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「生活空間」を研ぎ澄ます意欲が湧く一冊

自宅の模様替えを続けています。
スローペースではありますが、

・要不要をじっくり考え、不要を手放す
・心地良いものを新たにお迎えする

の二点を大事に「自分の部屋をとことん居心地の良い空間にしよう」キャンペーン実施中です。


先日は、ひでまるさんの著書と観葉植物の話をしました。
が、ライフスタイルに関しては、たくさんの感銘を受けた方がもう一人いらっしゃるので、今回はその方のお話。

暮らし系YouTuberの、奥平眞司さんです。

知ったきっかけは、たまたま書店で見かけた、奥平さんの一冊目の本でした。
そして個人的に、自分のペースで読める本のほうが動画よりも性に合うので、動画の視聴回数よりも読了回数のほうが圧倒的に多い私です。
(動画に関心のない層にも届くことが、本を出す意義でもあるのかな、とも思います)


現在は古民家暮らしをされているようですが…。
この本は2020年発売で、都内で一人暮らしをされていた頃の、朝昼晩のルーティーンとエッセイで構成されています。

趣味は家事だという奥平さんの「丁寧な暮らしでもなく、ミニマリストでもない」営み。
それらの積み重ねで満足度の高い日々を送る様子に、自分の機嫌を自分で取ることの重要性を思うばかり。

通読した中で特に感銘を受けたのが、持ち物に関するスタンスです。

乾電池一つ、ペン一本に至るまで、自分が持っている物を把握しています。自分の家のどこに何があるか、引き出しの中から、押入れの隅々まで、すべて頭の中に入っています。

72ページより引用

別のページで「物選びは生き方をデザインすること」とも仰っている奥平さんです。
思い入れを持って、吟味を重ねる。
そんな凛とした価値観を前にすると、背筋が伸びるのと同時に、自分の部屋にある棚やモノとも向き合いたくなる。

自室の棚を買った理由、私も説明できます。
引っ越し直後に取り急ぎ購入したものです。
熟考も信念もない「取り急ぎ」の選択。

その結果、使う中で日々感じる不便が、長く使うことによる愛着を上回っているのが本音という現在。
これを何とかしたい。
(太字にしてみました)

手放すにも手間やお金がかかることも踏まえれば、買う前の吟味がいかに大切かも分かる。
多くなくていい、気に入ったものを持ちたい。
(再度太字にしてみました)


再読して、思いきり発奮したところで。
今週末を模様替えと向き合う休日にするために、平日2日間を頑張ります。
理想は「自分の部屋で過ごす自分が好き」の境地です。

お読みいただき、ありがとうございました。
今日も良い日になりますように◎


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