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KPOPファン、Twitterをやめてみる

Twitterやめる

最近、Twitterをやめることにしてみた。

私はここ約5年、ほとんど休みなくTwitterを使い続けてきた。
その時々に関心を持った界隈のアカウントを作成し、ときには他の人のアカウントと交流もした。
しかしこのたび、その世界から抜け出すことを決めた。

といっても自分はまだ、Twitterの全アカウントを完全に削除したわけではない。
今は、いずれ全てのTwitterアカウントを消そうと決心し、少しずつTwitterに消費する時間を減らしている最中だ。

今実感しているのは、Twitterに消費する時間を減らすことが自分にとって想像以上に難しいということだ。
思わずTwitterを開こうとしてしまうあの動作が、やめられない。
自分がとてもTwitterに依存していた(まだしている)ことを強く感じている。

しかしそれでも最近のTwitterを使用する頻度は、1日に1回開くか開かないかという程度に減っている。
今まではおそらく1日30回以上はTwitterを開いていただろうから、そう考えるとこれは大きな一歩だ。

そして今回、自分にとってTwitterの何が良くて何が良くなかったのか、そしてなぜTwitterをやめる決断に至ったのかを言語化して整理することにした。

自身とTwitterの関係性を見つめなおし、Twitterを完全にやめる決意をより強いものにしたい。

Twitterを利用してよかった点

タイトルにも書いた通り、私は主にKPOPファンとしてTwitterを利用してきた。
他の界隈に属することも時々はあったが、基本的にはKPOPファンとしてアカウントを作成し、同じ趣味を持つ人のアカウントと繋がることが多かった。

KPOPファンとしてTwitterを利用する中で、よかったことは主に2つある。
①情報と②つながりだ。

①情報
とにかくTwitter上ではあらゆる情報を得られやすい。
KPOPでいえば、Twitterにはアイドルの公式アカウントはもちろん、出演情報や画像・動画をまとめたファンアカウントが星の数ほどある。
日本語以外の言語のツイートも閲覧することができ(そしてそれらを翻訳するようなアカウントもあり)、もはやTwitterに存在しない情報はないのではないかというレベルである。

自ら情報を探しに行くのを面倒くさいと感じる私のような人間にとって、Twitterは最高のプラットフォームであった。

②つながり
Twitterのよかった点②は”つながり”である。
周知のとおりTwitter上では、自分と同じ趣味や興味関心を持つ他の人のアカウントと容易に繋がることができる。
フレンドリーな人が多い界隈の場合、コメントやDMで会話することもできる。
匿名ながらも共通の趣味で結びついているため、仲良くなれる確率も高い。

こうしたTwitter上のつながりにおいては、気軽かつ互いに優しくコミュニケーションを取ることができる。
わたしも複数の方と、そうした関係を築くことができた(と自分では思っている)。
Twitterを辞めることで、そのような貴重な関係性を失ってしまうことは、残念である。

Twitterが自分に合わなかった点

ここまでTwitterのよかった点を書いてきた。
それでもTwitterを辞める決断に至ったのは、Twitterが自分に合わないと感じる点が、よかった点以上に多くなってきたからである。

ここではTwitterが自分に合わなかった点を、①情報、②広告、③時間の3点にまとめて書きたい。

①情報
Twitterのよかった点として上述した通り、Twitterには十分な情報がある。
Twitter利用当初は、その情報の豊富さに純粋に感動し、何でも情報を提供してくれることに感謝すら感じていた。

しかしやがてその情報は、自分にとっては過剰であると感じられるようになった。

Twitter上では、トレンド機能やフォローしている人のツイートによって、自身が関心ある事柄以外の情報も見れてしまう。
もちろん、新しい情報が知れるという意味ではこれは良いことである。
しかしそれも行き過ぎると毒である。
またTwitter上の多くの情報は、その質が保障されていない。

Twitterを開くたびに押し寄せてくる情報の波にもまれ、私はすっかり疲れてしまった。

②広告
①情報と関連して、Twitter上にはとにかく広告が多い(特に最近そう感じるのは気のせい?)。
しかもその広告は自分とあまり関係がなく(これは設定によるのかもしれない)、目を逸らしたくなるような苦手な類の広告もある。
こうした広告を見ることが、自分にってかなりストレスになっていたと思う。
もちろんなるべく広告は見ないようにしていた。
それでも広告の内容は自分の頭に無意識的に飛び込んできてしまうため、疲労の要因としては十分だった。

③時間
Twitterはやはり、依存性が高い。
24時間365日、必ずそこに誰かがいて、常に新しい情報や流行が排出されている。
そうした空間に追いついていくためには、頻繁にTwitterを開く必要がある。

また自発的に欲しい情報や調べたいことないときでも、Twitterを覗けば有用な情報が見つかるかもしれない。
だから、いつでもあらゆる情報をチェックしなければならないのである。

私はこうした強迫観念を、Twitterにいる間に常に感じていたように思う。

しかし実際にTwitter上に流れている情報の多くは、自分にとってはほとんど何も意味がなかったりすぐ忘れる程度のものである。
そうした情報をかき集めるためにどれだけの時間を費やしたかと思うと、少し、いやかなり、恐ろしくなる。

Twitter、やっぱりやめる

以上のように現在、私にとってのTwitterはその楽しみ以上に、強い精神的負担を感じるものである。

そのため今、Twitterでの素敵な思い出に感謝しながらも、完全にTwitterを辞めることにしたのである。

ただし最初に書いた通り、私はまだ完全に全てのTwitterアカウントを削除できているわけではない。

仮にも約5年間使用してきたSNSだ。
依存状態から完全に抜け出すことは本当に難しい。

それでも今回の文章を通じて、どうして自分がTwitterを辞めたいと考えたのか再度確認することができた。

これを胸に刻み、これからも"Twittrやめ道"を歩いていきたい。


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