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noteを書くのも「つくる」ことだと思う

先日読んだこちらの本が、面白かったのでご紹介です。

好きな書店でたまたま見かけて手に取ったんですが、今思えばnoteを書くことを通して、「普段の生活にも様々な気づきがある」という発見があったからこそ、このタイトルが響いたのかもしれません。


著者はソニーの歴代プレイステーションの開発責任者で、今作が初のご著書とのこと。創造に関するアドバイスが、個人から社内部署や会社単位でのビジネスに至るまで、様々な視点で語られています。

0.妄想することから始めよう
1.「大きな流れ」を意識して勉強しよう
2.知識やアイデアを使ってみる
3.徹底的に妄想するとつくれる

もくじのチャプターから引用

ゼロから1までの過程が妄想から始まって、最終的に妄想へと戻ってくるところも納得です。予備知識や先入観などの無いまっさらな状態の妄想と、それなりに学び知識を得てアウトプットを経た上での妄想、どちらにもそれぞれの価値がありますから。


AIに関すること、社内予算への意識、競合他社の動向の判別方法など、ビジネス書として読むのも多いにアリな内容です。
しかし、ここはあえて仕事から離れて「noteを書く個人」としての視点で読みたい。

「普段の生活にも様々な気づきがある」と書きました。
そのために大事なのは、関係のない具体的なものを自分ごとへ落とし込める、そんな発想の飛躍だと思います。
飛距離が大きいほど、自分にとって新しい気づきになる。

例えば、本書に『ルールは、守るのではなくつくる』という章があります。
私の話になりますが、それを読んで、アウトプットノートに書くテーマとして思いついたのが「サブスクサービスを始めるにはどうすればいいか」でした。
このテーマは本書を読んでいない状態では、まず思いつかなかったはずの妄想です。私にとっては完全に新しい発想でした。


もうひとつ。
『「知識」より「やってみること」のほうが数倍価値のある時代』
の章からも、noteを始めたことに対して、背中を押してもらえたような気持ちになりました。

AIの進化などもあり、知っていることよりも実際にやってみたことのほうが価値が出る時代です。
経験のほうが大きな意味があります。やって見ること、やってみて感じたことのほうがますます重要になる時代を迎えています。

『「知識」より「やってみること」のほうが数倍価値のある時代』の章より引用

これからも、書くことを通した「つくる」を続けていきたい。
そう思えたことに感謝したい一冊でした。

普通に生きているだけではまず聞けない。
そんな先達の知恵を、読むことを通して自分のペースでじっくり聴ける。
だから読書が好きです。

今日も良い日になりますように。


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