noteを書くのも「つくる」ことだと思う
先日読んだこちらの本が、面白かったのでご紹介です。
好きな書店でたまたま見かけて手に取ったんですが、今思えばnoteを書くことを通して、「普段の生活にも様々な気づきがある」という発見があったからこそ、このタイトルが響いたのかもしれません。
著者はソニーの歴代プレイステーションの開発責任者で、今作が初のご著書とのこと。創造に関するアドバイスが、個人から社内部署や会社単位でのビジネスに至るまで、様々な視点で語られています。
ゼロから1までの過程が妄想から始まって、最終的に妄想へと戻ってくるところも納得です。予備知識や先入観などの無いまっさらな状態の妄想と、それなりに学び知識を得てアウトプットを経た上での妄想、どちらにもそれぞれの価値がありますから。
AIに関すること、社内予算への意識、競合他社の動向の判別方法など、ビジネス書として読むのも多いにアリな内容です。
しかし、ここはあえて仕事から離れて「noteを書く個人」としての視点で読みたい。
「普段の生活にも様々な気づきがある」と書きました。
そのために大事なのは、関係のない具体的なものを自分ごとへ落とし込める、そんな発想の飛躍だと思います。
飛距離が大きいほど、自分にとって新しい気づきになる。
例えば、本書に『ルールは、守るのではなくつくる』という章があります。
私の話になりますが、それを読んで、アウトプットノートに書くテーマとして思いついたのが「サブスクサービスを始めるにはどうすればいいか」でした。
このテーマは本書を読んでいない状態では、まず思いつかなかったはずの妄想です。私にとっては完全に新しい発想でした。
もうひとつ。
『「知識」より「やってみること」のほうが数倍価値のある時代』の章からも、noteを始めたことに対して、背中を押してもらえたような気持ちになりました。
これからも、書くことを通した「つくる」を続けていきたい。
そう思えたことに感謝したい一冊でした。
普通に生きているだけではまず聞けない。
そんな先達の知恵を、読むことを通して自分のペースでじっくり聴ける。
だから読書が好きです。
今日も良い日になりますように。
推しの書店で本を購入します📚