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ポッドキャスト、本、映像などが好き。

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  • 固定された記事

明らかにその人自身の宣伝の目的で「スキ」をつけられるとかなり腹が立つな。そういう人に見られるために書いているわけではないのだけれど、仕方ないのか、、、。ムムム。

    • 勉強をするということが戦いになった社会で

      私たち若い世代にとって、勉強は戦いだ。 学校内のテストでよい点数を取る。模試でよい点数を取る。 テストでよりよい点数を取れる頭になれるように、自分を適応させていく。 テレビをつければ、学歴がいいと言われる人たちが知識の量を争っている。より速くたくさんの答えを導けたものが勝ち、という価値観の中で。 そこに、学ぶことへの純粋性、目的はどれだけあるのだろううか。 承認欲求を満たすツールとしての勉強。 他人と争いあって、より高い順位へ、より高い席に座れるように。 高い席に座ったも

      • 吉岡里穂さんのラジオを聴こう

         悶々とした日々を送るみんな、吉岡里穂さんのラジオを聴こう。J-WAVE。提供会社のCMがちょっとくどい。でもそれも愛嬌。とにかくいいから、聴こう。  吉岡里穂さんの喋りのバランス感覚、尋常ではない。ゲストが常に話しやすいように気を遣い、しかしだからといって自分を殺しすぎているわけでもない。いや、それともリスナーである自分が気づいていないだけで、本当の”吉岡里穂”さんはそこにはいないのかもしれない。あくまでも、"俳優・吉岡里穂"が"ラジオパーソナリティ・吉岡里穂"を演じている

        • 外見を評価し評価され続けることについて

          世には、ルッキズムといわれる風潮がはびこっている。 あくまでも私の周りをみて言うだけの話ではあるが、日本に住む多くの若者は、この外見至上主義の思想に少なからず影響を受けているように思う。 そして、この風潮はこれからもますます強まるように思う。 個人的には非常に残念で、悲しいことだ。 私ももちろん、この影響を免れているわけではない。むしろ無意識のうちにずっぽりとハマってしまっている部分が多いと思う。 ただ一方で、個人的に"良い"と思う他人の外見や行動がどうも世の中の王道と

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          この現実は夢じゃない【交換留学】

          今、外国にいる。 日本で大学3年生を終えて、1年間の交換留学をはじめた。 勢いだった。 もともと、視野の広い海外志向とか、明確な目標とか、立派な夢とか、そんなたいそうなものがあるわけではなかった。 むしろ、私の日本でのこれまでの大学生活は、“大学生らしい”華やかなものではなかった。 コロナのこともあり、家にとじ込もって画面と向き合っているだけの時間が多かった。 せっかく登校できるようになっても、馴染んでない教室の中で何だか気後れし、隅に座っていた。 結局は、違う大学に

          この現実は夢じゃない【交換留学】

          SNSを見て虚しくなるなんて

          バカバカしいとは思いつつも、最近、自分がそんな人間になってしまっているのだった。 時間が出来ればインスタグラムをひらいている。 友だちがどこかに行って誰かと遊んでいるのを見る。 それを見て、楽しそうだなぁ、羨ましいなぁ、なんて小さな憧れと尊敬の詰まった気持ちが込み上げてくる。 さらに自分の心を覗き込むと、 それは憧れと尊敬なんて綺麗な感情ではなくて、 なぜ自分がその子みたいになれないのか、なぜ自分は愉しくない日常を過ごしているのか、なぜ自分だけ恵まれていない気がするのか

          SNSを見て虚しくなるなんて

          読書好きと罪悪感

          読書が好きだ。 何かポジティブな理由があってそうというわけではなくて、小さい頃から本を読むくらいしかすることが無いみたいな時間が多くて、手っ取り早い暇つぶしの方法としてすごく重宝してきたという感じだ。 それでも小さいころから本を読み漁ってきて今も飽きていないわけだから、読書好きと名乗っていいだろう。 考えるのである。 なぜ私は読書が好きなのか。幼少期から、往々のことに対してはどうもやる気が生まれず、周囲との馴染めなさを感じることも多かった。しかし読書に関してだけは割と能動

          読書好きと罪悪感

          映画『マイ・ブロークン・マリコ』にみる人間の弱さ、その綺麗さ。

          映画『マイ・ブロークン・マリコ』をみた。 総じて、自分がとても好きだと思える映画で、今年みた邦画のベスト3のうちの1つになった(他2つは『PLAN75』と『his』)。 原作漫画は知らない状態で見たので、どこまでが漫画の再現でどこからが映画上の演出なのかは知らない。 いずれにせよ、とても印象に残る作品だったし、鑑賞後、原作漫画を読もうと思った。 自分が一番良いな、と思ったところは、この作品が人間の汚さや弱さを綺麗に描き切っているところであった。 ブラック企業で働く主人公が

          映画『マイ・ブロークン・マリコ』にみる人間の弱さ、その綺麗さ。

          アイドルの孤独を誰が救えるか

          『あなたは正しい』(チョン・ヘシン著)という本を読んでいる。 なんだか怪しい自己啓発書的なタイトルだなぁと思いつつ(失敬)手にとったが、面白い内容だった。 現場で経験を積む精神科医が著した本で、人間の孤独や共感について丁寧に記述されている。 また机上の空論的なメンタル論ではなく、多くの人間と対峙してきた著者ならではの固有の見解が展開されており、色々と考えさせられる。 まだ全編を読めていないのだが、序盤に、アイドル好きとして興味深い記述があった。 著名な芸能人が精神的な

          アイドルの孤独を誰が救えるか

          【Netflix】“THE CIRCLE”がめちゃくちゃ面白い

          他人と一度も対面せずに、SNSだけを利用して関係性を築く。 現代社会ではもはや当たり前となったこの行動を、エンタメコンテンツとして番組にしたのが、Netflixで配信中のリアリティー番組"THE CIRCLE"だ。 多様なバックグランドを持つ参加者たちは、同じマンションに滞在。 しかし、互いに会ったり顔を見ることはできない。 代わりに、"CIRCLE"と呼ばれるSNSを通じてのみ、交流することができる。 参加者たちは"CIRCLE"上で自分の理想の姿を演出し、チャットで

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          KPOPファン、Twitterをやめてみる

          Twitterやめる 最近、Twitterをやめることにしてみた。 私はここ約5年、ほとんど休みなくTwitterを使い続けてきた。 その時々に関心を持った界隈のアカウントを作成し、ときには他の人のアカウントと交流もした。 しかしこのたび、その世界から抜け出すことを決めた。 といっても自分はまだ、Twitterの全アカウントを完全に削除したわけではない。 今は、いずれ全てのTwitterアカウントを消そうと決心し、少しずつTwitterに消費する時間を減らしている最中だ

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          『消滅世界』をアイドルファンが読んで

          先日、村田沙耶香さんの『消滅世界』という本を読んだ。 私が村田さんの本を読むのは、『コンビニ人間』『生命式』に続いて3冊目。 その2冊に並んで、今回の読書体験もなかなか強烈なものだった。 特にこの『消滅世界』は否応なしに自分の存在を問われる作品であり、その意味でもインパクトが強かった。 これは語り手である「私」が小学4年生のとき、同じ学校の男子に投げかけられる言葉。 「消滅世界」では婚姻関係にある夫婦が性交をして子供を産むことがタブーとして扱

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