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音楽家として長く続けるのが大切か?最高の作品を作るのが大切か?

音楽家が音楽で食えないというのは不思議な話で、事務所やレーベルと契約すると通常はどれほど再生回数を増やそうと聞かれた音楽の回数を基準としてミュージシャンに入ってくるお金はほぼないに等しい。これはすごく変なことで、なんでもLiveやグッズ販売などで収入を得るらしいが、そんなもんアイドルでもあるまいしと思う。

ところが、大手と契約すると作品を作るために驚くような金額の製作費というのが出る。そこで、自分の作った曲がダイレクトに収入に跳ね返るセルフプロデュースの道を選び音楽家として長く音楽を作り続けるか、プロの手を借りて金銭的にもケチらずに最高の作品を作り上げるかという選択に悩まされることとなる。

そんなことを考えながらも出来上がったセルフプロデュース作品のMV。

監督は沖縄出身の映像作家、Salvador Tagi。リラクゼーション・ドリンク「CHILL OUT」が主催するクリエイティブ・アワード『CCA2022』の映像部門で彼は審査員賞を受賞、Tok10はミュージック部門最優秀賞を受賞したので、そのアワードをきっかけにコラボが実現。

また、アーティスティックな衣装の提供は“他者の痛みに気づく服”をブランド・コンセプトとして持つYUSUKE KIKUTA。YUSUKEとTok10は慶應SFCでゼミが同じ。

「人工的なものが自然物に侵食されていく様を表現したい」というTok10の思いを、現実と非現実が混じり合うサイケデリックな映像エフェクト、ジェンダーレスな衣装が後押し。

金銭ではない出会いと偶然のコラボレーションもやはりいいんだよな。見てみてください。

Strawllight MV


「アートで食える」モデルケースを作りたいです。サポートされるとどんな風になるのか気になるのでご協力ください!