
片方だけでは目標達成の障害にもなり得るため推奨できません。

ではもし偏ってしまったらどうなるのかを見ていきましょう。




A. 思考だけが強い場合

論理的思考が得意だと思ってる人はこの傾向になりがちでしょうか。

頭の中で壮大な計画を立てるのは得意ですが、実行に移せない人が多いです。風呂敷を広げすぎてしまうことも珍しくありません。

なぜなら思考に大きく偏った人は限られた少ない経験や、文献やネットで得た情報だけで「自分はもう知っている」と錯覚しがちです。


前述した想像上の自分を大きく見積もってしまうケースもこれです。

これは定期的に経験を通じて「自分の本当の姿」を実感しないと気がつくことは中々難しいでしょう。


そして個人的な考えですが、この思考に偏る人は出来ない自分を直視することを恐れる傾向が強いのではないかと思います。

目を逸らすため経験することを疎かにし、現実と直面する機会が少なくなり、理想がさらに膨張します。いわゆる悪循環です。
そうならないよう、定期的に経験をすることは大切です。

3月のライオン 著:羽海野チカ/白泉社




そしてこの偏りはもう一方(思考<経験)よりデメリットがあります。

私は挑戦をするのに大切な「覚悟」は感情から生まれると考えています。
つまり部屋に引きこもって理屈で考えてるだけでは覚悟が生まれることはありません。経験を通して何かを感じなければならないでしょう。

経験を進んで積もうとすると感情が動くような機会は多くなるはずです。
まだあなたが「強い覚悟は持ち合わせていない」と感じるならば、経験の重要性を再認識してほしいと思っています。


このような記事を以前書いたんですが、実は同じことを書いています。

何故心が動かされたのか、AとBのジョギング話のように理由の深堀りしてみましょう。もしあなたがそれを求めていたならば大切な目標となります。

そして、その目標への渇望が強ければ強いほど大きな覚悟が生まれます。




B. 経験だけで学ぼうとする姿勢

この傾向がある人は準備をせず、過去からも学ばず「続けていればいつか成功する」と同じ失敗を何回も繰り返しがちです

事前準備を疎かにして見切り発車をする人が分かりやすいでしょうか。
彼らの大半はフットワークは軽いものですが、目標を設定しそこに向かって計画的に努力するのが苦手という人が多い印象です。


阿東 里枝さんのXより「人は何故同じ過ちを繰り返すのか」


よく考えずに行動するとこうなる分かりやすい例です。
もちろん食べ過ぎは深刻な問題ではないです。食べ過ぎてもせいぜい数時間気持ちが悪くなる程度ですから。自分もよくやります。

しかし起業や移住ではもうちょっとだけ真剣に考えたいところです。


例えば海外生活を経て非常によく言われがちな、これ。
「海外に行っても人生変わらなかった」

食べ過ぎの例のように人は意識しないと同じことを繰り返しがちになります。何を達成出来たら一番嬉しいと感じるのかを考える必要があります。

「こうなったらいいな」という気持ちが少しでも湧いたら、それを得るために相手は何の対価を欲しているかを知ろうとしましょう。
的外れな頑張りをしないよう、相手目線で考えてみるのです。


経験に偏りがちな人は思考を苦手とするイメージがありますが、これは人の本質の話になります。

第三者から改善を働きかけるのは正直難しいでしょう。
ご本人の強い意志と努力で問題が解決できることを願っています。




C. 思考も経験も足りない

解説の必要がないかもしれませんが念のため。
行動を起こさず思考も放棄するとは一体どんな状況でしょうか。


まずは「無理だ」と決めつけて何もしない人達が思い浮かびました。

インベスターZ 著:三田紀房/講談社


他にはこういった考えを持つ人も該当するでしょうか。

「運がないと達成できない挑戦は無謀だ、しない方がいい」

これを理由にしている方々は思考も放棄しているように思えます。


何かを達成すると言うのは運も大切ですが、運以外にも重要な要素があるものです。運以外の要素を疎かにしたらチャンスと言う名の運が回ってきても努力が実を結ぶことは少ないかもしれません。

そんな運の要素、きたみりゅうじさんの表現が面白いと思いました。
紹介してみます。


「僕は運が良いから」

昔からそんな風に思っています。
先日久しぶりに版元の編集さんと酒を飲みにいって、色々話をしていたら、この運の話になった。

「いや、きたみさんは運じゃないですよ」
「そもそも成功してる人はみんな『運が良かった』って言うんですけど、見てきた範囲だとほぼ100%運じゃないです」
「運が良いという人ほど、運に頼ってない」
ということを言われた。

(略)

たとえば「やるだけやりました、最後は運頼みです」と言う人。
たとえば「チャンスがあれば俺だって」「運が巡ってきたらがんばります」と言う人。

運を背中の後押しをしてくれる最後の一手と見るか、それとも最初の取っかかりを掴む幸運な出来事と見るか。どちらも同じ「運」ではあるけれども、前者は運があろうがなかろうが常に前へ進んでいるのに対して、後者は一歩も前に進んでない

結局両者をたがえるのは運の要素そのものではなく、運が転がり込んできていない時の過ごし方をどうするか、それに尽きるといつからか思うようになりました。

oiio.jp/ きたみりゅうじ


最後の一手の段階で幸運の女神が微笑まなかった、そのせいで目標を達成できなかった経験をした人もいるでしょう。しかしそれまでの課程で前へ前へと進もうとした人は結果以外にも得られたものがあったはずです。

その場合でも本当に失敗したと感じるでしょうか?


得たものを用いて、次回はさらに高い次元で挑戦することができるはずです。それを繰り返していけばいつかは運さえも凌駕するかもしれません。


本当にやりたいことならば運のことは考えなくてもいいと思っています。「チャンスは1回だけ、次はない」も言い訳に聞こえてしまいます。

本当に成し遂げない事ならば、私は何をしてでも次の機会を作ります

与えられるのを待つのではなく作るのです。
手段を選ばず、プライドなど投げ捨てて無様にしがみつきます。そんな自分は人から嘲笑されるかもしれません。それでも構いません。

これも覚悟があるから出来ることでしょう。




D. 思考と経験のシフト

それでは実際どのように思考と経験を繰り返すのか。
自分は2つのフェーズをただひたすら繰り返すイメージで実行しました。

  1. 思考をとことん突き詰めて、これ以上の答えは出ないと感じたら経験にシフトする

  2. 経験後は今後に活かせる学びや気付きを探り当てるため思考にシフトする


この思考と経験のサイクル、構造自体はとてもシンプルです。
壁にぶつかったと感じた時や、何かが一区切りついたと感じたならもう片方に移って取り組んでみましょう。


単純な構造ながらも「疑問や問題を解決」や「技術の習得」に対し有益な要素、これが3個目に大切な事です。




人生の目標ともなる大きな挑戦に役立つであろう3つの要素について解説しました。

でも実はもう1つ、自分の役に立ったのかもしれないという方法があります。それは人生の地図ともいえる設計図を描くことです。

いわゆる計画のようなものです。
あるとないとでは行程の難易度が変わってくるのでお勧めしたいです。

地図を作る工程を自分の経験エピソードに載せて紹介してみます。
ちなみにどれが「思考or経験」なのかに注目すると面白いかもしれません。




4. 人生の地図を描く

点は線となり、線は形となるのか

自分の人生の目標は人として当たり前な「幸せを感じる生活を送りたい」です。しかし人生の最終地点とも比喩されるこの願望は抽象的すぎて、当初はどう達成していいか想像がつきませんでした。


試しに"幸せ"を細かい要素に分解してみました。
幸せとは直接関係が無いと思えることでもリストアップしました。

例えば「美味しいものを食べる」とか「気に入った食器を買う」といった単純なものから、「周りの人間との関係性」や「政治形態」まで様々です。

「目標に対し前進していると想定できる中継地点」を思いつく限り用意し、それを一つ一つ実施していきました。実施後は「自分はどのように幸せを感じたのか」を解析していきました。

経験した結果、合ってると感じるならそのまま進み、違うなと思ったらその道を引き返します。それを繰り返していったのです。


"合っている"中継地点が増えていけば、点と点は線で繋げられます。
その線を多数引けば何かの形が見えてくるはずでは、と考えました。

※想像しやすくするための適当な図です


ようは自分の意志と趣向を徹底的に分析したのです。
目的地が分からないので、合ってるかもしれない方角に進んでいるか都度確かめながら少しづつ歩を進めていく方法を取ってみました。

自分が何に幸せを感じるのか、結果として見れば「なんだこんなことだったのか」と思うくらい平凡なものでした。それでも泥臭く一つ一つを試していたことを思うと誇らしいような、恥ずかしい思い出のような。

結構非効率だったなと思いますが、徹底的に調べたことでモヤモヤしなくなったという利点もありますね。

とはいえ、他の方はここまで紆余曲折する必要はないと思ってます。
もう少し簡単に点を作るイメージでいいのかもしれません。




地図は現在位置と目的地の間を埋めるもの

中継地点を仮定する際は「何をしたら自分は幸せを感じるのか」を考えました。しかしどう頭を捻っても結論が出なかったので、逆転させ「自分の人生には何が足りてないと感じるのか」で考えてみたのです。

幸せになりたいと思っていることは今は幸せではない、もしくは現状に不満があるのと同義だと考えました。


過去の経験や自分の性質を考察した結果一つの仮説が生まれました。

「理想とする環境を自分の周りに作り出せていない」です。
私はこの状況が気に食わないのかもしれない、と仮説を立てました。

そして今後はこのように確認作業を進めていきました。

  1. 現在の環境の何が不満なのかを考え

  2. 自分の理想とする環境とは何かを連想し

  3. 実際にその環境に身を置いてみたらどう感じるのかの検証


部屋の模様替えをしたり、普段使わない道を通ってみたり、好みではない本を読んでみたり、バイト先を変えたり、専門分野を変えてみたり・・・
そんな感じで色々変えてみました。

最終的に、国内で試した後は国外でも試すことにしました
カナダに住んだ時は直観で「ここではない」と思い、その前に旅行で行ったフィンランドでは「ここかもしれない」の感情を発見をしたのです。


異なるデータが取れたのは大きな前進です。
早速何故なのかを考察してみました。


カナダのトロントに滞在した時は消費社会は自分には合わないと感じました。アメリカから影響を受けてるせいなのか、カナダの都市部ではその価値観が強くみられます。最近は日本でもその傾向がありますね。

お金や物、地位やステータスに執着している人が多い社会だなと感じるのは自分にとって快適とは言い難いです。物や情報が多いことから視覚情報が多くなるだけでなく、人の欲が全面に出る環境では気疲れてしまいます。



一方フィンランドはフィンランド人の静寂さと自身の内なる静けさがうまく嚙み合っていることが印象的でした。とにかく静かにいられることです。

静か=無音というわけではありません。
この静けさはフィンランドに旅行で来られた方の中には感じ取った方も多くいられるようですね。


自分にとって心地よいと感じる環境の要素が当たり前にそこに存在しているのも大きかったでしょうか。
誰かが無理矢理に作ったのではなく自然に発生したかのような環境です。

ちなみにこの心地よさは今も変わらず感じています。



そして何よりフィンランドで出会えたSの存在も大きかったのでしょう。
(普段からnoteを読んでくださっている方にはおなじみの知人Sです)

日本にいたころには出会ったことがない「自分と同じ人間」とフィンランドで初めて出会えたのです。

それのおかげで「他人と自分は考えや価値観が異なっても同じ人間」と「人間社会に属している自分」を認識できるようなりました。
フィンランドの生活で自分に大きな変化が生まれた感動です。

小難しい言葉を並べましたが、ようは仲間を見つけたわけです。
恥ずかしい話、日本にいた頃は人を人として認識していませんでした。


ここは自分が成長するために努力し、この社会に貢献してコミュニティの一員になる意義を感じる環境だと思いました。

これらの感情を元に「自分が幸せになるため」の前段階、つまり中継地点として「フィンランドに住む」の目標が生まれました。




軸を持つ

フィンランドに住んでみる経験として、夏に1ヶ月、冬に3週間ほど滞在しました。お試し期間はそれで終了とし、次は永住する前提で全て準備を整えてから渡航しました。


準備の際、この目標を達成するための課題となる点が出てきます。
お金と就職です。

幸いアルバイトの片手間に個人事業主として事業をしていたため、カナダ留学やフィンランドの渡航費用は全て自分で捻出できました。

親に援助してもらい留学をしている人も周りにはいましたが、私は自力で用意したかったのです。理由は全決定権を自分が持ちたかったから。

援助者(スポンサー)がいる場合、どうしても彼らに発言権が発生してしまいます。誰からも影響を受けない状態で渡航したかったのです。

事業と言っても従業員は自分一人、稼働時間は週10~15時間程度の小さいビジネスでした。それでも一応"経営者"なのでそれなりに計画を立てたり、様々な視点から事業を見つめる機会がありました。
この経験も海外生活に役に立てることが出来たのかもしれません

幸い自分の場合は事業が上手くいき、当時の年齢にしては多くの経験を得ることが出来ました。リスクの少ない事業ならば試してみるのもありだと思うのでおすすめです。
※この話は脱線してしまいそうなのでこれ以上は控えますね。


しかし今後フィンランドに永住の可能性を考えると、もう少し費用を確保しなければなりません。渡航費用を自力で用意したといってもリタイア生活までは到底足りませんから。

これを解決するためにはどうしたらいいかを考えたところ、フィンランドの現地企業に就職するのが最も効率的だという結論を出しました。

もちろん目標達成の手段が1つだけというのも不安だったので代替案も考えてました。

フィンランドでビジネスを始める、もしくは日本の顧客を相手に仕事をする、といった感じに何が何でもフィンランドに住み続ける方法を模索していました。
※現地就職が決まったので、代替案は結局試しませんでしたが。


達成するための手段の1つとして現地の会社に就職を挙げました。
これを実現するにはどんな対価が必要でしょうか?

可能性を上げるのに有効な対策は「現地人と同じ教育を受ける」「現地語を流暢に話す」の2つでしょうか。

いやいや、忘れてはいけない3つ目がありました。
就職するためには就職しやすい分野を専門にする」必要があります。その就職しやすい分野の中から自分の興味がある専門を選んだ、これも目標を達成するため有利に働いたと思っています。

フィンランドは小国のため日本やカナダより労働市場が小さいでしょう。
日本で需要が少ない職は、こちらの市場では絶望的かもしれません。


日本では学生が専門を選ぶ際の基準は「興味があるか」でしょう。

しかし当時の自分の目標は「興味のある分野で挑戦をする」ではなく、自分の幸せに繋がる可能性のある「フィンランドに住む」ことです。
前者は私にとって一番大切なことではありません

そもそも興味のある分野で就職して幸せになれるなら、職場で嫌がらせを受けたり、給与が低く貧困生活を送ることになっても「幸せ」なはずです。

人によるでしょうが、そうでもない事のが多いですよね。
興味があることに関わるのはモチベーションがあがるものですが、他の要素も大切だということを覚えておいてほしいです。

私はこの「自分の幸せのために何をするべきか」の軸がブレなかったため、目先のことに囚われず目標達成ができたのかもしれません。



またカナダでインターンを探す際、事前対策にどれだけ左右されるかを身をもって知ることができました。

そのためフィンランドの就職活動時は相手側が「安心して雇用できるかも」と思える語学力とフィンランドの教育背景を用意した状態で臨めました。
何を求められているのか、経験を通して知っていたからできたことです。

フィンランドの就職活動時に書類を送ったのは2社だけでした。
でも2社とも面接の連絡が来たのは嬉しかったですね。選考を通りやすい履歴書を作れたのも経験のおかげです。経験が無かったら的外れなことを書いていたと思います。




まとめ

何か大きな目標を達成するにはこの3つが大切だとしました。

  1. 覚悟を持つこと

  2. 人は人を正しく認識できないのでその点を意識しておくこと

  3. 思考と経験を繰り返すこと

実はこの3つ、相互作用もあったりします。




覚悟は目標を達成するためのあらゆる行動を後押ししてくれます。

目を背けたくなるような現実に直面しても、辛い経験を乗り越えるのにも欠かせない存在でしょう。あなたが険しい道を進むために必要な燃料です。
目標を達成するためには不可欠です。




認識が正しいかどうかを意識しておくのは「内部監査」と「外部からの保護」の目的があります。

覚悟を無謀に変えていないか、思考と経験が不完全なバランスで機能してないか、目標に向かってきちんと努力できているか、偏見で自分の行動の幅を狭めていないか、これらを見極めるのは大切です。


また外部の"攻撃"から守る役目も果たしてくれます。
相手の心理状態を知ることで意図を読み取り、厄介な意見であっても冷静に対応したり、悪意を躱すことができるようになるでしょう。

心無い言葉や相手のエゴであなたの夢や目標を諦める必要はありません。




思考と経験を繰り返すのは「問題や疑問を解決する」のと「自身の能力や技能を高める」のに非常に効果的です。
また覚悟を作り出すきっかけとなったり、認識を意識するために必要な知識も増えるでしょう。

覚悟のような強い意志がない、自分は何をしたいのかまだ分からない人はまずこの要素を育てることから始めてみましょう。




そしてこの3つの要素を利用して計画という名の地図を書いてみます。
地図は目的地までの道のりが険しいならば大きな助けとなります。

目的地が分からなければ仮の中継地点に寄ってみます。
もちろん一つ一つの工程をこなす際には「3つの要素」を忘れずに。


「向かっている方向を間違えているかもしれない」

そうなっても焦らずに状況を把握するようにしましょう。もし方向が違うと判断できたなら道を引き返すのも賢明な判断です。

「今までの頑張りを無に帰すのが惜しいから」と戻る判断が鈍るようでは本末転倒です。思考と経験を繰り返し、険しい道を歩き続けたのなら体力や知識、そして判断力が伸びているはずです。
後戻りをしてもあなた自身が退化するわけではありません



受験、転職、起業、移住・・・
人生には様々な夢や目標、挑戦に遭遇する機会があります。

私はこのような手法で海外移住を成し遂げ、毎日満ち足りた生活を送ることができています。この知恵が皆さんの挑戦への手助けになれば幸いです。